えのキングの投資日記

日本株投資日誌

5/22 (月) まだまだ続く海外投資家の日本株買い!

5月19日(金)




【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング


【騰落レシオ】


本日も値下り銘柄数のほうが多く、騰落レシオは沈静化し始めています。

空売り比率】


【売買代金】

東証プライム 3兆4097億円
東証スタンダード 1638億円
東証グロース 1559億円


【米株市況】

5/19(金)米株市況



恐怖指数

恐怖指数

日経VI

日経VIが反落しています。
もし、週明けの日経平均が下落するようなら、日経平均は調整のターンに入ると思われます。

 


【Fear & Greed Index】

 

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【業種】



【個別】

www.nikkei.com


リコー(7752)東芝テック(6588)が共に大幅高になっています。

日本経済新聞「リコーと東芝がオフィス向け複合機コピー機など事務機の生産部門を統合する」と報じられ、そのなかでリコー東芝子会社の東芝テック事務機の生産などの機能を新会社に集約する」とあることが好材料視されているようです。

楽天証券の窪田真之チーフ・ストラテジストは、リコーについて「3%台と高い配当利回りも踏まえた割安感に統合への期待という好材料が重なり、買いにつながった」とみているようです。

引き続き買い優勢の展開が期待されるところです。


kabutan.jp


アララ(4015)ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。


同社は、同社子会社のバリューデザインが、NTTドコモが提供する電子マネー「iD」のライセンスを取得したと発表しています。

自社が提供する独自Pay(店舗独自のハウス電子マネー)サービスが、全国200万箇所を超えるiD加盟店でも利用出来るようになるとしています。

株価は早々に張り付いたまま終えており、長期上昇トレンドの発生に期待が集まります。


kabutan.jp


EduLab(4427)ストップ高まで買われています。

 


同社は、
「GPT-3.5」を活用したAI自動採点ソリューションを教育業界向けに提供開始したと発表しています。

主に英語のライティングやスピーキングテストの採点を行うことが出来、今後は日本語の論述形式の解答にも対応を進めるとしています。

株価は、差し引き196万株超の買いを残していて、早期に475円超の窓埋めレベルを達成できるか注目されます。

kabutan.jp


ヘッドウォータース(4011)が大幅反発しています。

 


同社は、ソニーグループ傘下のミークと連携し、エッジAIソリューション事業を強化すると発表しています。

スマートストアやスマートビルディング、スマートシティーを推進する企業の支援を行っていて、エッジAIソリューションを必要とする顧客企業向けに、通信設備支援のサービスに繋げるとしています。

直近、5/17につけた19,700円年初来高値を上回っていけるか注目されます。

www.nikkei.com


エヌ・ピー・シー(6255)が反発しています。

日本経済新聞によると、
G7は19〜21日に広島で開く首脳会議で採択される首脳宣言に、再生可能エネルギーの導入目標を明記する方向で調整に入ったと報じられています。

具体的には7か国合わせた太陽光発電の導入量を2030年までに10億キロワット以上と現状の3倍強に増やす方針です。

これが刺激となり、太陽光発電など再生可能エネルギー関連株が物色され、同社株のほか、エストHD(1407)リニューアブル・ジャパン(9522)なども買われています。

来週も出尽くしとならず買いが続くのか注目されます。

kabutan.jp

上記材料も追い風になってか、Abalance(3856)ストップ高まで買われています。

kabutan.jp

同社株は、前日まで、海外に拠点を置くViceroy Researchが公表したレポートにより、大きく下落していました。

同レポートでは、ベトナム子会社のVSUNの太陽エネルギー製品に関し、米国では2024年から販売が制限される予定などと書かれています。

www.youtube.com


同社は、即座に同レポートに対する注意喚起のIRを出し、IR担当が空売りインチキレポートに負けるな!Abalance」というYouTubeに出演しています。


さらに、5/18には対風説レポートの緊急IRセミナーを開催し、Viceroyの主張を否定しています。

恐らく、休み明けの株価は、こうした素早い対応が奏功し買いからくると思われます。

 

しかしながら、このIR担当は、材料株の会社を渡り歩いてきた人物です。


(あの上方修正を小出しにやる絶妙なIRは、この経歴を見れば納得です。)

t.co

そして、ここの監査法人は、あまり評判のよくないアスカ監査法人です。

 

自己資本も改善傾向とはいえ、褒められる数字ではありません。


利益剰余金59億円しかないのに時価総額1699億円というのも利益拡大が過剰評価されているように思います。

 

(この財務で投信にメッチャ組み入れられているのは驚き!)

