5月29日(火)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種】
【個別】
同社が出資する英アームは29日、モバイルコンピューティングのプラットフォームとしてスマートフォン向けに過去最高のプレミアム・ソリューションを提供する「Arm Total Computeソリューション2023(TCS23)」を発表しています。
TCS23には、新しい第5世代GPUアーキテクチャを採用した世界トップクラスのArm Immortalis GPU、次世代の人工知能(AI)向けにArmのパフォーマンスリーダーシップを発揮するArmv9ベースの新しいCPU群、そして数百万人のArm開発者向けに、よりアクセスしやすいソフトウェアを提供するための新しい機能拡張が含まれているようです。
没入感のあふれるゲームやリアルタイム3D、次世代のAIアプリケーションの実現に繋がるとのことです。
足もとでは米エヌビディアの決算を機に、生成AI向けに半導体需要が伸びるとの見方から半導体関連銘柄への買いが続いていて、同社にも英アームの業績拡大に期待した買いが入っているようです。
大阪油化工業(4124)が一時ストップ高になるまで買われ、年初来高値を更新しています。
先週の日経新聞では、経産省は2030年から国内空港で国際線に給油する燃料の1割をSAF(再生航空燃料)にすることを石油元売りに義務付けると報じられています。
また、本日の日経新聞では、ANA HD(9202)は航空機が排出するCO2を2030年度に2019年度比で実質10%以上減らす目標を設定し、航空燃料の10%以上をSAFにする計画と報じられています。
これを受けて、同社株やユーグレナ(2931)、Green Earth Institute(9212)などSAF関連に見直し買いが集まった様子です。
今後もSAF関連は折に触れて物色される可能性が高そうです。
エクサウィザーズ(4259)が急反発しています。
同社は、同社が提供している企業情報に特化した検索エンジン「exaBase 企業検索」に、「ChatGPT」を利用して有価証券報告書から重要事項を抽出し、対象企業の経営戦略を簡潔に表示するサービスを開始すると発表しています。
同サービスは、有価証券報告書から正確かつ新しい重要情報を抽出して文章化し、対象の上場企業の経営戦略を簡潔に表示することで、適切かつ迅速な意思決定を支援するというものです。
6月中にサービスを開始する予定で、業績への影響は現在精査中としています。
同社は、太陽光発電所用地の売却を決めたと発表していて、材料視されたようです。
同社は4月4日、鳥取県西伯郡に所在する太陽光発電所用地及び売電権利の取得を発表しています。
この際、発電所用地は第三者へ売却する計画とし、売却ができなかった場合は同社が太陽光発電所を建設のうえ、売却する予定だと開示していました。
本件は、2024年3月期の1Qに計上される予定で、株価は、目先、2月1日の年初来高値369円が意識される動きになりそうです。
シンプレックス・ホールディングス(4373)が大幅反発しています。
SMBC日興証券が26日付で目標株価を2900円→3100円へ引き上げていて、これが材料視されているようです。
同証券は、コンサルティングとシステム開発の両輪が株価評価を高めるだろうと指摘していて、金融ソリューションや保険ソリューションを中心とした成長領域の受注拡大や、今期下期以降の新卒稼働に伴う利益成長が確認されるにつれて株価評価も高まるとみているようです。
株価は目先、4月3日の年初来高値2,531円を目指すことになりそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は3日続伸、年初来高値を更新。
しかしながら、5日線(30918円)上は維持するも、上影のやや長い陰線で終わっています。
本日は、前述のようにソフトバンクグループ(9984)が急騰し、日経平均を85円引き上げていますが、前述の材料以外にも同社株は売り残+貸付残が買い残の約4倍ある売り長状態です。
同社株の復活は、物色の裾野が広がりつつあることを示し、グロース株物色にもつながり得る現象と思われます。
日経平均自体は、スピード調整の可能性もありますが、個別物色が進む可能性もあり、中小型株物色につながるのか注目されるところです。
【本日のトピック】
ウェルス・マネジメント(3772)
さて、本日はウェルス・マネジメント(3772)を紹介したいと思います。
同社は、不動産金融事業を行うリシェス・マネジメント株式会社、ホテル運営事業を行うワールド・ブランズ・コレクションホテルズ&リゾーツ株式会社などを傘下に持つ持株会社です。
物件獲得・投資・開発・管理・ホテル運営を一気通貫で提供できるのが、同社の強みです。
四季報を見ると、京都、箱根、ニセコ等、明らかに中国の超富裕層をターゲットにした開発をしていることが伺えます。
大株主を見ると、赤坂とか麻布とか上野とか、恐らく資産運用会社と思われる組合が並び、不動産運用で定評のあるゴールドマンも大株主に入ってきています。
業務提携している筆頭株主のサムティ(3244)の大株主である大和証券(8601)も絡んでいて、決算の数字合わせで、ちょこちょこ売っている様子が伺えます。
同社は2021年に策定した「中期経営計画2024」において5000億円規模のホテルREITを立ち上げることと、プライム市場昇格のために株価を3倍にする目標をたてています。
(中期経営計画が発表されたのが2021年の6月くらいですから、ざっくり3倍で3000円⁉)
5/11に発表した決算も、コロナ過から回復し、今期は当期純利益の過去最高益を予想しています。
5/23には、株主優待を年2回から年3回に大幅拡充することも発表しています。
同社が運営するホテルの宿泊や品物に変えることができるようです。
直近、同業のレーサム(8890)は大幅増配の発表をして、3日連続ストップ高を演じました。
同社は、今期の配当予想は、まだ出していませんが、中期経営計画の最終年度で、株価3倍をうたっているわけですから大幅増配の可能性もあるのかなと思われます。
PERも6.6倍で、株価も年初来高値にトライする動きが見られます。
インフレで地価も上昇傾向が続くでしょう。
中期で仕込んでもいいのではないでしょうか?