えのキングの投資日記

日本株投資日誌

10/14(金) CPIを乗り切ったとしても・・・

10月13日(木)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄342/値下がり銘柄1447
騰落レシオ(25日) 86.54%
空売り比率 46.9%
売買代金
東証プライム 2兆4558億円
東証スタンダード 703億円
東証グロース 892億円

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

www.nikkei.com

SOX指数が続落する中、連れ安していた日本の半導体関連に買いが入り、東京エレクトロン(8035)レーザーテック(6920)アドバンテスト(6857)SCREEN(7735)など主力半導体関連が逆行高になっています。

 

www.47news.jp

東芝(6502)が経営再建案を巡り優先交渉権を与えた企業連合が、東芝の非上場化に向けた買収額として2兆8000億円を想定していることが報じられ、東芝が急騰しています。
買収額が2兆8000億円で決まれば、単純計算で1株約6464円になり、時価とは大きな乖離があります。
しかしながら、東芝再編は、いまだ不透明感が強く、この水準から買いが継続するかは未知数です。

www.nikkei.com

今期大幅増益の上方修正で黒字転換 増配の発表をしたコシダカHD(2157)ストップ高まで買われ、同業の鉄人化計画(2404)8%を超える急騰になっています。

kabutan.jp

新品の物価高や供給不足が追い風になり、リユース品への需要が高まったことから、大幅な上方修正、増配 自社株買いを発表したトレジャーファクトリー(3093)が大幅反発、年初来高値を更新しています。
同業のハードオフ(2674)ブックオフG(9278)買取王国(3181)なども大幅高になっています。

 

www.nikkei.com

コメダHD(3543)が上半期決算を発表し大幅高。 

 

4年ぶりに上場来高値を更新しています。


決算自体は、ほぼコンセンサス通りでサプライズ感はありませんでしたが、9月からフランチャイジー向けの食材卸売り価格を値上げしていることから、利益率が改善する見通しのようです。

www.nikkei.com

河野太郎デジタル相が現行の健康保険証を廃止し「マイナ保険証」に切り替える方針を発表し、子会社で自治体DX支援の一環としてマイナンバーカード普及促進の支援を行っているITBookHD(1447)が大幅続伸になっています。
短期資金の物色先として買われ、フライトホールディングス(3753)も大幅高になっています。

www.nikkei.com

反面、景気減速懸念から、値がさグロース株の一角が売られ、HOYA(7741)ダイキン(6367)SMC(6273)などが大幅安になっています。

news.yahoo.co.jp

中国の出国制限が続く見通しが報じられ、ここもと好調であったインバウンド関連に売りが殺到。

JAL(9201)ANA(9202)オープンドア(3926)HANATURE Japan(6561)JR東日本(9020)JR東海(9022)OLC(4661)ラオックス(8202)などが一斉に売りこまれています。

www.nikkei.com

東宝(9602)トップガン マーヴェリック」等の洋画が好調で今期純利益が320億円になる上方修正を発表したものの、コンセンサスが370億円程度が見込まれていたため大幅反落になっています。

kabutan.jp

1株を3株へ株式分割を発表したアースインフィニティ(7692)ストップ高で寄り付いた後、ストップ安まで売り込まれる荒い値動きになっています。

friday.kodansha.co.jp


有力投資家の「トンピン」が仕掛けている銘柄のようですが、一般投資家は観賞しておいたほうが無難なようです。

kabutan.jp

kabutan.jp

下方修正を発表し赤字が継続する見通しになったチヨダ(8185)や最終減益が嫌気されたヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス(4433)が急落になっています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は4日続落!

下落している5日線(26692円)を3日連続で上回ることができず安値引けになっています。

www.nikkei.com

今晩21:30に発表になるCPI(消費者物価指数次第かもしれませんが、明日の注目点としては、日経平均の寄与度の最も高いファーストリテイリング(9983)の値動きSQ値です。

ファーストリテイリングは本日引け後決算を発表していて、22年8月期過去最高益配当も60円増配を発表しています。

23年8月期は為替差益がなくなる分 最終益は16%減になる予定です。

悪くない決算と思いますが、明日ファーストリテイリングが買われて、SQ値を抜けていくなら5日線に向けた反転が望めると思いますが、材料出尽くしとみなされて下落するようなら、10/3安値25621円に向けた下落になると思います。

t.co

柳井社長も、日本経済に対して「小手先の金を配るだけでいいのか」と憤りを覚えているようですが、ついに支持率が30%を切った岸田内閣に日本経済を復興させる具体策があるのかどうか?
日本株の復興は、ひとえにそこにかかっていると思います。