恐らく、これからも乱高下する局面はあると思います。

今後も株価が上昇する可能性を否定するものではありませんが、材料株として割り切って投資するべきと思います。


テクニカル分析


日経平均は7日続伸!

引き続き5日線(30189円)上は維持するも、7日ぶりの陰線になっています。


ナイトセッションの日経平均先物は小幅反落で戻ってきています。

前述の通り、日経VIも反落していて、週明けの日経平均も下落に転じるのであれば、とりあえず、ここもと市場を先導していたオプションの「デルタスクィーズ」は一巡したとみるべきと思います。

仮に下落した場合、目先は5日線(30189円)を維持できるかどうかが上昇波動を継続するかのカギになると思います。

また、ここもと日経225の大型銘柄に物色が集中してきましたが、中小型銘柄にも、物色の流れが広がってくるのかも注目されるところです。


【本日のトピック】

jp.wsj.com


さて、上記WSJの記事によりますと、現状、米国の機関投資家の米株への買い意欲は、米銀行セクターの混乱等もあり、かなり後退しているようです。

 

トヨタソニー時価総額 単位:兆円


機関投資家は、ここ1年で3339億㌦(約45兆3000億円)もの資金を米株式市場から引き揚げたというのですから、ざっくり、トヨタソニー2社を足した時価総額くらいが失われたことになり、いかに巨大な資金が動いているのかわかると思います。

エスタン アライアンス

米銀行セクターの混乱は、ファースト・リパブリック銀行の破綻以降、ネクストFRC」は発生していません。

エスタン・アライアンスなども預金が増加しているとの報道から、株価は底値からは反発しています。

3月から市場を賑わせてきた金融不安問題は、とりあえず一服している状況です。

しかしながら、FRBが課す金融規制強化の内容が明らかになるとか、商業用不動産ローンのデフォルト動向が取り沙汰されるようになれば、市場は簡単に金融不安モードになり得ます。

イエレン財務長官が、米銀について「更なる合併が必要かもしれない」と発言したように、今後も、更なる銀行の淘汰の動きもあるかもしれません。

機関投資家にとっては、おいそれとは、米株に資金を戻せない環境が続いているというのが現状です。

(もっとも、上記WSJの記事は、そういう時こそ投資のチャンスという内容ですが・・)


これまでも述べてきたように、ここもとの日本株の上昇の原動力海外投資家資金による買いです。

米株から流出した巨額の資金の一部が流れてきている状況で、まだまだ余力はありそうです。

日経平均株価レンジ

前述のように、オプションの「デルタスクィーズに一巡感がみられるところから、スピード調整はあるべきと思いますが、日経平均株価は、これまでのところ、上記のように、PBR1.1倍がレンジの下限、1.3倍がレンジの上限で推移してきています。

PBR1.3倍は31,300円~400円近辺に該当し、この水準は日経平均の歴史的な最高値と最安値のフィボナッチ・リトレースメント(76.4%戻し)のレベルと一致するようです。

目先のレンジのターゲットとして意識される水準と思われます。

ドル建て日経平均 週足


それに対して、海外投資家は、どの水準まで日本株を買うつもりなのでしょう?

それを考察するのに、有効なのがドル建て日経平均です。

日経平均は30年ぶりの高値を更新していますが、ドル建て日経平均は為替の円安もあって、おととしの高値まで、まだ60㌦近く上値余地があります。

海外投資家にとっては、高値圏ですらない状況です。
少なくとも、おととしの高値水準はターゲットになると思います。

しばらくは、米株に全力投球する状況ではなさそうですし、海外投資家の日本株買いは、まだまだ継続すると思います。

日本株については、しばらく、安易にショートを振るのではなく、押し目買いを狙うのが得策と思われます。

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5/19(金) 日本株上昇の原動力は巨額な米国緩和マネー!

