えのキングの投資日記

日本株投資日誌

12/21(水) 日本株長期投資のチャンスは米株次第?

12月20日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄206/値下がり銘柄1612
騰落レシオ(25日)94.60%
空売り比率 48.0%
売買代金
東証プライム 4兆0756億円
東証スタンダード 1282億円
東証グロース 2356億円

12/19 米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数:投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

www.nikkei.com

 

銀行・保険株

日銀の実質的なテーパリング(金融緩和縮小)を受けて、長期金利が上昇!
三菱UFJ(8306)が一時9.6%上昇になるなどメガバンクが急上昇になり、第一生命(8750)T&Dホールディングス(8795)など保険株も全面高になっています。

 

地銀株

地銀株も全面高になり、著名投資家 井村俊哉氏保有していると報じられ急騰した富山第一銀行(7184)空売りの買戻しもあったと思われ、10%を超える上昇になっています。
明日以降も金融株の上昇が継続するか注目です。

www.nikkei.com

防衛関連株

2023年度の防衛費が当初予算に比べて25%増えて、過去最大の6兆8000億円に拡大すると報じられ防衛関連が物色されています。
特に、火薬や弾薬を加工した火工品を手掛ける細谷火工(4274)や過塩素酸アンモニウムを製造するカーリットHD(4275)などが急騰しています。

www.nikkei.com

関西電力(9503)
1174円 +13円(+1.12%)

中部電力(9502)
1305円 +10円(+0.77%)

東電HD(9501)
499円 +1円(+0.20%)

大阪地裁が美浜原発の運転を認めると報じられたことから、関西電力(9503)中部電力(9502)など電力株の一角が逆行高になっています。

kabutan.jp

ジェイテックコーポレーション(3446)
3455円 +455円(+15.17%)

ジェイテックコーポレーション(3446)が急騰しています。
同社はプラズマ援用研磨(PAP)装置の開発機を受注したと発表しています。

PAPは大阪大学の独自研磨技術であり、次世代半導体材料であるSiCGaN基板、さらには単結晶ダイヤモンド基盤を高速かつ高精度に平坦化できるというものです。

同社は11月に大阪大学と同装置やプロセスに関するノウハウ供与契約を締結しており、期待感から上昇しています。

 

株価は急騰していますが、上値では売りも膨らんでいますので、目先は注意が必要です。

www.nikkei.com

 

225構成上位

反面、後場から唐突な日銀による緩和修正の発表を受けて、日経平均構成上位銘柄が全面安になっています。

ソフトバンクG(9984)東京エレクトロン(8035)レーザーテック(6920)ソニーG(6758)などが大幅安になり、キーエンス(6861)日本電産(6594)など主力株も大幅安になっています。

ドル円

自動車株

ドル円が急激に円高に推移したことから、三菱自動車(7211)日産自動車(7201)マツダ(7261)など自動車株が全面安になっています。

不動産関連株

また、長期金利上昇を受けて、三井不動産(8801)住友不動産(8830)など大手不動産株が売られ、ロードスターキャピタル(3482)LAホールディングス(2986)なども急落しています。
また、投資用不動産の開発を手掛ける霞ヶ関キャピタル(3498)ストップ安まで売り込まれています。

kabutan.jp

サスメド(4263)
1309円 -400円(-23.41%) S安

患者向け治療用アプリを手掛けるサスメド(4263)ストップ安まで売り込まれています。

同社は自社開発の不眠障害用治療アプリについて、厚生労働省薬事・食品衛生審議会プログラム医療機器調査会にて医療機器製造販売承認が了承されたと発表しています。

サスメド(4263)

しかしながら、すでに承認期待で株価は上昇しており、信用買い残も急増していたことからも、材料出尽くしで売り込まれたようです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は暴落!

ヘッドアンドショルダーズ


200日線(27247円)を大幅に下回り、ヘッドアンドショルダーを形成しに動いているようにも見えます。

正直、暴落は年明けを想定していて、年末は「掉尾の一振」もあり得ると期待していたのですが、岸田政権の増税、日銀の逆バズーカーで、マーケットは息も絶え絶え状態です。

明日以降、追証のぶん投げも出るでしょうが、ネックライン25600円水準を保てるかがカギになりそうです。

結局、休み明けの外人がどう動くか、為替がどう動くか次第ですが、やはり年末はボラティリティが高くなりますので、じっくり狙った銘柄の押し目を拾う戦略を建てたほうがいいと思います。

(NTTあたりを、引き付けて長期保有するのは有効と思いますが・・↓↓)

 

xn--r8jzdvima84a.com


【本日のトピック】

www.nikkei.com
さて、ご存じの通り、日銀が長期金利(10年国債利回り)の変動容認幅をゼロ%の上下0.25%としてきたのを0.5%に拡大することを発表し、実質的な利上げ方針を打ち出しました。

t.co

事前に、共同通信「政府が物価目標の柔軟化検討」と報道していたのですが、11:50には上記おじさんが否定コメントを出していましたので、今回の日銀の発表は大きなサプライズとして受け止められました。

note.com


YCC(イールドカーブコントロールの性格上、FOMCのように、事前にドットチャート等で市場に織り込ませるのは難しいため、今後も日銀の政策方針でマーケットが大きく左右されることはあり得るでしょう。

t.co

 



結局、岸田政権下では、金融緩和を続けてきた日本市場が業績相場を迎え、世界のマネーを引き寄せるのは無理だったということです。

日本市場は米国市場の後追いをするしかなく、その場合、来年頭の米国決算が極めて重要になるでしょう。

当然、決算内容は悪いことが予測されますが、マーケットの反応等で、リセッションの影響その後の金融緩和の方向を見極める材料になるはずです。

米国が来年のどこかで緩和方向に舵を切るということになれば、今度こそ日本株長期投資のビッグチャンスを迎えるのかもしれません。

 

 

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