7月7日(木)
【相場概況】
東証プライムの値上がり銘柄1380/値下がり銘柄404
騰落レシオ(25日) 97.10%
空売り比率 45.0%
売買代金 東証プライム 2兆9922億円
東証スタンダード 885億円
東証グロース 1034億円
【恐怖指数】
恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)
【業種】
【個別】
SOX指数上昇を受けて、東京エレクトロン(8035)やレーザーテック(6920)、アドバンテスト(6857)など半導体関連がしっかりの動きになっています。
1Qの経常が前年同期比16.3%増の16.5億円に伸び、通期計画の進捗率60.3%に達したわらべや日洋HD(2918)がストップ高まで買われています。
1Qの営業益が12%増になり、コンセンサスを上回ったイオン(8267)が11%近い上昇になり、東海東京証券が投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を1870円にしたマニー(7730)が大幅高になっています。
EV充電サービス事業を手掛けるシンガポールの「CHARGE+」へ出資すると発表したブイキューブ(3681)が年初来高値を更新しています。
反面、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の海運株が続落になり、大阪チタニウム(5726)や住友鉱山(5713)、DOWA(5714)など市況関連が逆行安になっています。
小型グロース株は、一転売り込まれるものが多く、フリー(4478)やJTOWER(4485)、AppierGroup(4180)などが大幅安になっています。
新型コロナ感染拡大で、旅行支援策の「県民割」の全国拡大が延期になる見通しとなり、アドベンチャー(6030)やHanatour Japan(6561)など旅行関連、ロイヤルホールディングス(8179)やサイゼリヤ(7581)など外食関連が売り込まれています。
ゲーム開発費用のため、新株予約権を発行し51億円の資金調達をすることを発表したKLab(3656)が9%近い下落に沈んでいます。
【テクニカル分析】
日経平均は大幅反発!
5日線(26222円)を奪還し、三角持合い上放れを期待させる陽線になっています。
明日はETFの換金売りとオプションSQが重なる、需給面での特殊な日になります。
機関投資家は、ある程度ヘッジポジションを取っていると思いますが、ETFの売りを吸収することが出来れば、SQ後も意外高になる可能性もあり得ると思います。
上向き転換した5日線を下値に25日線(26772円)を捉える動きになれるかが注目になります。
【本日のトピック】
さて、本日、日経平均は昼から騰勢を強めましたが、きっかけは上記サムスンの決算と言われています。
2Qの営業利益は、ここ2年で最低の伸びになり、予想を下回りましたが、売上が予想を上回る伸びになったことが好感され、サムスンの株価は一時3.2%の上昇になったようです。
昨日、6月FOMCの議事要旨が発表になりました。
内容に大きなサプライズはありませんでしたが、金利は上昇に転じ、2年国債利回りが10年国債利回りを上回る逆イールド現象がおこっています。
逆イールド現象は、リセッションを予見させるシグナルと言われます。
しかしながら、昨日米株は反発しています。
6/30に、市場予想を下回る決算で売り込まれたマイクロンの株価も戻す動きになっています。
今後も、決算までは、リセッション懸念とインフレ沈静化による早期の利下げ(金利低下)との綱引き相場が続くと思います。
これから、決算発表を迎える米株は、株価水準によっては、決算悪で下落する銘柄もでてくるでしょう。
しかしながら、サムスンやマイクロンのように、早期に織り込みという動きが見られるのであれば、決算後の売り込まれたところは買いになるのかもしれません。