えのキングの投資日記

日本株投資日誌

9/2(木)

9月1日 相場概況

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東証一部の騰落銘柄数は値上がり1548/値下がり532
騰落レシオ 99.29
売買代金 東証一部 2兆7721億円
     マザーズ 1688億円

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日経平均 S&P500 日経VI VIX

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日経平均大幅高なのに、日経VIは上昇しています。
基調転換の兆しなのかはわかりませんが、注視すべきと思います。

業種 パルプ・紙空運証券・商品先物など強い上昇
   海運鉄鋼陸運の3業種のみ下落

個別 太陽誘電(6976)村田製作所(6981)などハイテク株の一角が強い上昇になり、株高基調を受けて大和証券G(8601)野村証券(8604)など証券株が強い動きになっています。

長期金利上昇を受け、三菱UFJ(8306)三井住友(8316)など銀行株も物色され、8月半ばからキャシーウッド率いるアーク・インベスト・マネジメントが、ほぼ毎日組み入れていると伝わったコマツ(6301)が大幅高になっています。

上方修正増配を発表したミライアル(4238)自社株取得を発表したSMK(6798)が急伸し、介護施設を運用するブルーケアを買収することを発表したリビングプラットフォーム(7091)ストップ高まで買われています。

反面、海運大手川崎汽船(9107)商船三井(9104)日本郵船(9101)がそろって反落していて、日本製鉄(5401)JFEHD(5411)など鉄鋼株も売り込まれています。

上場来高値を更新したレーザーテック(6920)も買いが続かずマイナス転換しており、減益決算が強い失望を呼んだラクーン(3031)ストップ安まで売り込まれました。

その他、株主優待の休止を発表した海帆(3133)消費者庁から行政処分を受けたことを公表したアクアライン(6173)ストップ安に沈んでいます。

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日経平均 日足 MACD

日経平均は3日続伸!
前日高値(28158円)から窓を開けて上昇し、ほぼ高値引けとなる中陽線を形成しています。

上値抵抗線となると思われていた200日線(28281円)75日線(28292円)をあっさり上抜き、8/12高値(28279円)を超えてきています。

3月より続いていた、上値切り下げ下値切り下げのパターンが崩れてきており、上昇トレンド入りを示唆しています。

日経平均が上昇してくれば、個人の保有率の高い日経レバ(1579)が回転し、小型株に循環するなど好循環が期待できます。

アムロGS先物を売り越してきているのと、日経VIが上昇しているのは気がかりですが、基本は押し目買いを狙うターンになってきていると思われます。

急激な日経平均の上昇にブレーキがかかるとすれば、今週にも発表されると言われている日経平均の入れ替えかもしれません。

以前のブログでも書きましたが、今回組み入れ候補には、任天堂キーエンスOLCファナックなど値嵩株があげられていて、除外候補にはスカパー東洋製缶東邦亜鉛などがあげられています。
ルール改正のため、複数銘柄が入れ替えられる可能性もありますが、除外銘柄の売却では組み入れ銘柄の買い付けに資金が足らなくなります
したがって、他の銘柄も売らざるを得なくなるため、指数全般も下落する可能性があるようです。

日経平均の入れ替えがいつ発表になるのかも注意しておいたほうがいいと思います。

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さて、本日も昨日に続き、1Q決算から読み取る銘柄選別の仕方について考察します。

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コカ・コーラジャパン(2579)の業績動向

上記はコカ・コーラジャパン(2579)の業績動向です。
売上高10%以上増えており販売数量15%増えているのに赤字が継続していく見込みであることがわかります。

この要因としては、スーパーやドラッグストアでの2リットルのコーラは売れているので売上は上がっているのですが、往々にして安売りされているため利益率が少ないようです。
観光地などで消費される、利益率の高い缶コーラなどが売れないため、上記のような結果になったことが推察されます。

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株価も決算発表の次の日から窓を開けて下落しており、苦戦しています。

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サントリーインターナショナル(2587)の営業利益

それに対して、同じ飲料を販売している会社でも好成績を残している会社もあります。
上記はサントリーインターナショナル(2587)の営業利益ですが、4~6月期は約2.5倍増の405億円を記録しています。

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これは、インターナショナルの社名通り、海外でも販売しているからです。
上記の地域別売上高をみると、日本はマイナスになっているのに対し、海外での売上が伸びていることがわかります。

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株価も好調に推移していることがわかります。

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すなわち、国内だけでなく、海外展開をしている会社を選ぶこと。
特に、消費財メーカーは、日本はデフレで販売価格が上がりにくいのに対し、海外はインフレ傾向で価格上昇しやすい傾向があります。
コロナ過でその傾向は、より鮮明になっており、覚えておいたほうがよさそうです。