【本日のトピック】


さて、本日CPI(消費者物価指数21:30に発表になります。

CPI予想は8.1% 前月8.3%
コアCPI予想は6.5% 前月6.3%です。

前月のサプライズは原油の下落でCPIも落ち着くとみなしていたところ、コアインフレ、特に家賃など下落しにくいところが加速していて失望を誘いました。

全体CPIは落ち着いていたのにコアインフレが加速していたため暴落になりましたが、この流れは今月も引き継がれると思います。

今回もコアインフレ 特に家賃 時給などが注目されます。

(結果をふまえた考察は土日にブログにします。)

ただ、米株の今回の下落は、通常の調整を超えたものになってきています。
上記はS&P500が下落した日を集計しているものですが、下落した日数が50%を超え、1974年以来最高になっています。

そして、1.0%以上下落した割合は2008年2002年に次いで最大です。

2000年のネットバブルが崩壊した時は、高値更新まで7年4か月
2008年のリーマンショック時には5年6か月かかっています。
一方で、FRBが早期に危機対応でマーケット介入したコロナショックは、わずか6か月で高値を更新しています。

現状、FRBはインフレ沈静化するまで金融引き締めを継続する方針ですが、ある意味「経済コントロールに自信を失っている」とも言えます。

今回のCPIを無難に乗り切ったとしても、FRBの姿勢に柔軟性が見えないと底入れとはならないと思います。

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10/13(木) 半導体関連の反転はいつ?

10月12日(水)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄775/値下がり銘柄982
騰落レシオ(25日)89.35%
空売り比率 44.7%
売買代金
東証プライム 2兆8020億円
東証スタンダード 737億円
東証グロース 1008億円

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

www.nikkei.com

昨日売り込まれたファーストリテイリング(9983)セブンアンドアイ(3382)に見直し買いが入り、ソフトバンクG(9984)もしっかりの動きになっています。

www.nikkei.com

決算が好感されたコスモス薬品(3349)が大幅高になり、ツルハホールディングス(3391)スギホールディングス(7649)ウエルシアホールディングス(3141)などドラッグストア株が物色されています。

kabutan.jp

引き続き、ANA(9202)JR東海(9022)OLC(4661)HANATURE Japan(6561)などレジャー関連が活況になり、国際会議や見本市などが復活する思惑で、「MICE」関連としてTKP(3479)リゾートトラスト(4681)が物色され、都ホテル(9723)年初来高値を更新しています。

kabutan.jp

りらいあコミュニケーションズ(4708)

みずほ証券投資判断を新規に「買い」目標株価1300円としたりらいあコミュニケーションズ(4708)が大幅反発しています。
同社は2020年6月に不適切な業務運営とコロナによる営業活動停滞により減収が続いてきましたが、今期の3Qには増収転換予定で、同業のトランスコスモス(9715)ベルシステム24(6183)増益率を上回るとのことです。
配当利回り4.63%ありますので、この水準からの反発は期待できると思います。

www.nikkei.com

以前、このブログでも円安恩恵銘柄として紹介したマニー(7730)が今期2ケタ増益 増配の決算を発表し16%近い急騰になり年初来高値を更新しています。

www.nikkei.com

今年最大のIPOでプライム市場に上場したソシオネクスト(6526)が公募価格3650円のところ初値3835円、引けは4200円の高値引けになっています。
海外投資家の評価が高く、明日以降もしっかりの動きが続くのか注目されます。

SOX指数

反面、SOX指数が年初来安値を更新する中、東京エレクトロン(8035)やSCREEN(7735)年初来安値を更新し、レーザーテック(6920)アドバンテスト(6857)も大幅安になっています。

ハイテク値がさ株の多くも売りこまれ、ソニーG(6758)村田製作所(6981)太陽誘電(6976)が大幅安になっています。

www.nikkei.com

電気代高騰が響き、一転、最終減益に下方修正することになったライフコーポレーション(8194)9%近い急落になっています。

kabutan.jp

上半期の営業利益の上方修正を発表するも、材料出尽くしと捉えられたコーエーテクモ(3635)が大幅続落になっています。

kabutan.jp

新株予約権の発行が嫌気されたリボミック(4591)10%近い急落になっています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は小幅続落!

