7月8日(金)
【相場概況】
東証プライムの値上がり銘柄903/値下がり銘柄868
騰落レシオ(25日) 96.29%
空売り比率 50.1%
売買代金 東証プライム 3兆6022億円
東証スタンダード 841億円
東証グロース 1095億円
【恐怖指数】
恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)
【業種】
【個別】
レーザーテック(6920)やリクルート(6098)、メルカリ(4385)など主力グロース株がしっかりの動きになり、東証グロース市場においても、弁護士ドットコム(6027)やGMOフィナンシャルゲート(4051)、ウェルスナビ(7342)などが大幅高になっています。
日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の海運株に見直し買いが入り、ここもと下落していた住友鉱山(5713)や東邦亜鉛(5707)、大阪チタニウム(5726)など非鉄株も大幅高になっています。
3Q経常が前年同期比7.4%増の128億円に伸び、通期計画160億円の進捗率80.1%になったと発表したUSEN-NEXT(9418)が急伸し、連結子会社が保有する固定資産を売却し、約100億円の固定資産売却益を特別利益として計上することを発表したダイドーリミテッド(3205)はストップ高まで買われています。
前引け終了後に安倍元首相が銃で撃たれるというショッキングなニュースが報道され、警備関連のRSC(4664)やトスネット(4754)が一時ストップ高まで買われ、防犯カメラ関連のセーフィー(4375)やセキュア(4264)もストップ高まで買われています。
反面、任天堂(7974)やソニーG(6758)、スクエアエニックス(9684)、コナミグループ(9766)などゲーム関連が軟調になっています。
山崎製パン(2212)や明治HD(2269)、キューピー(2809)など食品株が総じて売り込まれています。
韓国連結子会社WCPの株式上場について概要を発表したダブルスコープ(6619)が大幅下落になっています。
見込み時価総額が2700~3400億円と発表していますが、先日のSBIのレポートによると3150~4210億円と試算していたため、失望売りが出ている様子です。
3Q決算において、3-5月期が前四半期ベースで大幅減益になっていることが嫌気されたSHIFT(3697)が大幅反落になっています。
しかしながら、キーエンス元社長が営業強化を担当していて、顧客の38%が1年以内の新規開拓という実績を出しています。
人材採用の先行投資が利益を圧迫しているようですが、売上は順調に伸びているため注目すべきと思います。
1Qの営業利益が75%増になったものの、前年に固定資産売却益を計上した反動で、最終利益が11.5%減となったことが嫌気されたオンワードHD(8016)が大幅安になっています。
配当利回りが4.86%あることから、下げ止まれば買いと思います。
【テクニカル分析】
日経平均は小幅上昇!
ギャップアップからスタートし、一時25日線(26723円)を上抜ける動きをみせるも、前引け終了後に安倍元首相が銃撃されるニュースが報道され、先物を中心に売りが殺到しました。
結果、上ヒゲを形成する陰線で終了しています。
しかしながら、MACDは陽転していて、ナイトセッションの日経先物は、反発して戻ってきています。
27000円どころは、一番商いをやっていて、戻り売りも出やすいところではありますが、25日線(26723円)を上抜き、75日線(26954円)を捉えることが出来れば、一段高も望めるのではないかと思います。
7/8に発表になった、米6月雇用統計は、市場予想27.6万人増に対し、37.2万人増と予想を大きく上回る結果になりました。
発表直後はリセッション懸念が後退し、米長期金利が上昇。ナスダックは下落という反応になっています。
上記はS&P500の日足ですが、上値切り下げ、下値切り下げになっているため、下落トレンドが継続していることは否定できません。
しかしながら、足元はW底を形成しつつありますので、3974Ptを抜けてくれば、6月高値付近を目指していく可能性があると思います。
来週は、7/13に、6月米CPI(消費者物価指数)の発表があり、翌日から決算発表が本格化していきます。
CPIは遅行指標のため、先月中旬から下がり始めたエネルギー価格の下落を織り込んでいない可能性もあります。
CPI上昇により、極端にFOMCが警戒されるようなことになれば、6月安値に接近する可能性もあると思います。
一回手を空かして、CPIや決算を確認してから入るのも手かもしれません。
【本日のトピック】
涙が止まりません。
心よりご冥福をお祈りいたします。