11月2日(火) 相場概況
東証一部の騰落銘柄数は値上がり538/値下がり1585
騰落レシオ 82.79%
空売り比率 41.0%
売買代金 東証一部 2兆7777億円
マザーズ 1763億円
業種 空運、海運、繊維など上昇。
保険、証券・商品先物、非鉄金属など下落。
個別 上方修正と増配を発表したTDK(6762)が9%近い上昇になり、同じく上方修正を発表した京セラ(6971)や丸紅(8002)も大幅高になっています。
政府がビジネス目的の入国者に対し、待機期間を原則3日間に短縮することが伝わり、岸田首相も、GOTOトラベル再開について言及したため、HIS(9603)やKNTCT(9726)、エアトリ(6191)、アドベンチャー(6030)など旅行関連に強い買いが見られました。
リベロ(9245)が物流サービスを手掛けるsoucoと業務提携を発表し急伸。アスタリスク(6522)も新高値を更新しました。
デジタリフト(9244)もストップ高まで買われるなど直近IPOに強い動きが見られています。
上方修正と増配、自社株買いを発表したデクセリアルズ(4980)がストップ高になり、でらゲーと資本提携および第三者割当で6億円の調達をすることを発表したケイブ(3760)が値つかずのストップ高比例配分まで買われています。
昨日は実に16銘柄ものストップ高がありましたが、INC(7078)の6連続ストップ高、シーズメン(3083)4連続ストップ高、シャノン(3976)2連続ストップ高、シャルレ(9885)2連続ストップ高、ドリコム(3793)狼ばばあの煽り銘柄、クックビズ(6558)GWのカカムーチョ煽り銘柄などなど怪しい銘柄が多数出てきています。
反面、任天堂(7974)や村田製作所(6981)、レーザーテック(6920)など主力グロース株が売り込まれ、前日決算で売り込まれたKDDI(9433)も続落しています。
T&D(8795)やMS&AD(8725)など保険株が軒並み売り込まれ、大和証券(8601)やSBI(8473)など証券株の多くも下落しています。
決算を材料に、協和キリン(4151)や日立造船(7004)、丸和運輸機関(9090)などが急落しています。
公正取引委員会が、地方自治体向けウェブサイト管理システム受注において競合他社の参入を退けたとして、独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査をしたと報じられたスマートバリュー(9417)が急落しています。
日経平均は反落!
ローソク足は「陽の陽はらみ」を形成しています。
天井圏で出現すると、いったんの調整入りを示唆していて、今晩のFOMCの状況いかんでは、マド埋めとなる200日線(28861円)や25日線(28739円)あたりまでの調整はあり得ると思います。
今回のFOMCではテーパリングが決まるとの予想が多く、マーケットもそれ自体は織り込んでいると思います。
ただ、インフレに対する判断が修正される可能性があり、利上げの時期が早まる可能性もあります。
マーケットがネガティブとして認識した場合は、VIX指数が16.03まで低下しているだけに、想定外の株安もあり得ることは頭にいれておいたほうがいいと思います。
さて、本日はコムチュア(3844)を紹介します。
クラウドが主力の独立系SIです。
創業より、一度も赤字がなく、17期連続増配の優良企業です。
自己資本比率も76.1%で財務も優良です。
会社は成長の秘訣として、常にお客様の「ささやき」に気を配り、新しい技術でお客様の期待をカタチにして提案すると社風でイノベーションに対応してきたという自負があるようです。
ここ、数年はAI技師育成で年間100人の採用を続けてきています。
IT業界も、今後はアプリ開発などのローコード(圧倒的に少ないプログラムコードでアプリケーションが開発できること。例えば、誰でも自社アプリが作成できるヤプリなどをイメージしてもらえばわかりやすいかも)が主体になってきています。
ローコードに必要なのは、更に高度なAI技師です。
今後AI技師は50万人以上不足すると言われていて、コムチュアは、今やAI分野ではかなり有力な会社に成長しています。
業績もこの一年、停滞期はあったものの、再び高成長期に復活する兆しが見えてきています。
AI技術を持つ会社はそのうち、大手自動車会社や通信会社から奪い合いになると思われます。
四半期ごとに配当があり、300株以上の保有で、年2回のQUOカードももらえます。
財務が健全で高収益高成長の会社です。中長期で保有するのは面白いのではないでしょうか?