トンカチ

長めの上髭を引いたトンカチ(陽線)を形成していて、売買が拮抗している状態です。

上昇相場時にはトレンド転換の信ぴょう性は高い足形ですが、下落時には、なんとも言えないという状況です。

10/3~10/4のマドを、まだ埋めきっておらず、明日も小動きになる可能性が高いと思われます。

上昇転換するためには、少なくとも下降してきている5日線(26869円)を上抜けることが必要になります。

【本日のトピック】

SOX指数

さて、【個別】の欄でも書きましたが、SOX指数が4日で12.1%の下落になり、連日の年初来安値を更新しています。

SOX指数に連動する形で、日本の主力半導体関連も下落していますが、なぜここまで下落し、いつぐらいに下げ止まるのでしょうか?

www.google.com

AMD 株価

直近では、アドバンスト・マイクロ・デバイシス(AMDの決算が失望を呼び株価が大きく下落したのは記憶に新しいところです。

SOX指数 主要銘柄株価動向

ところが、上記を見るとSOX指数の主要銘柄は、総じてAMDと同じトレンドで下落していることがわかります。

これは、個々の業績もさることながら、主要採用銘柄の需給に大きく影響を受けていることを表します。

SOXL(SOX3倍レバレッジETF

SOX指数は上記のSOXLというSOX3倍レバレッジETFの影響を強く受けると言われています。

SOXLの10/11のオプションの総建玉枚数をみると、プットが約20万枚 コールが約50万枚になっていて、S&P500のレバレッジETFに匹敵するほどの建玉になっています。

これだけの枚数のレバレッジETFが関与しているのですからSOX指数が一方通行に動く性格があるのも納得ができます。

恐らくコールはすでにアウトオブザマネーになっていて、プレミアムはかなり減少しているはずです。
そして、プットに関しても、第3週のSQには決済されます。

すなわち、10/21を過ぎれば仕切り直しになるわけです。

SOX指数 組み入れ銘柄別PER

上記はSOX指数の組み入れ銘柄のPERです。(PER10倍は2社ある 15倍は7社あるというあんばいです。)

東京エレクトロン(8035) PER

東京エレクトロン(8035)のPERは、すでに10.5倍まで下落していて、インテルやマイクロンと同水準です。

そして、日本の半導体関連は川上銘柄が多く、為替の恩恵を受けますので米国に比べれば、決算も悪くないはずです。

来週になって、米国のSQが近づいてくれば、日本の半導体関連も反転の動きが見えてくるのではないでしょうか?

 

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10/12(水) 三洋貿易(3176)に注目!

10月11日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄211/値下がり銘柄1594
騰落レシオ(25日)88.39%
空売り比率 47.8%
売買代金 
東証プライム 3兆1594億円
東証スタンダード 772億円
東証グロース 1253億円

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

www.nikkei.com

本日より水際対策が緩和され、「全国旅行支援」もスタートしたことから、JAL(9201)ANA(9202)JR東日本(9020)JR東海(9022)などが年初来高値を更新し、HANATURE Japan(6561)ラオックス(8202)などインバウンド関連も高騰しています。

www.nikkei.com

高島屋(8233)が今期大幅上方修正を発表し、一時7%を超える年初来高値を更新。同業のH2Oリテイリング(8242)松屋(8237)年初来高値を更新しています。

www.nikkei.com

外需グロース株が総崩れになる中、日本郵船(9101)商船三井(9104)川崎汽船(9107)海運株はしっかりの動きになり、NTT(9432)住友不動産(8830)清水建設(1803)など内需株の一角が逆行高になっています。

kabutan.jp

www.nikkei.com

受託開発の増加に加え、ミドルウェアライセンス販売で大型ライセンス契約を一括計上したことから今期見通しを上方修正、黒字転換になったシリコンスタジオ(3907)ストップ高比例配分年初来高値を更新しています。

kabutan.jp

www.nikkei.com

先週に引き続き、ロシアによる核使用懸念、北朝鮮のミサイル発射などから、放射能汚染を軽減するときに使われるヨウ素剤関連株として伊勢化学工業(4107)が一時ストップ高まで買われ、K&Oエナジーグループ(1663)年初来高値を更新しています。
ヨウ素剤はノーベル化学賞候補といわれた薄くて曲げられる「ペロブスカイト型」太陽電池の主原料でもあり、その側面でも注目されたようです。

kabutan.jp


政府による「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金の対象になる6Kw対応の普通充電器モデル「モデル2」を茨木県の岩瀬桜川カントリークラブに設置したと発表したENECHANGE(4169)が一時ストップ高まで買われています。
国内の充電器の多くは3Kw出力で、倍速充電に対応する「モデル2」は今後も注目されそうです。

SOX指数


反面、SOX指数が年初来安値を更新し、東京エレクトロン(8035)アドバンテスト(6857)SCREEN(7735)など主力半導体関連が大幅安になり、SMC(6237)キーエンス(6861)ソニーG(6758)HOYA(7741)など値がさハイテク株も総崩れになっています。

t.co

 

jp.reuters.com
東洋経済「自社株買いに不適切処理」の疑いが掲載された日本電産(6594)9%を超える急落になっています。

会社は場中に否定のコメントを出しましたが、株価は下げ止まる動きになりませんでした。

 

同社は先日、関社長を解雇していますが、永守会長の「株価史上主義」にひずみが生じてきているとのことです。

 

私個人的には「すぐやる 必ずやる できるまでやる」の永守会長は好きな経営者ですが、今の時代には合わなくなってきているのでしょうか・・・?

www.nikkei.com

「農業関連」として買われてきたサカタのタネ(1337)が1Qの決算で2桁の営業減益になることを発表し15%近い急落になっています。

kabutan.jp

kabutan.jp

通期の利益見通しの下方修正を発表したわらべや日洋(2918)が大幅続落になり、3Qの決算が失望を呼んだ大阪有機化学工業(4187)11%を超える下落に沈んでいます。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅続落!