5月18日(木)

 

【相場概況】


【騰落レシオ】


空売り比率】


【売買代金】


東証プライム 3兆8007億円
東証スタンダード 1921億円
東証グロース 1426億円

【米株市況】

5/17(水)米株市況


恐怖指数


日経VIが急上昇してきています。

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【業種】


【個別】

kabutan.jp


ソニーグループ(6758)が大幅高になり、年初来高値を更新しています。

同社は、発行済み株式数の2.03%に当たる2500万株2000億円を上限とする自己株式の取得枠設定を発表しています。


取得期間18日から2024年5月17日までとしていて、需給改善を期待する動きが先行する形になったようです。


また、同社は2023年度経営方針説明会において、同社完全子会社であるソニーフィナンシャルグループの株式上場を前提にしたパーシャル・スピンオフの検討を開始したと発表しています。

パーシャルスピンオフとは、大企業発スタートアップの創出や企業価値向上に向けた事業再編を促進するため、元親会社に一部(20%未満)の持ち分を残すスピンオフ(分離・独立)のことです。

同社は、スピンオフ後もソニーブランドの活用とグループ各社とのシナジーを継続する方針です。

スピンオフ実行予定時期は未定ですが、2~3年後の実行を念頭に置いて今年度末にかけて詳細の検討を進めるとしています。

未だ先の話となりますが、好感する動きに繋がっている様子です。

kabutan.jp


アドバンテスト(6857)が急伸し、上場来高値を更新しています。


前日の米市場でSOX指数が2.5%の大幅上昇になり、アプライドマテリアルズやエヌビディアなど主力銘柄が揃って高値を更新しています。

日本でも同社や東京エレクトロン(8035)ディスコ(6146)など半導体製造装置関連が軒並み高の展開になっています。

 

ちなみに、22年度は好調であった半導体メーカー23年度業績は、概ね横ばいになっています。

 


そして、半導体製造装置・材料メーカーは、23年度厳しくなることを予想しているところが多いようです。

www.nikkei.com


しかしながら、マイクロンが日本政府から2,000億円の助成を受けることなども伝わっており、製造装置関連には希望の光が差し始めているとみられているようです。

kabutan.jp


プログリット(9560)が大幅高になり、上場来高値を更新しています。

同社は、6月末時点の株主を対象に1株を3株にする株式分割を実施することを発表しています。

投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めて投資しやすい環境を整えて投資家層の拡大を図ることが目的としています。

株式分割に伴って定款を一部変更し、発行可能株式総数を1000万株から3000万株に拡大する方針です。

youtu.be


同社は、2023年8月期営業利益段階前期比41%増4億6000万円と大幅な伸びを見込んでいます。

株価は5月10日高値を上回ったあとも確りと推移していて、居所を変えるかも知れません。

kabutan.jp


クスリのアオキホールディングス(3549)が大幅高になっています。

 


本日、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントの同社株保有比率が5%を超えたことが公表されています。

財務省に提出された大量報告書によると、オアシス・マネジメントの保有比率は5.50%になっています。

同報告書には「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」との記載があるようです。

株価は直近安値圏を上放れようとしており、新トレンド発生に期待が集まります。


www.nikkei.com


任天堂(7974)年初来高値を連日で更新し、6000円台に乗せています。

 


同社は、ニンテンドースイッチ向けソフトゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」の世界販売本数が、発売後3日間で1000万本を突破したと発表しています。

販売本数はスイッチを含め、自社ゲーム機向けとして発売3日間の歴代最高記録だったポケットモンスター スカーレット・バイオレット」(2022年11月発売)と同水準であったとのことです。

東洋証券の安田秀樹シニアアナリストは「今回の作品は世界を旅するだけではなく、アイテムを自在につくれる新機能があり、これがゲーム実況配信者などにうけた。SNS(交流サイト)時代にあっており、今年度2000万本の販売が視野に入る」との見方を示しています。

株価も一段高が期待できるかもしれません。


テクニカル分析


日経平均は6日大幅続伸!

