えのキングの投資日記

日本株投資日誌

4/14(木)CPIは出たけれど・・・

4月13日(水)

【相場概況】

f:id:ENOKINGkun:20220413171401p:plain

f:id:ENOKINGkun:20220413171438p:plain

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄数1516/値下がり銘柄数279
騰落レシオ(25日) 114.67%
空売り比率 41.9%
売買代金 東証プライム 2兆8239億円
     東証スタンダード 596億円
     東証グロース 1452億円

恐怖指数

f:id:ENOKINGkun:20220413172216p:plain

日経平均 S&P500 日経VI VIX

f:id:ENOKINGkun:20220413172333p:plain


【業種】

f:id:ENOKINGkun:20220413172441p:plain


【個別】
グロース株優位の流れで、レーザーテック(6920)東京エレクトロン(8035)三井ハイテック(6966)ダイキン(6367)など値がさハイテク株が大幅高になっています。

市況関連にも強い買いが入り、INPEX(1605)が大幅上昇になり、日本郵船(9101)商船三井(9104)川崎汽船(9107)海運大手も、そろって4%を超える上昇になっています。

マザーズ指数4%を超える上昇になる中、東証グロースの主力株にも強い買いが入り、フリー(4478)プレイド(4165)メドレー(4480)などが2ケタを超える上昇になっています。

成城石井」の上場観測が伝わったローソン(2651)12%近い上昇になり、今期営業益を380億円との見通しを発表し、大和証券目標株価6800円→7000円に引き上げた東宝(9602)9%近い上昇になっています。

上方修正を発表したイーガーディアン(6050)日置電機(6866)ストップ高まで買われ、カカムーチョ関連ピアズ(7066)イーフロンティア株の取得を材料にストップ高になっています。

反面、コロナ治療薬について、動物実験胎児異常のリスクがあると伝わった塩野義製薬(4507)11%を超える下落になっています。

金利低下を受けて、三菱UFJ(8306)三井住友(8316)など銀行株が総じて売られています。

MSMUFG目標株価770円→750円に引き下げた大和証券G(8601)6%近い下落になり、同じく、MSMUFG目標株価600円→570円に引き下げた野村HD(8604)3%近い下落になっています。

海外でのファイナンスが嫌気されたパーク24(4666)が大幅安になり、下方修正を発表したNPC(6255)14%を超える下落になっています。

その他、決算を材料にイズミ(8273)ナルミヤ(9275)竹内製作所(6432)などが急落しています。

テクニカル分析

f:id:ENOKINGkun:20220413183217p:plain

日経平均は大幅反発!

7日ぶりの陽線になり、昨日形成したマド埋めも達成しています。

短期線の5日線(26774円)を上抜けすることにはなりましたが、上昇トレンド回帰の第一関門である25日線(26938円)突破には至っていません。

同水準には、週足13週線(26968円)がはしっていて、今週これらを突破できるかが要注目になると思います。

【本日のトピック】

f:id:ENOKINGkun:20220413184930p:plain

f:id:ENOKINGkun:20220413185019p:plain

さて、ご存じの通り3月のCPI(消費者物価指数は前年同月比8.5%の上昇ということになり、約40年ぶりの急激なインフレになっています。

f:id:ENOKINGkun:20220413185750p:plain

昨日、CPI発表直後は、米株も買われ、米債券市場も、短期の金利の下落率が長期の金利の下落率より高いブル・スティープニング現象が起こっています。

恐らく需給からくる動きと思われますが、CPIがおおむね予想の範囲内であったことから、短期債中心に買戻しが入り、ある意味異常な状態である逆イールードが解消されたということだと思います。

f:id:ENOKINGkun:20220413200951p:plain

f:id:ENOKINGkun:20220413201113p:plain

f:id:ENOKINGkun:20220413201302p:plain

ところが、昨日のCPIを翻訳してみると、決して手放しでいいと言えるものではありません。

国民の日常生活に直結する食品エネルギー家賃の物価は2ケタ以上の上昇になっていて、中古車・トラック通信がマイナスになっていることがわかります。

これでは、中間選挙に向けてインフレを退治したいバイデンの支持率につながることはありませんので、ホワイトハウスは、これからもFRBにプレッシャーをかけ続けるでしょう。

CPI発表直後は、数字に反応したアルゴが株を上昇させたのでしょうが、次第に下落していったのは中身が精査されたからだと思います。

f:id:ENOKINGkun:20220413202751p:plain

f:id:ENOKINGkun:20220413202911p:plain

普通なら、本日の日本株も失望売りに押されてもおかしくなかったと思われるのですが、ブルームバーグが、ブレイナード理事が「5月にもバランスシートを巡り決定、縮小開始は6月と発言したと報じています。

f:id:ENOKINGkun:20220413203803p:plain

ブレイナード理事4/5の講演で、5月FOMCにおいてバランスシートの縮小をはじめる方針と演説したばかりです。(どないなっとんねん!オバはん!)

バランスシート縮小を6月に宗旨転換したことを示していて、恐らくマーケットには買戻しが入ったと思われ、本日の大幅高につながったのではないかと思います。

前回のように、市場が「思ったよりハト!」ということで買われていくということはないでしょうし、次回のFOMCは、5/4ゴールデンウイークの真っただ中ということもあり、それまでにいったんポジションを落としておこうという動きもでるでしょう。

個別銘柄は決算をうけて、散発的にもりあがることもあるでしょうが、全体としては、上値が重い状況が続くと思います。

いずれにしても、米株がどのような反応をしめすか、債券市場が、再び逆イールドになるようなことがないのか注意が必要と思います。

【おまけ】

f:id:ENOKINGkun:20220413210422p:plain

f:id:ENOKINGkun:20220413210507p:plain

結局、なんもせんのか~い!