大幅ギャップダウンからスタートし大陰線で終了しています。
5日線(26988円)を大幅に下抜けし、25日線(27275円)200日線(27298円)デッドクロスしています。

10/3~10/4マドの上限(26633円)近辺でとまり、切り返す展開を期待していましたが、下抜けてしまいました。

10/13は米CPIの発表もありますので、SQに向けて反発するシナリオは厳しくなったと思います。

空売り比率47.8%まで上昇していますので、明日はショートカバーが入ってもおかしくありませんが、早期に27000円を回復するような動きにならなければ、マドの下限(26223円)心理的な節目の26000円、直近安値の25621円あたりが視野に入ってくると思います。

【本日のトピック】

三洋貿易(3176)

https://www.sanyo-trading.co.jp/


さて、本日は三洋貿易(3176)を紹介します。

産業資材商社、主にゴムや化学品の商社です。

一言で言えば地味な会社ですが、非常に堅実な経営をする会社です。

PERは7.2倍 PBRは0.8倍 でバリュー性の高い株です。

配当利回り3.68%と高配当で、5期連続増配 配当性向も26.3%程度ですので今後も増配が期待できます

www.nikkei.com


9月に静岡で園児が通園バスに置き去りにされ死亡する痛ましい事件がおこったことを覚えているでしょうか?



2021年7月にも福岡で同様の事故がありましたが、三洋貿易の調べによれば、事故にはなっていないものの、子供が置き去りになった例は全国で発生しているようです。

事態を重く見た政府は通園バスの安全装置の設置を義務化する方針を打ち立て、ガイドラインを年末までに作成する予定のようです。

三洋貿易は2023年に世界初の「車載用子供置き去り検知センサー」をリリースする予定になっています。

いまのところ、政府は費用の9割を補助 1台上限20万円ほど 対象は数万台とし、


①エンジンを切ると社内後部の設置ボタンを押さないとブザーが鳴り続ける
②車内の子供を高感度のセンサーで検知し運転手らに通知する
どちらかのシステム、もしくは併用を中心に検討するようです。

子ども置き去り検知装置を手掛けているのは、上場会社の中では、ほぼ三洋貿易のみのようです。(未上場会社は数社あり)

実際、三洋貿易の検知装置が採用となった場合、どの程度の利益につながるかは未知数ではありますが、話題にはのぼると思います。

あまり下値不安がなく、中長期でも持てる会社ですので、タイミングを見ながら仕込んでおくと、意外高なんてことがあるような気がします。


 

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10/11(火)期待が砕け散る米市場の中、ロシア戦線に重大な岐路が訪れる。

10月7日(金)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄500/値下がり銘柄1254
騰落レシオ(25日)88.27%
空売り比率 43.4%
売買代金
東証プライム 2兆7195億円
東証スタンダード 691億円
東証グロース 1578億円

10/7 米市況

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

再びExtremeFearに・・

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

www.nikkei.com

半導体関連が下落する中、レーザーテック(6920)が異彩高になっています。
前日に1.4nmの最先端投資がスタートすることを評価して、東海東京証券が投資判断をニュートラル」→「アウトパフォーム」、目標株価を19000円→20000円に引き上げています。
半導体関連は景気動向地政学リスクに左右され、現状では投資しにくい環境ですが、日本株が上昇トレンドを取り戻したときには、最も高パフォーマンスを示すセクターです。
上記のような記事はチェックしておいたほうがいいと思います。

www.nikkei.com

10/11から「全国旅行割」がスタートすることもあり、JAL(9201)ANA(9202)JR東海(9022)HANATOUR JAPAN(6561)HIS(9603)などレジャー関連が買われています。

エージーピー(9377)