引き続き、5日線(29905円)上で、マドを開けて上昇しています。

前述のように、日経VI20.47まで急上昇してきていて、オプションのガンマスクイーズが炸裂していることがうかがえます。



日経VI23~25くらいまで上昇する可能性を秘めていますので、もう一段高があるかもしれませんが、本日のローソク足変形の「三空踏み上げ」になっていることや、25日線(28914円)乖離率5.74%まで上昇してきたことを考えれば、さすがに一服する局面があるかもしれません。

ただ、トレンドが変わるような局面ではなく、調整になると思われますので、基本は押し目買いになると思います。

【本日のトピック】

さて、本日の日経平均大幅高の背景には、オプションの「ガンマスクイーズが大きく作用したものと思われます。

www.nikkei.com


しかしながら、海外投資家は7週連続の買い越しになっていて、5月第2週(8日~12日)5658億円の買い越しになったことが公表されています。

先物だけでなく現物にもしっかり買いが入っていることがうかがえます。

 


昨日のブログで、日本株が「消去法的」に買われているのであれば、米株が上昇した時は日本株が下落する仮説を書きましたが、5/17の米株は上昇しましたが日本株も大幅上昇になっています。

ただ、米株は復権を取り戻したかのような動きは程遠く、あくまでリバウンドであったと思われます。

先物だけでなく、現物にも、海外投資家の買いが入っていることを勘案すれば、米国に滞留する「米株はリスクと感じる資金」が日本株に向かっていることがうかがえます。

Federal Reserve Board - Recent balance sheet trends


上記はFRBのバランスシートの推移です。

2020年からの増加が、いわゆる「コロナマネー」です。
直近、盛り返したのは、銀行の資金繰りを助けるための一時的なBS拡大です。

上記をみれば、FRBのバランスシート縮小は始まったばかりで、まだまだ緩和マネーがあふれていることがわかります。

この余剰資金が、日本株買いの原動力であり、非常に巨大な資金です。

このバランスシートが急減してくるようなら、日本株買いも止まるかもしれません。

(時々は、上記URLをチェックしておいたほうがいいと思います。)

ともあれ、現状の日本株市場は、新しいターンを迎えていると思われ、値ごろ感等で安易にショートを振るのは得策ではないと思います。

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5/18(木) 日本株が「消去法的」に買われているのであれば・・・

5月17日(水)


【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング


【騰落レシオ】


日経平均は高くとも、値下り銘柄数のほうが多い状況です。

空売り比率】


【売買代金】

東証プライム 3兆3542億円
東証スタンダード 1891億円
東証グロース 1865億円

【米株市況】

5/16(火)米株市況


恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

www.nikkei.com

 

ひらまつ(2764)が3日ぶりに大幅反発しています。

 

同社は、4月の月次動向を発表し、全社売上高前年同月比25.8%増となり、3月同26.9%増に引き続き高い伸びとなっています。

新型コロナウイルスの5類感染症への移行日を目前に控え、外食需要、国内旅行需要およびインバウンドによる海外旅行客の訪日需要がより一層高まった模様です。

全事業が伸長している中、ブライダル事業の伸びが目立っています。

引き続き好調な業績が予想され、目先は5月10日高値347円に向けた動きが期待されます。


www.nikkei.com


クオールホールディングス(3034)が、一時ストップ高になるまで買われ、年初来高値を更新しています。


同社は、第一三共連結子会社である第一三共エスファの全保有株式を取得し、子会社化すると発表しています。

2024年4月までに第一三共保有株式の51%を取得し、将来的に100%を同社が取得する予定となっています。


DSEPが持分法適用関連会社となることから、同社は、2024年3月期連結経常利益を従来予想の100億円から107億円へと7.0%上方修正しています。

いちよし経済研究所は、第一三共エスファは工場を持たないファブレス経営で比較的収益性と投資効率が高い」と指摘し、同社の投資判断を3段階で真ん中の「B」から最上位の「A」に引き上げています。

