えのキングの投資日記

日本株投資日誌

9/28(火)

9月27日 相場概況

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日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり736/値下がり1355
騰落レシオ(25日) 146.35
空売り比率 41.1
売買代金 東証一部 3兆2582億円
     マザーズ 1169億円

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日経平均 S&P500 日経VI VIX

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業種 鉱業
空運陸運など上昇。
   海運機械倉庫・運輸など下落。

個別 アフターコロナ関連が幅広く物色され、JAL(9201)ANA(9202)空運株JR東海(9022)西武HD(9024)など鉄道株が軒並み大幅高になっています。

三越伊勢丹(3099)高島屋(8233)などの百貨店株のほか串カツ田中(3547)鳥貴族(3193)などの外食関連株も強い動きになりました。
パーソナルトレーニングを展開する247(7074)は一時ストップ高まで買われています。

9/27発売の週刊ダイヤモンド「日立財閥 最強グループの真贋」と題し特集記事が掲載された日立(6501)4%を超える上昇になり、年初来高値を更新しています。

金利の先高期待を背景に三菱UFJ(8306)三井住友(8316)みずほ(8411)メガバンク3行が買われ、上方修正増配を発表したノリタケカンパニーリミテッド(5331)が一時ストップ高になるまで急騰しています。

反面、先週末買われていた日本郵船(9101)商船三井(9104)川崎汽船(9107)海運大手3社がそろって6%を超える下落になっています。

キーエンス(6861)レーザーテック(6920)ダイキン(6367)など値嵩株の多くが売り込まれています。

環境省が土砂災害の危険性がある場所での太陽光発電施設の新設を抑制する方向で検討と伝わり、レノバ(9519)エストHD(1407)など再生エネルギー関連が売り込まれました。

月次が失望され、みずほ目標株価を3700円→4100円に引き上げたものの、成長性は織り込まれたとして投資判断を「買い」→「中立」に引き下げた神戸物産(3038)7%を超える大幅下落になっています。

ピックルス(2925)は利益見通しの上振れ発表をしたものの、原材料(野菜)の単価の下落が要因であるという内容で、野菜の単価が高騰している現状を踏まえて失望売りが殺到し9%を超える下落になっています。

新株予約権の発行が嫌気されて24日ストップ安になったグローバルウェイ(3936)は場中値つかずのストップ安比例配分になっています。

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日経平均 日足 

日経平均は小幅反落!
GS
今後12か月のTOPIXの予想2300ポイント(従来2175ポイント)、今年末については2225ポイントとのレポートを出した影響か、前場こそ外人と思われる買いで大幅上昇になったものの、次第に値を消し、上ヒゲの陰線で終了しています。

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昨日のブログでも述べましたが、上記の通り、28日29日には、年金を中心とした配当の再投資TOPIXで6000億円強 日経平均で1000億円強入ってくる予定です。
また、29日には自民党の総裁選の結果も出ますので、相場の乱高下の材料になりうります。
そして、30日には日経平均の入れ替えで、日経平均に約5000億円の売りがでる予定です。
かなり、ボラタイルな動きになることも想定され、上値のメド9/14高値の30795円1990年6/26安値の31086円あたりが想定され、下値のメド6/15高値の29480円25日線(29196円)あたりが想定されます。

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さて、本日は上記、海運大手3社が、寄り付きこそ買われ年初来高値を更新したものの、その後売り込まれ、3社とも6%を超える下落に沈んでいます。
昨日のブログに書いたように、上方修正を当て込んだ失望売りが出た可能性もありますし、海運株を保有していなかったサンプリング型のインデックスファンド(225銘柄すべてを保有することなく、日経平均に連動するよう構成しているファンド)の海運株の組み入れが終了し、ファンドの買いが入らなかったための失望売りが出たという観測もあるようです。
また、違う見方では、中国の不動産鈍化は中国の経済自体を鈍化させ、しいては、いずれ海運にも影響がでるという見方から利益確定売りがでたと見る向きもあります。

いずれにしても、海運株のファンダメンタルが、すぐさま悪いことが起こったわけでもなく、バリュエーションから考えれば一過性ともおもわれますが、本日のような動きは、いままでになかった動きと思われ、物色の流れが変わった可能性もあるのではないかと感じています。

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そして、海運株ほど派手さはないものの、銀行株の息の長い上昇相場が始まったのではないかと感じています。

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FOMCを受けた米国長期金利上昇が、背中を押していることは間違いありませんが、実は日本の長期金利も、わずかながら上昇してきています。
9/24に発表になったCPI(消費者物価指数も13か月ぶりにプラスに転じています。
10年国債の利回りは6ベーシスほどですが、8年になるとマイナスになります。
けっこうな傾きのイールドカーブになっていて、長期金利の上昇は、銀行にとって、ほとんどリスクなしで利益を上げることのできる源泉になります。

三菱UFJ(8306)PER10.21倍 PBR0.52倍 配当利回り3.99%
三井住友(8316)PER9.4倍 PBR0.48倍 配当利回り4.86%
みずほ(8411)PER8.21倍 PBR0.45倍 配当利回り4.54%
です。
長期保有でおもしろいのではないでしょうか?