駐機中の航空機に電力供給を行うエージーピー(9377)も大幅上昇になり年初来高値を更新しています。
「レジャー関連」物色も裾野がかなり広がってきていて、10/11以降も物色が継続するのか注目です。

www.nikkei.com

自動車や産業機械向けパワー半導体が好調なところに、円安も追い風となり、上半期純利益の大幅上方修正を発表したローム(6963)が5連騰になっています。

kabutan.jp

複合商業施設やテーマパーク施設のリニューアルなどが売上を牽引し、2Qが大幅増益になった乃村工藝社(9716)10%を超える上昇になり、年初来高値を更新しています。
1Qが約3割の減益であったため、上半期は想定通りの回復を示すことになり安心感が先行しています。
同業の丹青社(9743)も思惑で大幅高になっています。

www.google.com

バイデン大統領が、ロシアが今のまま進めばキューバ危機以来の危険があると見解を示し、ロシアの核使用について危機感を示したことから、放射能汚染時に被害を軽減するヨウ素剤を取り扱う伊勢化学工業(4107)が思惑で物色され続伸し、年初来高値を更新しています。
同様の思惑でK&Oエナジーグループ(1663)も大幅高になっています。
尚、伊勢化学工業は、筆頭株主AGC(5201)であり、TOBの噂もつきまとう銘柄になっています。

www.nikkei.com

反面、東京エレクトロン(8035)アドバンテスト(6857)など主力半導体関連が売り込まれ、三菱UFJ(8306)日本郵船(9101)など景気敏感株の一角が売り込まれています。

www.nikkei.com

2Qの個別出荷額が前四半期比でマイナスになり、業績の先行きが警戒されたディスコ(6146)7%を超える急落になっています。

kabutan.jp

クリーク・アンド・リバー社(4763)の上半期決算は営業利益が16.4%増となる好決算になりましたが、事前に織り込み済みとみなされ、15%を超える急落に沈んでいます。

 

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は反落!


大幅ギャップダウンからスタートし、一時心理的な節目の27000円5日線(26951円)を下回るも、下げ渋り、終値ベースでは両水準を回復する陽線で終了しています。

米株安をうけて、ナイトセッションの日経先物は大幅安で戻ってきています。

しかしながら、米株に比べ、日本株は持ち前の値持ちの良さを発揮しています。

10/10は日中取引は休場ですが、先物の取引は行われます。


仮に下落したとしても、10/3~10/4のマド(26223円~26633円)上限程度の下落に留まるのであれば、SQに向けて切り返すこともあり得ると思います。

マドの下限(26223円)をすべて埋めにくるようなら、再び下落トレンド入りということになり、年初来安値(24681円)に向けた動きになると思います。

日本株のEPSは上昇することを想定していますので、もう一段の上昇があってもしかるべきと思うのですが・・・

【本日のトピック】

www.google.com

AMD 株価

さて、米市場ではアドバンス・マイクロ・デバイセズ(AMDの決算が発表され、3Qの暫定決算の売上高が市場予想より10億㌦余り下回る結果となりました。


これを受けて、10/7のAMDの株価は-13.87%の急落になっています。


このことは、以前このブログでも書きましたように、米市場が

①企業業績悪化がマーケットが想定する以上に深刻

な状態にあることを示していて、まだ、マーケットが業績悪化を織り込み切れていないことを示していると思います。

www.google.com

10/7に発表になった「9月 米雇用統計」は、おおむね市場予想なみの結果となりました。

ISMやJOLTの悪化から市場が期待していたFRBが早めに利上げ路線を修正する」という思惑が弱まることになり、米株は大幅安になっています。

www.google.com

www.bloomberg.co.jp

FRB高官らは、利上げを継続していく方針を宣言しています。

そして、「米当局の焦点は物価の安定回復という国内の目標だ」と説明されています。

極端にいえば、「米国のインフレが収まるまで、金融引き締めは継続する。他の国がどうなろうと知ったこっちゃない」ということです。

恐らく、FRBは以前「インフレは一時的」という誤った見通しをたててしまい、現状の高インフレを招いてしまった失敗経験があります。今回のインフレ退治は、なにがなんでも失敗するわけにはいきません。

したがって、今回は「インフレが明確に沈静化しないと金融引き締め方針は変更しない。実際にインフレが沈静化した時にはリセッションに陥っている可能性が高いがいたしかたない。」というスタンスです。

市場が期待する「リセッションに陥る前にFRBは方針転換する」というシナリオは夢物語になりつつあります。
今後はISMやJOLTのように経済悪化のニュースが出てもBadnews is Goodnewsにはならないかもしれません。