株価は、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。

 

kabutan.jp


カバー(5253)が大幅高になり、上場時につけた高値2,000円に迫る勢いになっています。

昨日、提出された大量保有報告書によれば、上場前から同社株を大量保有していたVC(ベンチャーキャピタル)であるAT-II投資事業有限責任組合保有比率が5.08%まで減ったことが明らかになっています。

上場時には10.80%保有していただけに、半分以下まで減った格好です。

今回の報告書の報告義務発生日は5月9日とのことだけに、現状では更に保有株が減っている可能性が高く、場合によっては既に売り尽くした可能性もあるとの見方にも繋がっています。

VCの保有減は好感する向きも多く、本日は改めて見直し買いが入ってきたものと思われます。


kabutan.jp



旅工房(6548)が大幅反発しています。

本日引け後に、4月の訪日外国人数の発表を控えている状況で、先回り買いが入ったようです。

3月の訪日外国人数(推計値)181万7,500人で個人旅行再開以降で最高を更新しています。

市場では4月も改善が続くとの期待が広がったようです。

同社株の他、ベルトラ(7048)HANATOUR JAPAN(6561)などインバウンド関連銘柄が物色されています。

www.nikkei.com


引け後、発表された4月の訪日外国人数は194万9,000人であったことが報じられています。

明日以降のインバウンド関連の反応が注目されます。


kabutan.jp


ポート(7047)が大幅高になっています。

youtu.be


同社は、「大手電力7社の電気料金値上げ決定による同社業績への影響について」とのIRをリリースしています。

それによると、既に、電気料金値上げを踏まえ、新プラン導入にあたってのプランニングについて、取引先電力事業者から相談を受けている事例や料金改定後の条件交渉について同社取引先大手電力事業者含めて協議を開始している状況になっているとのことです。

同社の販売支援サービスエネル ギー領域にポジティブな影響になり、2Q以降からの業績に反映される見込みのようです。

同社株は先週発表した本決算で示した今期見通しが失望されて売られていましたが、今期業績上振れの可能性が示されたことで、本日は見直し買いに繋がっているようです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は5日続伸!

引き続き、5日線(29615円)上をキープしながら、30,000円大台乗せを達成しています。


前述したように、本日は日経平均が上昇しているにも関わらず、東証プライムの値上がり銘柄数758銘柄 値下がり銘柄数1007銘柄値下り銘柄数のほうが多くなっています。

 


そして、ここ数日で日経平均ボラティリティ・インデックス(日経VI)17.78まで上昇してきています。

 

 


これは、6月オプションにおいて、「ガンマスクイーズが起こっていることを示します。

経験則上、日経VI23~25くらいまで上昇することもあり、6月SQまで、日経平均需給による意外高があるかもしれません。


【本日のトピック】

www.nikkei.com


さて、日経平均1年8カ月ぶり30,000円を回復してきています。

xn--r8jzdvima84a.com


私も、5/15のブログで、「30年にわたる常識をあらためる時が来ている」可能性を指摘しましたが、米株が売られる中、日経平均は騰勢を強めていて、日本株独歩高の流れが濃厚になってきています。


日経CNBCの岡崎良介氏は、過去2回の30000円トライになった時期に比べ、今回は配当が2%を超えるほど増えてきていることを理由に、日本の独歩高が続き、30000円は通過点になるであろうことを予想しています。


楽天証券の窪田真之氏は、上記5つの日本株が買われる理由を指摘し、外国人の日本株「消去法的」であることに注意喚起をしています。

確かに、米市場はアップル1社の時価総額東証全体の時価総額を上回るくらい巨大な市場なので、「消去法的」に余り金が日本に流れるだけで、日本株は高騰するということにつながるのかもしれません。

www.nikkei.com


5/16のNYダウは、ホームデポの見通し引き下げとともに、米債務上限問題が重しになり下落したと報じられています。

しかしながら、債務上限問題については、米国をデフォルトにすることは絶対にありえませんので、結局勝敗の結果が決まっているプロレスのようなものです。

結局、これまで通り、どこかで妥協点をさぐり決着するものと思われます。

米債務上限問題が決着すれば、米株もそれが原因で下落しているのであれば、上昇に転じるかもしれません。

ただ、日本株「消去法的」に買われているのであれば、米株が反発になれば、日本株は下落するかもしれないという仮説が成り立つと思います。

そして、もし、この仮説が成り立つのであれば、いずれ、米国が金融緩和に転じたときには、日本株の暴落があり得るということも考えておいたほうがいいのかもしれません。

 

