6月23日(木)
【相場概況】
東証プライムの値上がり銘柄1100/値下がり銘柄668
騰落レシオ(25日) 97.11%
空売り比率 44.9%
売買代金 東証プライム 2兆6528億円
東証スタンダード 789億円
東証グロース 1202億円
【恐怖指数】
恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)
【業種】
【個別】
指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)やソフトバンクG(9984)がしっかりとなり、ロイター通信が、株式非公開化を提案しているファンドの1社が7000円での買収を検討していると報じられた東芝(6502)が6%を超える大幅高になっています。
野村証券が「Neutral」→「Buy」 目標株価を2950円→3200円に引き上げたカルビー(2229)が大幅高になっています。ポテトチップス等の値上げは数量影響に軽微であると見ているようです。
同じく野村証券が目標株価を6150円→7000円に引き上げたSOMPO HD(8630)や、8300円→8900円に引き上げた東京海上(8766)が買われています。
前期経常が30.6%増7.9億円 来期見通しが51.3%増12億円の上方修正と配当を0.66円増の10円に増配発表したサツドラHD(3544)が年初来高値を更新しています。
複数の中国の世界的バイオ企業と再生医療事業推進を目的とする合弁会社を設立すると発表したロート製薬(4527)が急騰し、米国で特許査定の通知を受領したと発表したモダリス(4883)がストップ高まで買われています。
反面、信越化学(4063)が年初来安値更新になるまで売り込まれ、SCREEN(7735)やローツェ(6323)などの半導体関連の一角も年初来安値近辺まで売り込まれています。
INPEX(1605)や住友鉱山(5713)、DOWA(5714)、大阪チタニウム(5726)など市況関連の多くが大幅安になっています。
景気悪化懸念を嫌気して、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の海運株も大幅安になっています。
コロナ飲み薬承認に時間がかかる観測から塩野義製薬(4507)が大幅安になっています。
直近大きく買われていたエネチェンジ(4169)やセルシード(7776)が一転2ケタの下落に沈んでいます。
【テクニカル分析】
日経平均は小幅上昇!
5日線(26060円)上はキープするも、上値が重く、3/9安値から5/12安値を結んだトレンドラインを抜けきれません。
日経平均が▲1860円下落になった6/13-6/17の週、海外投資家は記録的な売り越しに転じています。
金額は▲17156億円(現物▲8045億円/先物▲9111億円)と昨年9月以来最大になっています。
結局何もしない岸田政権に、海外投資家も見切りをつけ始めたということであり、政府は日本浮上のきっかけを自ら摘み取っているという自覚を持つべきと思います。
一方で、米国も昨日のパウエル議長の議会証言では、「米経済は非常に強い」としながらも、景気後退の可能性を問われ「可能性はある」と返答しています。
米国は昨日のブログで書いた
③Badシナリオ2 「金利に対してインフレ率が高いことから購買意欲持続」
の流れになってきていて、FRBもカジ取りが非常に難しく、「その場その場で対処していくしかない。その結果リセッション入りはあり得る」状態になっていると言えると思います。
日米ともに、調整が長期化する可能性が出てきていて、しばらくは忍耐力が必要になるかもしれません。
【本日のトピック】
マーケットは膠着状態で、今まで調子のよかった市況産業の海運や非鉄金属、半導体もが売り込まれ、むずかしい相場になっています。
しかしながら、マーケットを生業としている人は一定数以上おり、こういうマーケット環境だからこそ大相場になる銘柄がでてきています。
マツモト(7901)
https://www.matsumoto-inc.co.jp/
例えば、今年最速でテンバガーになったマツモト(7901)です。
北九州で卒業アルバムを作っている会社です。
ANYCOLOR(5032)上場で、一躍Vtuberが注目されることになりましたが、マツモトもVtuber関連として注目されたという側面もあるようです。
大株主4位につける、元カカクコム(2371)の社長、エンジェル投資家の 穐田誉輝 氏(妻は菊川怜 なんかムカつく)がTOBをかけるのではという噂もあります。
大物仕手筋のトンピンこと山田亨 氏が手掛けているという話もあります。
オオカミおばちゃんも30000円と煽りまくっているという話もあります。
真実は謎ですが、いまのような相場だからこそ、こういう銘柄が出てくるのでしょう。
ストリームメディアコーポレーション(4772)
https://www.streammedia.co.jp/
ここからは、私が怪しいと思っている銘柄を紹介します。
まったく、オススメできません。
ファンタジーと思って読んでください。
ストリームメディアコーポレーション(4772)は、スマホなどに韓流スターのコンテンツ配信をしたり、タレントマネジメント、物販販売等をやっている会社です。
コロナの影響で赤字続きでしたが、4月から大型コンサートチケット完売などで挽回し、営業赤字を脱却する予想になっています。
EDINETを見ると、今年の3月に、オーストラリアのマッコーリーバンクリミテッドというファンドが、市場外で新株予約権証券を売却していることがわかります。
この会社は、グロース市場に上場していますが、上場維持基準の流通株式比率25%を満たしていません。
2024年までに満たさなければ上場廃止になる可能性があります。
6/16の連結子会社株売却のIRでは、新株予約権の発行ができなかったことが書かれています。
つまり、会社は株が上昇しないと新たな資金調達ができない状態です。
マッコーリーから、新株予約権を買い取ったところはどこかわかりませんが、買い取った先も当然株の上昇を望んでいると思います。
株が高騰すれば、新株予約権を行使 売却すれば流通株式数も増えて上場維持基準を満たすことができるかもしれません。会社も新たな資金調達もできるでしょう。
オンラインライブやメタバース、Vtuber関連などなど、材料は、いくらでも作れるような気がしますが・・・
あくまでファンタジーですので、よろしくお願いいたします。