以前のブログで書いた
FRBが想定する以上にインフレが深刻で4.6%の金利上昇がゴールにならない

という状況ではないものの、FRBの金融引き締めスタンスが長期化することは否めません。

恐らく、実体経済は真綿で首を締められる状況になると思います。

むしろ、〇〇ショックなんていうことがおきたほうが、マーケットが立ち直るのは早いかもしれません。

www.nikkei.com

昨日、クリミア半島とロシアを結ぶ「クリミア橋」が爆破されたというニュースが飛び込んできました。


これは、ウクライナ軍が、最近ロシアが併合宣言を出した4州だけではなく、2013年にロシアが併合したクリミア半島を攻撃したということになりますので、非常に重大な意味を持つことになると思います。

www.nikkei.com

ロシア側の立場からすれば、明確に軍事ドクトリンに抵触し、核兵器を使う理由が成立したことになります。

米高官は、「ロシアが核を使う差し迫った兆候はない」と報じていますが・・・

www.nikkei.com

いずれにしても、ウクライナ戦争の終結は近づいています。

プーチンも核を使えば、自国が泥沼の終焉を迎えることは分かっているはずですし、ロシアの歴史であるクーデターによる政権崩壊もありえます。

ウクライナ戦争が、どのような終結を迎えるかも、マーケットに重大な影響をあたえますので、注意深く見ていくべきだと思います。

(ちなみに9/13のブログでウクライナ復興銘柄についても考察していますのでご参照ください。)

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10/7(金) まだまだ混とんとする市場環境で正面突破を試みる手口あり

10月6日(木)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1338/値下がり銘柄414
騰落レシオ(25日)89.05%
空売り比率 44.6%
売買代金
東証プライム 2兆7186億円
東証スタンダード 704億円
東証グロース 1725億円

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

 

SOX指数が3日続伸したことから、東京エレクトロン(8035)レーザーテック(6920)アドバンテスト(6857)など主力半導体関連が大幅高になっています。

www.nikkei.com

 

OPECプラスが11月に日量200万バレル減産することを合意したと報じられ、原油価格が上昇。
INPEX(1605)石油資源開発(1662)出光興産(5019)などが物色されています。

www.nikkei.com

 

みずほFGが傘下のみずほ証券を通じて楽天証券に出資。株式の約2割を取得し持ち分法適用会社とすることが報じられ、楽天グループ(4755)4%を超える大幅上昇になっています。

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来店客数増加と小商圏ドミナント出店推進が奏功し、上半期決算において従来予想に対して大幅に上振れ着地となった薬王堂HD(7679)が急伸しています。

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今期営業利益を12億円→16億円に上方修正し、配当も40円→50円に増配することを発表した三陽商会(8011)が急伸し年初来高値を更新しています。

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発行株式数の3.01%にあたる263万5500株を上限とする自社株買いを発表したJPホールディングス(2749)が急伸し年初来高値を更新しています。


反面、原油高が嫌気され、東京電力HD(9501)東北電力(9506)中国電力(9504)など電力株が全面安になっています。

www.nikkei.com

 

イオン(8267)上半期決算はコンセンサスを上回る好決算となったものの、1Qが黒字であったイオンリテールが赤字に転落したことから出尽くし感が先行し大幅安になっています。

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テレビCM増加など販売促進費がかさみ、1Q決算において2ケタ減益となったウェザーニューズ(4825)10%近い急落になっています。

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1Qが10億円を超える赤字になったことが嫌気された三協立山(5932)が一時10%を超える急落になっています。

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アジアゲート(1783)ロームホールディングス(8938)などの材料株を手掛けた江川源氏16.47%の株を保有すると報じられ急騰したYSフード(3358)において、同氏が間違って報告書を提出、10%以上保有する主要株主ではないが明らかになり、YSフード株が大幅続落になっています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は4日続伸!

一時200日線(27316円)25日線(27364円)を上抜くも、終値では押し戻され、強力なレジスタンスになっていることがうかがえます。

明日は3連休前で、米雇用統計の発表が控えていることもありますので、上値追いには慎重になると思いますが、心理的な節目の27000円や急速に上昇してきている5日線(26715円)が下値支持線として機能すると思います。

海外投資家売買動向

日経平均▲1216円下落した9/26-9/30の週に、海外投資家は▲2兆1586億円現物▲5644億円/先物▲1兆5942億円)と今年最大の売り越しになっています。

上期末特有の売りは考慮すべきと思いますが、いずれにしても大きな売り越しになったことは間違いありません。

しかしながら、今週は買い越しに転じている兆しがあり、SQに向けて一段高の可能性もあるのではないかと思っています。

【本日のトピック】

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さて、10/5に発表になった9月ISM非製造業景況感指数は市場予想は上回ったものの、前月比で0.2ポイント低下となりインフレ圧力が弱まりつつある結果になりました。

 

www.wsj.com

 

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先日 豪中銀が0.5%の利上げ予想のなか、予想外の0.25%の利上げに留めるハト派転換したことやポーランド中銀も金利引き上げを据え置くという動きがありましたので、米国でもインフレ圧力低下で金利上昇に歯止めがかかることが期待されていました。

 

