えのキングの投資日記

日本株投資日誌

10/7(金) まだまだ混とんとする市場環境で正面突破を試みる手口あり

10月6日(木)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1338/値下がり銘柄414
騰落レシオ(25日)89.05%
空売り比率 44.6%
売買代金
東証プライム 2兆7186億円
東証スタンダード 704億円
東証グロース 1725億円

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

 

SOX指数が3日続伸したことから、東京エレクトロン(8035)レーザーテック(6920)アドバンテスト(6857)など主力半導体関連が大幅高になっています。

www.nikkei.com

 

OPECプラスが11月に日量200万バレル減産することを合意したと報じられ、原油価格が上昇。
INPEX(1605)石油資源開発(1662)出光興産(5019)などが物色されています。

www.nikkei.com

 

みずほFGが傘下のみずほ証券を通じて楽天証券に出資。株式の約2割を取得し持ち分法適用会社とすることが報じられ、楽天グループ(4755)4%を超える大幅上昇になっています。

kabutan.jp

 

来店客数増加と小商圏ドミナント出店推進が奏功し、上半期決算において従来予想に対して大幅に上振れ着地となった薬王堂HD(7679)が急伸しています。

kabutan.jp

今期営業利益を12億円→16億円に上方修正し、配当も40円→50円に増配することを発表した三陽商会(8011)が急伸し年初来高値を更新しています。

kabutan.jp

発行株式数の3.01%にあたる263万5500株を上限とする自社株買いを発表したJPホールディングス(2749)が急伸し年初来高値を更新しています。


反面、原油高が嫌気され、東京電力HD(9501)東北電力(9506)中国電力(9504)など電力株が全面安になっています。

www.nikkei.com

 

イオン(8267)上半期決算はコンセンサスを上回る好決算となったものの、1Qが黒字であったイオンリテールが赤字に転落したことから出尽くし感が先行し大幅安になっています。

kabutan.jp

テレビCM増加など販売促進費がかさみ、1Q決算において2ケタ減益となったウェザーニューズ(4825)10%近い急落になっています。

kabutan.jp

1Qが10億円を超える赤字になったことが嫌気された三協立山(5932)が一時10%を超える急落になっています。

kabutan.jp

アジアゲート(1783)ロームホールディングス(8938)などの材料株を手掛けた江川源氏16.47%の株を保有すると報じられ急騰したYSフード(3358)において、同氏が間違って報告書を提出、10%以上保有する主要株主ではないが明らかになり、YSフード株が大幅続落になっています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は4日続伸!

一時200日線(27316円)25日線(27364円)を上抜くも、終値では押し戻され、強力なレジスタンスになっていることがうかがえます。

明日は3連休前で、米雇用統計の発表が控えていることもありますので、上値追いには慎重になると思いますが、心理的な節目の27000円や急速に上昇してきている5日線(26715円)が下値支持線として機能すると思います。

海外投資家売買動向

日経平均▲1216円下落した9/26-9/30の週に、海外投資家は▲2兆1586億円現物▲5644億円/先物▲1兆5942億円)と今年最大の売り越しになっています。

上期末特有の売りは考慮すべきと思いますが、いずれにしても大きな売り越しになったことは間違いありません。

しかしながら、今週は買い越しに転じている兆しがあり、SQに向けて一段高の可能性もあるのではないかと思っています。

【本日のトピック】

www.nikkei.com

 

さて、10/5に発表になった9月ISM非製造業景況感指数は市場予想は上回ったものの、前月比で0.2ポイント低下となりインフレ圧力が弱まりつつある結果になりました。

 

www.wsj.com

 

www.google.com

先日 豪中銀が0.5%の利上げ予想のなか、予想外の0.25%の利上げに留めるハト派転換したことやポーランド中銀も金利引き上げを据え置くという動きがありましたので、米国でもインフレ圧力低下で金利上昇に歯止めがかかることが期待されていました。

 

www.google.com


ところが、サンフランシスコ連銀デーリー総裁は、「0.75%の利上げペースを減速するには高いハードルがある」と発言し、金利上昇沈静化期待を一蹴しています。

t.co

その結果米国の金利は上昇し、株も低迷していたのですが、引け間際に急速に下げ幅を縮小する動きがありました。
ブルームバーグによるとS&P500の急回復は1件の大口オプション取引が引き金になったようです。

10/4にも大口のオプション取引が成立した様子で、こうした動きは、ここもとなかった動きです。

まだまだ、市場環境は混とんとした状況が続きそうですが、このような正面突破しようとする手口がでてきたというのは、明るい兆しなのかもしれません。

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