えのキングの投資日記

日本株投資日誌

6/7(火) 明日の賃金統計に注意!

6月6日(月)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1030/値下がり銘柄713
騰落レシオ(25日) 107.85%
空売り比率 41.4%
売買代金 東証プライム 2兆3223億円
     東証スタンダード 803億円
     東証グロース 947億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

日経平均は上昇していますが、日経VIも上昇しています。

 

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】
「GO TO トラベル」再開に関する報道を材料に、エアトリ(6191)オープンドア(3926)HANATURE JAPAN(6561)JAL(9201)ANA(9202)旅工房(6548)などリオープニング銘柄が軒並み高騰しています。

骨太の方針防衛費増額が明記されると伝わったことから、上記防衛関連が急伸しています。

大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)


大和証券投資判断「3」→「1」 目標株価790円→3300円に引き上げた大阪チタニウム(5726)が大幅高になり、年初来高値を更新しています。

東邦チタニウム(5727)年初来高値を更新していますが、大和証券は大阪チタニウムのほうがスポンジチタン生産能力が高いとして、東邦チタニウム投資判断の格上げを「3」→「2」に留めています。

鹿児島県から医療情報システムの大口受注が決定したと発表したソフトマックス(3671)ストップ高比例配分になり、スマートフォン向けゲーム開発会社「モンスト」も手掛けたことのある「でらゲー社」を子会社化することを発表したケイブ(3760)ストップ高比例配分になっています。

決算増配が好感されたアインHD(9627)11%を超える高騰になり、同じく決算自社株買いが好感された日本駐車場開発(2353)10%近い上昇になっています。

反面、富士通(6702)電通グループ(4324)ソニーG(6758)などグロース株の一角が軟調になっています。

クスリのアオキ(3549)月次を受けて下落し、ツルハHD(3391)コスモス薬品(3349)スギHD(7649)などドラッグストア関連が総じて売られています。

決算が失望を呼んだゼネラルパッカー(6267)が急落し、5月月次がさえなかったTOKYO BASE(3415)も大幅安になっています。

www.nikkei.com証取委が強制捜査にはいり、元役員が辞職することを発表したIRジャパンHD(6035)ストップ安まで売り込まれています。

 

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は続伸!

ギャップダウンからスタートするも、5日線(27565円)近辺では下げ止まり、プラス転換。
ザラバで、一時200日線(27940円)を捉えるも、引け値では、やや押し戻される形で終わっています。

日経平均と25日線乖離率

引き続き、米株と比べて、相対的に強い動きを見せる日経平均ですが、本日、株価が上昇していても、日経VIも上昇していること。

現物の売買代金が2兆3000億程度の低水準であることから、今週のメジャーSQに向けたポジション形成の上昇と考えたほうがいいと思います。

上記は日経平均25日線乖離率ですが、100%を超えたあたりから、反落すると、少し深めの下落になっていることがわかります。

調整のきっかけは、FOMCなのかCPIなのか円高なのかわかりませんが、メジャーSQ明けあたりから、いったん下落になることも想定しておいたほうがいいと思います。

【本日のトピック】

NYダウと日経平均

さて、少しづつ、米株離れしてきている日本株ですが、この要因の大きな要素としては為替があると思われます。

米ドル/円

一時、125円台まで円高になるも、米国の金利上昇もあり、再び130円を超えてきています。
為替の円安は、日経平均EPSの引き上げにつながりますので、日本株の買い要因になります。

今週の日本の経済指標で重要なのは、明日の4月勤労統計調査の中で発表になる賃金統計です。

明日の名目賃金の上昇が顕著であり、日本のインフレの進捗が著しいということになれば、日銀の金融緩和政策にも、微妙な変化が出てくるかもしれません。

jp.reuters.com

黒田総裁は、来年度以降の賃上げを焦点に「揺るぎない姿勢で金融緩和を継続していく」と講演していますので、金融緩和姿勢に変わりはないと思いますが、明日の賃金統計の数字いかんでは、為替の円安の流れに歯止めがかかる可能性も否定できません。

前述のとおり、テクニカル指標の一部には、過熱感を示すものも出ていますので、なにかをきっかけに、いったん調整することもあると思います。

しかしながら、為替の円安傾向に変化がないのであれば、調整局面は絶好の買い場になると思います。