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ところが、サンフランシスコ連銀デーリー総裁は、「0.75%の利上げペースを減速するには高いハードルがある」と発言し、金利上昇沈静化期待を一蹴しています。

t.co

その結果米国の金利は上昇し、株も低迷していたのですが、引け間際に急速に下げ幅を縮小する動きがありました。
ブルームバーグによるとS&P500の急回復は1件の大口オプション取引が引き金になったようです。

10/4にも大口のオプション取引が成立した様子で、こうした動きは、ここもとなかった動きです。

まだまだ、市場環境は混とんとした状況が続きそうですが、このような正面突破しようとする手口がでてきたというのは、明るい兆しなのかもしれません。

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10/6(木)少しづつ晴れ間がのぞき始めた?米株市場

10月5日(水)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄898/値下がり銘柄849
騰落レシオ(25日)90.58%
空売り比率 43.3%
売買代金
東証プライム 2兆8269億円
東証スタンダード 703億円
東証グロース 1529億円

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

ExtremeFear→Fearに回復しています。

【業種】


【個別】

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9月の既存店売上が好調であったファーストリテイリング(9983)が買われ、米株高で過度な警戒が後退したソフトバンクG(9984)2社で日経平均約50円引き上げています。

キーエンス(6861)HOYA(7741)など主力グロース株が買われ、村田製作所(6981)信越化学(4063)太陽誘電(6976)などもしっかりの値動きになっています。

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9月既存店売上が7カ月連続で前年実績を上回ることになったABCマート(2670)が大幅続伸になり、年初来高値を更新しています。

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新店収益化スピードを評価し、東海東京証券が目標株価を4280円→4500円に引き上げたKeeper技研(6036)が急伸しています。

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村上ファンド系のシティインデックスイレブンスアークランズ(9842)の株を5%保有していることが報じられ、アークランズの株は10%を超える急騰になっています。

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今期営業利益予想を前期比49.4%増になる大幅上方修正30円→50円増配を発表した霞が関キャピタル(3498)ストップ高まで買われています。

 

反面、トヨタ(7203)が逆行安になり、三菱自動車(7211)マツダ(7261)SUBARU(7270)など自動車株が続落になっています。

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任天堂(7974)は主力ゲーム機ニンテンドースイッチが持ち直してきていることが報じられ上昇からスタートしたものの、買いが続かずマイナスで終わっています。

 

原油高が重荷になり、西武ホールディングス(9024)京王電鉄(9008)など鉄道株全般が売り込まれています。

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人材派遣サービスの苦戦で6~8月期営業益が5%減になったと発表したエスプール(2471)8%を超える急落になっています。

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累計では大幅増収増益ながら、3Qが増収減益となったことが嫌気されたバイク王(3377)が急反落になっています。


テクニカル分析

日経平均は続伸!

大幅ギャップアップスタートで心理的な節目の27000円を回復するも200日線(27322円)に届かず失速し陰線で終了しています。

200日線近辺には25日線(27399円)75日線(27414円)が収れんしてきていて、本日25日線75日線デッドクロスしています。

いったん、調整があってもおかしくないところですが、心理的節目の27000円および上昇してくる5日線(26537円)を下値支持線として踏ん張ることが出来れば、再度上値トライがあることも想定できると思います。

【本日のトピック】

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さて、昨日発表になったJOLTSによると、8月の求人件数は前月比111万7000件減1005万3000件になりました。

人手不足は、まだ深刻ではありますが、市場予想の1108万8000件を大きく下回り、賃金インフレがようやく沈静化する動きがみえてきました。

これにより、金利低下期待から長期金利が下落し株が続伸になりNYダウ30000ドルを回復しました。

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FRB高官は、「金融引き締めの手を緩めない」と強調しています。
恐らく、11月のFOMCは、想定通り0.75%になると思います。

しかしながら、賃金インフレの元凶といわれる接客業の求人率が下落してきたのは、FRBが待ち望んでいたインフレの沈静化の兆しが見えてきたということです。

今晩のADP雇用リポートや週末の雇用統計がJOLTSと大きく乖離しないものであれば、ドットチャートの年内4.4%
年明け4.6%という利上げ方針が緩やかになる可能性もあると思います。

9/29のこのブログで米株の下落要因として

①企業業績悪化がマーケットが想定する以上に深刻

FRBが想定する以上にインフレが深刻で4.6%の金利上昇がゴールにならない

③欧州危機やロシアの核使用などのブラックスワン発生

を挙げましたが、少なくともの可能性は少なくなったと思います。

は予測できるものではないと思いますが、はこれからの決算をふまえた株価の反応で見えてくると思います。

まだまだ予断を許さない米株市場ではありますが、少しずつ晴れ間がのぞき始めたのかもしれません。

 

