えのキングの投資日記

日本株投資日誌

10/2(月) 年末ラリーに向けた土壌作りが進むマーケット

9月29日(金)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【売買代金】



【米株市況】

9/27(金)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】



Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

www.nikkei.com

 


JCRファーマ(4552)が急騰しています。


同社は26日引け後に業績上方修正を発表しています。

2024年3月期連結経常利益を従来予想の52億円から100億円へと92.3%上方修正しました。

遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」が大きく伸長するなど、「イズカーゴ」「テムセル」を含む主力製品の販売が想定を上回る推移となっている模様です。

みずほ証券の都築伸弥氏は「競合薬からグロウジェクトに切り替えた患者が再度他剤に戻す割合は低い」とし、需要が強い状態が今後も続くとみているようです。


また、医療品卸最大手のメディパルホールディングス(7459)と遺伝子難病向け治療薬について海外での事業化や日本での共同開発・商業化契約を締結したことも材料視されたようです。

同社は「今期業績への影響は軽微」としていますが、市場では「既存薬のない病気向けで将来的に売れていくだろう」(国内証券)との声がでています。


kabutan.jp

 


ベルトラ(7048)が大幅続伸しています。

www.nikkei.com


中国の大型連休が29日から始まり、訪日観光客への期待から買いが入ったようです。

中国は、日本の十五夜に相当する中秋節建国記念日に相当する国慶節」が重なり、8日間の長期連休になります。

日本への旅行を巡っては、東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出を受け、予約キャンセルの動きも一部でみられたようですが、連休中は一定数の中国人客が訪日しそうです。

同社株の他、tripla(5136)アドベンチャー(6030)などのインバウンド関連銘柄が物色されていて、週末以降はこれらを横目で見ながらの商いとなりそうです。


kabutan.jp

 


ウェルスナビ(7342)が3日続伸しています。


同社は28日引け後に、楽天証券楽天投信投資顧問の2社との間で業務提携に向けた基本合意書を締結したと発表しています。

投資信託商品は楽天投信投資顧問が組成し、新しいNISA制度に対応して楽天証券のNISA口座を使う顧客などに提供するとのことです。

足元の株価は、22日ザラ場を底に反転し、28日は25日線に頭を抑えられましたが、29日は同ラインを明確に上放れ一段高を匂わせています。


kabutan.jp

 


キューソー流通システム(9369)が急反発しています。



同社は、28
日引け後に、2023年11月期第3四半期累計連結決算を発表しています。

営業収益が前年同期比2.7%増1,373億6,100万円最終利益が同10.3%減11億5,500万円だったものの、2023年6-8月期営業収益同3.3%増となった他、最終利益は同1.8%増増益を確保しました。

主力の共同物流事業では、鶏卵不足の影響に回復の動きがみられたとのことです。

本日の大幅高で株価はザラ場ベースで5月23日以来の1,000円台乗せを達成しましたが、年初来高値1,035円の更新となると景色は更に変わりそうです。


kabutan.jp

 


タメニー(6181)が大幅反発しています。

同社は28日引け後に、JR西日本(9201)傘下の日本旅行から東京都の結婚支援業務の実施事業会社として選定されたと発表しています。

東京都が実施する「結婚支援マッチング事業」は、結婚を希望する18歳以上の未婚の都民を対象とし、交流イベントの開催、人工知能(AI)によるマッチングの提供、WEBによる婚活相談の取り組みを総合的に実施し、婚活に関する不安を解消することで、結婚の気運の更なる醸成を図り、婚活に踏み出す人を増やすことを目指しています。

日本旅行は東京都の「結婚支援マッチング事業支援業務」の事業プロモーターであり、タメニーは、これまで婚活支援システム「parms」などを自治体に提供しています。

株価は、業績寄与期待もあって買いが向かいましたが、上値では売りも多く、過度な期待は禁物かもしれません。



テクニカル分析


日経平均は小幅続落!

下ヒゲをつけるも陰線となり、下降する5日線(32,219円)も回復できていません。


ナイトセッションでの日経平均CFD31,802円 -56円と小幅安で戻ってきています。

空売り比率47.1%まで上昇してきてますので、ショートカバーで持ち直す局面があってもおかしくないと思いますが、上値も重いことが想定され、まずは5日線を回復できるかが注目されます。

日経平均 週足 MACD

そして、週足の中期トレンドをみても、今週は正念場になりそうです。

26週線(31,456円)を割り込むようなことがあれば、パラボリックも陰転し、8/18週安値(31,275円)のネックラインも割り込む可能性が高くなり、週足でのダブルトップが完成してしまいます。

TOPIX 日足 MACD

TOPIXにおいても75日線(2306.94)までで、止まるかどうかの正念場を迎えます。

週末は、配当落ちをきっかけにバリュー株も大きく下落しましたが、TOPIXが75日線で底固めできるようなら、バリュー株の押し目買いのチャンスになると思います。


【本日のトピック】

t.co


さて、10/1の各種報道によると、米政府閉鎖は土壇場で回避されることになったようです。

この問題は毎回結果が決まっているプロレスのようなものですが、今回は、仮に閉鎖されればムーディーズによる米国債格下げの可能性もはらんでいたため、とりあえずひと安心といったところでしょうか。

www.bloomberg.co.jp


ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、米金融当局の利上げは完了した可能性があることを示唆しています。


Fed Watchをみても、すでに11月の利上げの可能性18.3%程度まで下がってきています。


S&P500は昨年10月安値からのブルトレンドラインでサポートされていると見る向きもあります。


クレジットイベントの発生がとりあえず回避され、長期金利が5%を目指した上昇を想定しない長期投資家は、売られてきたハイテク株に打診買いを入れてくる可能性もあると思います。

www.bloomberg.co.jp


そして中国に関しても、9月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)50.2と、8月49.7から上昇してきています。

エコノミスト予想50.1を上回り、活動拡大・縮小の境目となる50を上回ってきています。

一部報道によると北京発日本行の航空機は満席らしく、大型連休の一定数のインバウンドも期待できそうです。

少しづつ年末ラリーに向けた土壌作りが進んできているように感じます。

にほんブログ村 株ブログへにほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へ
にほんブログ村 
にほんブログ村