 

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5/17(水) 【本日のトピックは割愛します】

5月16日(火)



【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

【騰落レシオ】


空売り比率】


【売買代金】

東証プライム 3兆5529億円
東証スタンダード 2317億円
東証グロース 1657億円


少し前まで、東証スタンダードは東証グロースより売買代金が少ない状況が当たり前でしたが、最近は逆転しています。

上記比較チャートを見ても、ここ1か月はグロースが軟調で、プライム、スタンダードは好調です。

成長より割安を求める外国人投資家が主流であることがわかります。

【米株市況】

5/15(月)米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

www.nikkei.com


京セラ(6971)が続伸し、年初来高値を更新しています。


同社が発表した、20
24年3月期業績は、売上高前期比3.7%増2兆1000億円営業利益同14.4%増1470億円を予想しています。

コンセンサス(1390億円程度)を上回る計画が好感されたようです。


また、あわせて806万6,000株(発行済み株式数の2.25%)、500億円を上限とした自社株買いを発表しています。

足元で調整が続いているスマートフォンや自動車関連の市場が緩やかに回復し、収益を押し上げると見込んでいるようです。

他社の決算等から、やや楽観的に感じますが、スマホ市場に回復の兆しがあるという見方は注目されます。


kabutan.jp


網屋(4258)ストップ高比例配分になり、年初来高値を更新しています。

 


同社は、2023年12月期の業績予想を上方修正しています。

営業利益予想を従来の2億8,000万円から前期比22%増3億2,000万円に増額修正しています。

脱コロナで営業案件が回復した他、前期実施した販売価格の値上げ効果が収益に大きく反映されたようです。

株価は売り板が薄い処を駆け上がり、1,420円台の戻り売りを順調に熟せればステージが変わりそうです。

kabutan.jp


fonfan(2323)ストップ高まで買われています。


同社は、
サイブリッジ合同会社が、同社株を1株455円TOBを実施すると発表しています。

サイブリッジ合同会社の職務執行者の水口翼氏は、同社の社外取締役で、サイブリッジコーポレーションの持ち分を合わせて筆頭株主となり、中長期的な企業価値の向上を目指すとのことです。

本日の株価はTOB価格を前に伸び悩みましたが、今後も同価格を意識した値動きが続くものと思われます。

 

kabutan.jp

ヘッドウォータース(4011)が急反発し、ストップ高まで買われています。


同社は、2023年12月期1Q決算を発表し、連結経常損益6,100万円の黒字に浮上したことを公表しています。

また、6月末の株主を対象に1株を2株にする株式分割を実施することも併せて発表しています。

株価は急反発していますが、目先は4月19日に付けた年初来高値18,440円を突破出来るか否かが焦点となりそうです。

kabutan.jp


ispace(9348)ストップ高まで買われています。


同社は、2024年3月期の業績予想を開示し、売上高前期比6.3倍61億9,600万円最終損益78億8,900万円の赤字前期は113億9,800万円の赤字)となる見通しを示しています。

大幅増収で最終赤字幅が縮小する計画が材料視されたようです。

 


説明資料によれば、月面着陸まで至らなかったミッション1の結果が、ミッション2、ミッション3の締結済み売上契約への影響は無いとのことです。

また、三井住友海上火災保険と締結した月保険を巡り、保険金の受領を見込むものの、現時点では確定しておらず、金額については業績予想には反映していないとしています。

今後の打ち上げスケジュールにも変更は無いとしていて、安心感に繋がり、改めて今後のミッションへの期待感から見直し買いが入ってきた様子です。

明日以降も買いが続くのか注目されます。


テクニカル分析


日経平均は4日続伸!

