3月3日(木) 相場概況
東証一部の騰落銘柄数は値上がり1424/値下がり667
騰落レシオ(25日) 105.14%
空売り比率 43.2%
売買代金 東証一部 2兆7561億円
マザーズ 1818億円
業種
個別
海運株が人気化し、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の大手3社はそろって4%以上の大幅高になり、明治海運(9115)や飯野海運(9119)などの中堅海運も急騰しています。
原油高を背景にINPEX(1605)の上値追いが継続し、コスモエネルギー(5021)や出光興産(5019)も大幅続伸しています。
石炭価格も上昇が続く見通しが強まり、三井松島ホールディングス(1518)や住石ホールディングス(1514)が急騰しています。
直近 ロシア関連として売られていた三井物産(8031)に強い買いがはいり、伊藤忠(8001)や丸紅(8002)など5大商社が大幅高になっています。
米長期金利が大きく上昇したことを受けて、三菱UFJ(8306)や三井住友(8316)など銀行株が大幅高になっています。
三菱UFJMSが「Neutral」→「Over weight」、目標株価を5800円→6400円に引き上げたエムスリー(2413)が買われ、株式分割を発表したCIJ(4826)が急伸しています。
反面、ソフトバンクG(9984)が逆行安になり、月次がさえなかったファーストリテイリング(9983)も売られています。
ファナック(6954)や信越化学(4063)など値がさ株の一角が弱く、メルカリ(4385)やフリー(4478)などマザーズの主力株も大幅安になっています。
MSMUFGが「Over」→「Equal」 目標株価を7300円→6500円に引き下げたスクウェア・エニックス(9684)が売り込まれ、大和証券が「1」→「2」 目標株価を4560円→4260円に引き下げた平和不動産(8803)も急落しています。
サイバーセキュリティクラウド(4493)は大幅高からスタートするも急落し、直近上場のBeeX(4270)も一時ストップ安になるまで売られています。
ヤフーとの業務提携見直しを発表したSREHD(2980)はストップ安に沈んでいます。
日経平均は反発!
ギャップアップスタートになるも、前日に形成したマドを埋めきれず、上値の重さが意識される動きになりました。
5日線(26563円)は上向きに転じ、5日線上を回復はしているものの、下降する25日線(26956円)を上回る動きがないと、上値切り下げの下落トレンドが継続することになります。
日経平均が▲645円になった2/21-25の週 海外投資家は▲3085億円(現物▲2678億円+先物407億円)の売り越しになりました。
前週は、売り越し額が大きく減少していただけに、再度、売り越し額が増加してきたことには警戒が必要と思います。
原油の上昇が止まりません!
リーマンショック後の最高値を更新しています。
ロシア制裁による思惑買いと思われますので、そろそろ、下落してもいいころとは思いますが・・・
もはや、ため息しか出ません。
昨日、パウエル議長は3月FOMCにおいて、利上げの方針を表明しました。
米株は、とりあえずイベント通過とみなして上昇しましたが・・・
昨日、長期国債利回りが、反転上昇しています。
日本もマザーズ指数は逆行安になりました。
再び、金利上昇を迎えるうえで、今晩以降のナスダックがどのように推移するのか注意が必要です。
さて、上記はロシア株市場の時価総額割合です。
「原油・ガス・石炭」分野が52% 「金属・鉱業」分野が23%の割合を占めています。
これらの企業と取引が困難になるのですから、日本でも、石油・石炭製品株や非鉄株が物色されるのは当然です。
思惑で買われていますので、値動きが荒っぽい動きになっていますが、戦争が長引くのであれば、今後も、折りに触れて買われる業種なのかもしれません。
ただ、この分野は、すでに、かなり買われています。
デイトレーダーでもなければ、今の相場で高値買いするのは勇気がいると思いますし、あまりおすすめできません。(別子はまだいくような気もしますが・・・)
そこで、「産業廃棄物関連」を狙ってみるのも一考と思います。
いずれも、昨年の高値から半値近くになり、底固めしています。
低PER 低PBR 高ROE 高配当銘柄です。
参考にしてみてください。