5月10日(火)
【相場概況】
東証プライムの値上がり銘柄704/値下がり銘柄1062
騰落レシオ(25日) 81.21%
空売り比率 47.8%
売買代金 東証プライム 3兆2345億円
東証スタンダード 693億円
東証グロース 1151億円
【恐怖指数】
【業種】
【個別】
海運株が総じて売られる中、昨日追加増配の発表をした川崎汽船(9107)が6%を超える上昇になっています。
発行株式総数の1.9%になる2000万株 500億円を上限とした自社株買いを発表したキヤノン(7751)が続伸しています。
マザーズ指数がプラス転換し、メルカリ(4385)やBASE(4477)、フリー(4478)など新興銘柄に見直し買いが入っています。
原油価格急落で、東北電力(9506)や北陸電力(9505)、東邦ガス(9533)など電力・ガス株の一角が大幅高になっています。
回転すしの「スシロー」の値上げを材料にFOOD&LIFE COMPANIES(3563)が急騰しています。
リンナイ(5947)やダイトロン(7609)が決算を材料に大幅高になり、上方修正を発表したバルテス(4442)は20%を超える上昇になっています。
材料株のグローバルウェイ(3936)やピアズ(7066)がストップ高になり、急伸していたナガホリ(8139)も一時ストップ高まで買われています。
反面、原油下落を受けてINPEX(1605)が7%近い下落になり、今期見通しを非開示とした日本冶金工(5480)も急落しています。
保守的な見通しをだした住友商事(8053)や伊藤忠商事(8001)が急落し、三菱商事(8058)や三井物産(8031)など商社株が総じて大幅安になっています。
米国ナスダック急落を受けて、レーザーテック(6920)や東京エレクトロン(8035)、OLC(4661)、リクルート(6098)など主力グロース株の一角が売り込まれています。
前日、子会社の不祥事発覚でストップ安になった日本製鋼所(5631)が本日も15%を超える下落に沈んでいます。
ソニーG(6758)が引け後決算が警戒され3%を超える下落になり、チャームケア(6062)や図研(6947)、アイホン(6718)などが決算を材料に急落しています。
【テクニカル分析】
日経平均は続落!
米株大幅下落を受けて、ギャップダウンからスタートになり、一時500円以上下落し26000円を割り込むも、その後はジリジリと下げ幅を縮小する動きになりました。
4/27の直近安値は更新しましたが、長い下影を伴う陽線を形成しており、短期目線での底打ち反転の可能性を示唆しています。
反転し、5日線(26631円)を早期に奪還し、75日線(26935円)、25日線(26999円)をキャッチアップする動きになれるか注目です。
【本日のトピック】
さて、これまでも、米株に対し日本株に優位性があることを書いてきましたが、私は日本株が米株離れを起こし、底入り反転する可能性も高いのではないかと感じています。
上記5/9の日経新聞には、低PBR株の有意性を説き、PBRの低い「日本株買い・米株売り」のロング・ショート戦略が有効ではないかと記載しています。
今週 決算発表が本格化する日本株ですが、今のところ、想定為替も120円前後が多く、総じてEPSが増加傾向にあるように思います。
本日までで、日経平均のPERは12.34倍まで低下し、PBRも1.17倍になっています。
日本株が評価されるポイントとしては
①金融緩和が継続されている
②為替の円安もあり、日経平均が割安になってきている
③原発再稼働により、エネルギーコストを削減する方針を打ち出している(インフレを抑える)
ということでしょう。
昨日の米株は、特段新しい材料がない中、大きく売り込まれました。
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
VIX指数が35近くまで上昇し、「Fear and Greed Index」が22まで一気に振れてきましたので、昨日は明日発表になるCPI(消費者物価指数)を前に、なかばパニックに近い売りが殺到したものと思われます。
したがって、CPIのコアが市場予想を極端に上振れる数字がでないかぎり、米株は織り込み済みで、落ち着きを取り戻すでしょう。
今日あたりは、イベント前のショートカバーもでるかもしれません。
(米株が高値を奪回するような上昇になるタイミングとは思いませんが・・)
マーケットが落ち着けば、海外の投資資金が日本に還流してくる可能性は高いと思います。
それには、
・今後の決算発表においても、日本のEPS増加が続くこと
・CPI発表で、とりあえずマーケットが落ち着くこと
・政府が原発再稼働でエネルギー政策の実行を、しっかり おこなうこと
(これが、一番心配! もう検討はいらんで!)
が条件になります。
これらが整えば、日本株は「Buy in May」になると思います。
【おまけ】
横浜ゴム社長59歳“沖縄パパ活”写真 「26歳大学院生」にフェンディ、ディオール100万円 | 週刊文春 電子版
治らん奴は治らん!