マドを開けて上昇し、十字足を形成しています。


仮に、明日もマドを開けて上昇ということになれば、30,000円到達とともに、坂田五法の「三空踏み上げ」が完成します。

いったんの調整は想定すべきと思いますが、すぐさま下落トレンドが始まるわけではないと思われますので、基本は押し目買いになると思います。


【本日のトピック】

本日は割愛します。

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5/16(火) グローバルニッチトップのホソカワミクロン(6277)に注目!

5月15日(月)


【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング


【騰落レシオ】


空売り比率】


【売買代金】

東証プライム 3兆1715億円
東証スタンダード 1705億円
東証グロース 1583億円

【米株市況】

5/12(金)米株市況


恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】



【個別】

www.nikkei.com


ゼンショーホールディングス(7550)が大幅高になり上場来高値を更新しています。

 

同社は、2024年3月期業績予想を発表し、売上高前期比15.2%増8,984億6,600万円営業利益同84.5%増400億9,000万円前期に続き過去最高を更新する見込みです。

また、配当も前期比16円増40円としており、これらが好感されているようです。

新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限の緩和などを受け、個人消費が回復傾向にあり、外食事業の伸びを見込むとのことで、4月1日に完全子会社化したロッテリアも貢献するようです。

株価はどこまで買われていくのか注目です。

kabutan.jp


GENOVA(9341)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています

同社が発表した2024年3月期連結業績予想で、売上高84億8,200万円(前期比30.2%増)営業利益22億700万円(同27.3%増)純利益15億500万円(同19.4%増)と大幅増収増益を見込むことが好感されているようです。

引き続き医療メディア「Medical DOC」をはじめとする主力のメディカルプラットフォーム事業でサービス契約件数、契約単価の上昇を見込むとのことです。

本日は差し引き108万株超の買いを残して終えていますので、明日以降も上昇が期待できそうです。

kabutan.jp


ヤプリ(4168)が高より後、ストップ高まで買われています。



同社は、2023年12月期1Q営業損益7,100万円黒字に浮上して着地したと発表しています。

サービス売上が好調かつ抜本的なコスト構造の見直しを行った結果、黒字に転換し、長期的に筋肉質な組織への転換を図ることが出来たとしています。

通期予想は2,400万円で据え置きましたが、1Q時点で既に上回っていることから上方修正への期待が広がっています。


kabutan.jp


守谷輸送機工業(6226)が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。


同社は、2024年3月期の業績予想を開示し、最終利益前期比2.1倍13億2,000万円の見通しを発表しています。

2期ぶりの過去最高益を計画した他、年間配当予想同1円増配16円としています。

 

また、同社は中期経営計画も公表していて、2027年3月期売上高210億円営業利益26億円(2024年3月期見通し19億5,000万円)に伸ばす目標を掲げています。

株価の一段高が期待できそうです。

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長野計器(7715)ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。


同社は、2024年3月期連結業績予想を発表し、売上高前期比12.0%増678億円営業利益同29.1%増61億円純利益同17.3%増40億円大幅増益の見通しを公表しています。

 


また、同社は、2026年3月期売上高753億円営業利益97億円を目指す中期経営計画も発表しています。

株価は昨年1月以来の高値水準を駆け上がる動きが期待できそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は続伸!

ギャップアップからスタートし、陽線年初来高値を更新しています。

引き続き5日線(29301円)上を保っていて、上昇の勢いは継続しています。

次なるターゲットは2021年11月16日高値29,960.93円、そして大台30,000円となってきます。

引き続き、この勢いが継続するのか注目されるところです。


【本日のトピック】

ホソカワミクロン(6277)

 

https://www.hosokawamicron.co.jp/


さて、本日はホソカワミクロン(6277)に注目したいと思います。

 

同社は、微粉体関連機器のグローバル・ニッチ・トップメーカーです。

 


 
粉体に関する様々な事業を行っていますが、メインのビジネスは、細かく砕く、大きさで分ける、混ぜる、乾かす、供給する、計測する、粒子を設計するなど粉を処理する機器・装置の開発、設計、製造、販売、メンテナンスサービスの提供です。

