8月23日 相場概況
東証一部の騰落銘柄数は値上がり1939/値下がり202
騰落レシオ(25日) 82.46
売買代金 東証一部 2兆3103億円
マザーズ 1150億円
日経VI 19.56 -1.95(-9.07%)
VIX 18.87 -2.80(-12.92%)8/23 16:39現在
業種 海運、輸送用機器、電気機器などが大幅上昇。
鉱業の1業種のみ下落
個別 バルチック海運指数の大幅上昇とMSMUFGが日本郵船(9101)の目標株価8400円→10400円、商船三井(9104)を、9100円→11300円に引き上げたことから海運大手が軒並み大幅反発しています。
減産発表で先週急落したトヨタ(7203)やデンソー(6902)が減産の影響は一時的との観測から大幅高になっています。
好業績のダイキン(6367)やリクルートHD(6098)が3%を超える上昇になり、大和証券が投資判断「3」→「2」 目標株価55000円→66000円に引き上げたキーエンス(6861)が上場来高値を更新しています。
酸素ステーション関連銘柄として東邦アセチレン(4093)がストップ高まで買われ、マネーフォワード(3994)が上場来高値を更新しています。
また、以前このブログでも紹介した古河電池(6937)が謎?の急騰をしています。
反面、ソフトバンクG(9984)が逆行安になり、立会外分売実施を発表した橋本総業HD(7570)が需給悪化懸念で15%近い下落になっています。
富士急ハイランドの「ド・ドンパ」の運休が悪材料視された富士急行(9010)が反落し、直近好調な動きになっていたクスリのアオキ(3549)が利益確定売りに押されています。
日経平均は大幅反発!
前日陰線を打ち返す陽線を形成し、5日線(27359円)を上抜いてきています。
しかしながら、強い上昇の割には売買代金が少なく、いまのところはショートカバー(買戻し)の域は超えていないように感じます。
当面は25日線(27686円)をキャッチアップできるかが焦点になり、仮に反落しても、下値切り上げの動きを形成できるかがカギになりそうです。
横浜市長選は菅首相が推薦していた小此木氏が惨敗になり衆議院総選挙の日程も流動的になってきています。
有権者は、元医学部教授の山中氏を選んでおり、IR誘致やGO TO トラベルのような小手先の経済対策ではなく「コロナ沈静化」のための抜本的な対策を求めていることがはっきりしました。
政権与党については、国民の声にこたえる政策をしっかり構築してもらいたいと心から思います。
さて、今年も日経平均の定期銘柄入れ替えの時期がちかづいてきています。
上記の通り、日経平均は9月初旬に入れ替え銘柄を発表し、10月第一営業日に入れ替えを実施します。
毎年、この時期になると証券会社が採用銘柄と除外銘柄の予想を出しますが、上記の通り、採用銘柄としては任天堂(7974)、キーエンス(6861)、ZOZO(3092)、OLC(4661)、オリックス(8591)などがあげられているようです。
上記のとおり、今回の入れ替えからルールが変わり、みなし額面ではなく株価換算係数で調整することになります。
株価換算係数は組み入れ時のウエートが1%以下になるように設定します。
したがって、従来なら指数変動にかたよりが出やすい値がさ株は避けられる傾向があったのですが、今回のルール改正で、任天堂のような値がさ株も候補になりやすくなったようです。
もちろん、この採用を狙って事前に買い付けていくという方法もありますが、もし採用されなかった場合は失望売りを浴びる可能性もあります。
したがって、より慎重にいきたい人は、上記のように、採用発表されて上昇した後の利益確定売りがでたところで買い。
短期で考える人は入れ替え日の前日にパッシブファンドが組み入れる傾向がありますので、その買いに売りをぶつけようという動きがでる3~4営業日前に売っておくという方法が有効になりそうです。
もちろん、このパターンがいつでも当てはまるかはわかりませんが、今回は比較的業績がいい銘柄が押し目で採用になる可能性もありますのでマークしておいてもいいと思います。
また、除外の可能性がある銘柄は売却助言しておくのも忘れてはならないと思います。