えのキングの投資日記

日本株投資日誌

5/17(火) 国内回帰を目指す製造業が日本株を引き上げる! ASTI(6899)

5月16日(月)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄632/値下がり銘柄1172
騰落レシオ(25日) 79.25%(年初来最低値)
空売り比率 45.5%
売買代金 東証プライム 3兆1759億円
     東証スタンダード 898億円
     東証グロース 1220億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear & Greed Index

https://www.bing.com/ck/a?!&&p=d0917fbdb16625d570cca1f0ef35fcf52d5cd209caaef6f410541cb4bc0cbb4bJmltdHM9MTY1MjY4NjQyMSZpZ3VpZD0zNDRmNWJkNS1kMDNlLTRlMTUtYTFhMi03YTg1MTYyYzE2MTImaW5zaWQ9NTE1OQ&ptn=3&fclid=81dfc214-d4ea-11ec-9f17-0086d497f6ec&u=a1aHR0cHM6Ly93d3cuY25uLmNvbS9tYXJrZXRzL2ZlYXItYW5kLWdyZWVk&ntb=1

Fear & Greed Indexも、再び1ケタになっています。
陰の極が近いと思われます。

【業種】


【個別】
TOPIXは下落したものの、ファーストリテイリング(9983)ソフトバンクG(9984)などが買われ、日経平均はプラスで終わっています。

自社株買いを発表したKDDI(9433)日本郵政(6178)が大幅高になっています。財務大臣が大株主の日本郵政ですら、自社株買いをやっていますので、自社株買いに規制をかけようとした岸田内閣の方針は消滅したのでしょうか・・?)

3/28のこのブログに記載した、TOB狙いライフネット生命(7157)が大幅高になっています。(5/12の決算では赤字が拡大しており、あやしい気配がプンプンします。)

パーク内の施設を時間指定で予約できるサービスを開始すると発表したOLC(4661)4%を超える上昇になっています。

決算が好感されたマツキヨココカラ(3088)イーレックス(9517)ストップ高になり、最高益記念増配を発表した三井松島(1518)ストップ高比例配分になっています。(井村スゲー!)

東証グロース市場銘柄も、好決算銘柄中心に買いがはいり、昨日のブログに載せたグローバルセキュリティエキスパート(4417)セカンドサイトアナリティカ(5028)20銘柄ストップ高まで買われています。
高PERPKSHA Technology(3993)も一時、ストップ高まで買われていますので、売られっぱなしの東証グロース市場も少し変化が出てきたかもしれません。

反面、今期の減益計画が嫌気されたホンダ(7267)4%を超える下落になり、オリンパス(7733)川崎汽船(9107)など先週動きがよかったものが利益確定売りに押されています。

非鉄株今期大幅減益計画になったものが多く、DOWA HD(5714)三菱マテリアル(5711)東邦亜鉛(5707)などが大幅安になっています。

決算を材料に、メルコ(6676)ユニデン(6815)朝日インテック(7747)などが急落し、今期大幅減益計画いつも(7694)セレスポ(9625)ストップ安まで売られています。

3営業日ぶりに値段がついた日医工(4541)52%を超える暴落になっています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は続伸!

ギャップアップからスタートし、一時下降してきた25日線(26756円)を上抜く動きを見せましたが失速し、陰線で終わっています。
25日線75日線(26844円)に跳ね返され、下落トレンドは継続していますが、反転してきた5日線(26220円)を下値支持線として、下落トレンドの抵抗ラインを上抜けすることができるかが注目です。

【本日のトピック】

www.bloomberg.co.jp

さて、本日、日経平均が失速した理由は、上記の中国の4月鉱工業生産小売売上高が予想以上に悪い数字がでたからのようです。

https://www.bing.com/ck/a?!&&p=ff86be0e436a8c52424353d8962b6679d0cc2878f0003dbc3be63f6d9511e6b5JmltdHM9MTY1MjY5Mjk4NyZpZ3VpZD0xMDM5ZDgxZS0yMDUzLTQ3Y2EtYTA0NS1mNTdjMWY3ZmI3ZjQmaW5zaWQ9NTI5Mg&ptn=3&fclid=cbda2dee-d4f9-11ec-9816-83faf3923bb6&u=a1aHR0cHM6Ly9uZXdzLnlhaG9vLmNvLmpwL2FydGljbGVzLzE4ZjAxMzY2Nzk1MGQ0ODFmYWJkYmNhNzg0ZWU1ZmUwN2UwZDgwZWQ&ntb=1

しかしながら、上海は6月にロックダウンを解除する方針を発表しており、未来を先取りするマーケットは徐々に中国ロックダウン懸念から脱出すると思われます。

www.nikkei.com

一方で、中国、ロシアが、国際的なネットワークからはずれていく動きが見られ、オークマ(6103)TOWA(6315)の決算からも、日本の製造業が復建していく様子が伺えます。

そして、今年になってから、国内に工場を建設し、国内回帰を目指す企業が増えてきています。

それは、為替の円安もありますが、上記のように人件費の面で米国と日本は、かってないほどの開きをみせ、日本のほうが人件費が安いという現実があります。

ともあれ、日本の製造業の国内回帰が進めば、それだけ雇用も増えますし、技術流出の防止になり、地域の活性化にもつながります。
(本来なら、国が積極的に推進すべきと思いますが・・)

日本の製造業が、世界の工場として復権することになれば、日本の株価の一段高につながると思います。

https://www.asti.co.jp/

さて、本日は東証スタンダード市場に上場するASTI(6899)を紹介します。

同社は5/13に決算発表をおこない、今期の見通しを経常利益が2.1倍になる強気の決算予想をおこなっています。

車載のハーネスを手掛ける部品会社ですが、前期は東南アジアのロックダウンで操業停止になったものの、今期は急回復を見込んでいるようです。

決算短信をみると、仕掛品が大きく増えており、多くの発注をうけていることがうかがえますので、甘い見通しというわけではなさそうです。

もともと割安な銘柄ではありますが、本日の株価でPERは4.5倍 PBRは0.32倍 今期配当は未定ですが、2期前の70円は出ると思いますので、加味すれば3.5%ほどになります。

そして、同社も浜松に新工場を建設し、国内回帰を目指します。

ここまで、割安になっていますし、昨年は3000円を超えていた時期もありました。
押し目を買うにはいい銘柄と思います。