6月11日(火)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別株】
人工知能(AI)を活用したコンサルティングなどを手がけるRidge-i(5572)が急伸し、ストップ高まで買われています。
同社は10日引け後に、2024年7月期の単独業績予想について発表し、売上高を10億円から前期比34.1%増の10億6,000万円、営業利益を1億200万円から同2.1倍の1億5,000万円、純利益を7,100万円から同2.3倍の1億円へ上方修正しました。
人工衛星が取得する画像やデータをAIを用いて解析する事業が急速に拡大しているほか、コンサルティングサービスなど既存案件の大型化も業績拡大に寄与したようです。
証券ジャパンの大谷正之調査情報部部長は「人工衛星の解析は、従来ある衛星のインフラを活用した事業なので、宇宙関連事業の中でも利益につながりやすい。軌道に乗れば受注は増えていきそうだ」と語っています。
水晶振動子を手掛けるリバーエレテック(6666)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は、10日取引終了後、高速通信と次世代コンピューティングの進化を加速させるために不可欠な基盤製品として、1チップオシレーター「KCRO-04」を市場投入、5月からサンプル出荷を開始したことを発表しました。
ビッグデータ化、大容量通信、次世代コンピューティング、AI化に向けた高精度水晶製品の切り札とも位置付けており、先行き期待感が高まる展開となりました。
また、同社は、26年度を最終年度とする中期計画の策定を発表し、数値目標としては、27年3月期営業利益11.7億円(24年3月期実績800万円)などを掲げています。
株価は一段高が期待できそうです。
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ファーマフーズ(2929)が急伸し、ストップ高まで買われています。
同社が、10日発表した2024年7月期第3四半期決算は、連結経常利益が前年同期比2.0倍の32.2億円に急拡大し、通期計画の29億円に対する進捗率が111.1%と既に上回りました。
「ニューモ育毛剤」をはじめとする医薬品・医薬部外品が堅調だった一方、サプリメントや化粧品が広告宣伝費の抑制によって減少し、売上高は471億7,100万円(前年同期比10.2%減)と減少しました。
ただ、機能性素材事業及びCMO(医薬品製造受託機関)事業が堅調に推移したほか、広告費抑制の効果で大幅増益で着地しています。
据え置いた通期計画の上振れが意識される展開で、株価は1,000円大台復帰となるなど新展開入りも期待できそうです。
GreenEnergy & Company(1436)が急反発し、年初来高値を更新しています。
同社は10日引け後に、2025年4月期通期の連結業績予想を発表し、売上高については前期比18.9%増の115億円、経常利益は前期比11.4%増の5.6億円に拡大する見通しとしています。
また、今期の年間配当は前期比1円増の13円に増配する方針としています。
同社は、個人・投資家が再生可能エネルギー創出に貢献できる商品・サービスの販売提供と太陽光発電所のO&M(運用・保守)獲得に注力するとしています。
株価は新しいゾーンに入ってきています。
【テクニカル分析】
日経平均は続伸!
75日線(39,018.44円)を明確に上回り、パラボリックも陽転しています。
一方で、ローソク足は上ヒゲの長い陰線となり「星」に似た形状となり、売り買いが拮抗していることを示唆しています。
明日はメジャーSQ週の「魔の水曜日」に該当し、マーケットが大きくぶれる可能性を秘めています。
このまま、上振れて40,000円を目指すトレンドになるのか、引き戻されて、再度レンジ相場になるのか正念場になりそうです。
【本日のトピック】
さて、先月末、トランプ前大統領に不倫口止め料の不正処理裁判で有罪判決がでたことは記憶に新しいところです。
当初は、これにより無党派層の同氏に投票する可能性が低くなるとの見方が多くありました。
ところが、最近の世論調査では、無党派層の不支持率は、1年前とほぼ変わらず、今回の裁判結果が、必ずしも逆風になっていないことが明らかになりつつあります。
むしろ、支持者の結束が強くなった感もあります。
トランプ前大統領がTiktokを開設してから、わずか4日で登録者が540万人を超えたというニュースが話題になっていました。
バイデン大統領が、今月5日までで36万人に留まるということなので、もはや「勝負あった!」という状況かもしれません。
トランプ前大統領が勝利した場合、執行される経済政策で考えられるのは以下の通りです。
①法人税減税
②自社株買いの減税
③原油や天然ガスの規制緩和
④輸入関税の引き上げ
⑤国内への投資に対する減税と補助金
⑥徹底した規制緩和
⑦FRBに介入し利下げ断行
⑧バイデン大統領が付けた予算の歳出カット
米株にとって、①②の効果は株価の理論値の上昇に直結しますので、かなりプラスに働くと思います。
③については、バイデン大統領が極端に規制強化(原油のパイプラインが完成していても接続を認可しない等)している分野なので、当然緩和されるでしょう。
結果、原油価格が下落することになり、インフレ基調を沈静化させることに繋がると思います。
④⑤⑥輸入関税を引き上げることにより得た税収で国内投資の減税につなげていきますので国内投資は激増するでしょう。
⑦パウエル議長を交代させてでも、利下げを断行すると思います。
トランプ前大統領は、過激な発言が多いので、振り回されることはあるかもしれませんが、総じて米株にはプラスに作用すると思います。
皆さん
— issey🍉 (@T8Cy4yf9YhKPytv) 2024年6月9日
トランプ氏からのメッセージです
矢張りグローバリスト達の手先であり
これは問題では無いでしょうか? pic.twitter.com/9EWLsWQ2Li
安倍元首相亡き日本にとっては、④輸入関税の引き上げ等が重くのしかかるかもしれません。
トランプ前大統領は「岸田首相は、安倍晋三とは大違いだ」と発言しています。
環境ビジネスあたりは、立ち位置が変わるかもしれませんね。
今から、どのような関連ビジネスが物色対象になるのか考えておくべきかもしれません。