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10/5(水) まだまだ予断を許さない株式市場

10月4日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1777/値下がり銘柄52
騰落レシオ(25日)84.60%
空売り比率 42.8%
売買代金
東証プライム 3兆2293億円
東証スタンダード 804億円
東証グロース 1385億円

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

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資源高と円安の影響で今期利益の上方修正増配の発表をした伊藤忠(8001)8%を超える急騰になり、丸紅(8002)住友商事(8053)三井物産(8031)など商社株が全面高になっています。

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米国金利低下を好感し、日経平均が半年ぶりの上げ幅を記録し、ソフトバンク(9984)ファーストリテイリング(9983)東京エレクトロン(8035)など指数寄与度の高い銘柄が大幅高になっています。

メルカリ(4385)10%近い上昇になり、東証グロースにおいても、ビジョナル(4194)ANYCOLOR(5032)などが急騰しています。

ANYCOLORはすでに信用取引の増担保規制がはいっていますが、これ以降過熱すれば、増担保規制の第二次措置になる可能性があるため注意が必要です。

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岸田首相が所信表明演説において、リスキリング(学び直し)支援に5年で1兆円を投じる計画を発表したため、直近上場のプログリット(9560)連日のストップ高まで買われ、上場来高値を更新しています。

同様にオンライン英会話サービスを手掛けるレアジョブ(6096)も急伸しています。

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1Qの営業利益が45億円で37億円程度のコンセンサスを大きく上回る着地になり、同時に三崎ストアーからスーパーマーケット事業を譲り受けることを発表したクスリのアオキHD(3549)ストップ高まで買われています。

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8/19のこのブログでも紹介したマイクロ波化学(9227)が、ロックアップ解除になり、大株主のジャフコ東京大学エッジキャピタルパートナーズ保有割合が減少になったことが報じられ、需給改善から、本日ストップ高まで買われ上場来高値を更新しています。


反面、ほぼ全面高になる中、川崎汽船(9107)が逆行安になり、NSユナイテッド海運(9110)名村造船(7014)なども軟調な動きになっています。

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インフラ整備関連の進捗の遅れや資材高騰の影響で1Qに続き、上半期決算も大幅下方修正となったダイセキ環境ソリューション(1712)が売り込まれ、年初来安値を更新しています。

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3Qの決算を発表し、大幅増収増益となったものの、通期業績を据え置いたことが嫌気されたネクステージ(3186)が大幅安になり、同業のIDOM(7599)も大きく売り込まれています。
昨日発表になった国内新車販売台数は底打ちの動きが見られ、今後中古車価格は下落に転じると見る向きもあるようです。

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物流サービス事業で既存顧客に係る売上が想定を下回ったことから、上期業績が大幅下方修正となった関通(9326)10%近い下落になり、上場来安値を更新しています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅続伸!


12営業日ぶりに、短期戦の5日線(26348円)を上回り、同線も上向き転換になっています。

しかしながら、心理的な節目の27000円どころには、200日線(27330円)75日線(27405円)25日線(27430円)など主要な移動平均線が収れんしてきており、強力なレジスタンスになっています。

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岸田首相の所信表明演説は経済対策が全面に打ち出されていて、いままでのものに比べれば望ましい内容になりましたが、1年間、ほぼ検討で終始してきたため、その実行力は、まだ半信半疑というところでしょう。

海外投資家が買い越しに転じるには、時期早々と思われ、まだまだ米株離れは難しいと思います。

今のタイミングでは戻り売りが正解と思います。

【本日のトピック】

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さて、昨日の米株上昇の要因としては、まず英政府の「最高所得税率の引き下げ案の撤回」があげられます。
まさに朝令暮改のドタバタ劇になっていて、国債の臨時買い付けは続行になるため金利が大幅低下になっています。

 

加えて、9月のISM製造業景況感指数は予想を下回り50に近づく水準まで悪化しています。
しかしながら、この結果はFRB「インフレ沈静化で金利上昇の手綱を緩める期待」につながり、株価の上昇につながったものと思われます。

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懸念としてあるのは、米株市場が、企業業績悪化を織り込めていない可能性があるということです。


マイクロンは悪い決算発表後も株価は上昇という動きを見せていますが、四半期出荷台数が予想を下回ったテスラは急落になっています。

主力のGAFAMも、決算悪が想定されますが、(特にアマゾンは酷いのでは・・)株価が織り込んでいるとは言えないと思います。

これから本格化する米決算において、マイクロンのように織り込み済みという動きが見えれば、景気がリセッション入りしても、株価底入れとなる可能性があると思いますが、まだ時期早々のように思います。

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ウルトラCがあるとすれば、ロシアが核を使わず、西側有利の条件で撤退することですが・・・


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