 

 

 


ものづくりには複数の工程がありますが、原料状態、中間工程、最終製品など、いずれかの工程で粉であることが多く、そこには必ず粉を処理する粉体技術が必要となります。

つまり、同社の機器は、食品、医薬、化学、樹脂、金属、電子部品などあらゆる産業分野で活用され、“ものづくり”に不可欠な存在となっています。

 

 

エコカーや携帯電話に使われる充電できる二次電池や磁石、液晶パネル、紙おむつ、化粧品、洗剤、ペットボトル、化学繊維、調味料、お菓子、サプリメント、薬などの製造には同社の粉体処理装置粉体技術が活用されています。

同社のビジネスは“B to B”であるためあまり知られていませんが、粉体処理機器の業界での知名度は非常に高く、粉体技術の世界トップ企業として認知されています。

 

 

同社が発表した、2023年9月期第2四半期累計(22年10月-23年3月)連結経常利益前年同期比7.7%増33.6億円に伸び、通期計画65億円に対する進捗率は51.8%に達しています。

決算短信をみると、全体市況が軟調な中、いち早く受注を戻し始めていることがうかがえます。

市場環境も、米国市場はまだ弱いものの、欧州の製造系が戻りつつあることも書かれています。

 


PER10.7倍程度で、PBR0.86倍です。

財務も堅調で、有利子負債率2.4%と、無いに等しい状況です。

日本がインフレに転じて、利率が上昇してきても強い体質であると言えると思います。

 


週足のチャートを見ると、下値を切り上げるアセンディングトライアングルを形成してきているのがわかります。

海外投資家が割安な日本株に注目してきたのならば、世界になくてはならない同社のグローバルニッチトップな特性、及び割安な株価に関心がもたれると思います。

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5/15(月) 日本株は30年にわたる常識をあらためる時が来ているかもしれない。

5月12日(金)


【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング


【騰落レシオ】


空売り比率】


【売買代金】

東証プライム 3兆9587億円
東証スタンダード 1467億円
東証グロース 1353億円

【米株市況】

5/11(木)米株市況

5/12(金)米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【業種】



【個別】

www.nikkei.com


東京エレクトロン(8035)が続伸しています。

 


同社は、2023年3月期の決算を発表し、営業利益6177億円前期比3.1%増となり、市場予想300億円程度上振れる着地になりました。

一方、2024年3月期3930億円同36.4%減市場予想300億円程度下振れています。


同社は半導体の前工程製造装置(WFE)について、2023年の市場規模は前年比25~30%減の700億~750億ドルとの予想を示し、半導体メーカーの設備投資が抑制傾向で需要が減少すると見ているようです。

一方で、今後の成長を見据えて、同社として過去最大となる約2000億円の研究開発投資を計画し、発行済み株式数の2.1%に当たる1000万株を上限とした自社株買いも発表しています。

市場では、「足元は厳しいが底が見えてきた」と見る向きも多く、騰勢を支えているようです。

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ネツレン(5976)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、2023年3月期の決算を発表し、減損損失の計上によって純利益従来計画17億円を下振れる3.8億円となっています。

また、2024年3月期営業利益28億円で前期比16.8%増の見通しですが、四季報予想を下回り、中期計画で示していた40億円も大きく下振れる格好になっています。


しかしながら、同社は同時に、配当政策の変更を発表していて、
ROE8%およびPBR1倍以上の早期実現に向けた施策を前倒しすることを発表しています。

具体的には今期からDOE3.0%以上に変更するとし、これにより今期配当1株48円と大幅増配になっています。(配当利回り5.44%

自己資本が棄損しなければ来期以降も同程度の配当が実施されることになるため、好感されたようです。

更に、同社は、271万7000株(発行済み株式総数の7.21%)・15億円を上限とした自社株買いも発表していて、株主還元に対する姿勢の変化が評価されているようです。

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ジャパンエンジンコーポレーション(6016)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。

 

同社は、2024年3月期の単独業績予想を発表しています。

売上高前期比21.3%増185億円営業利益同13.1%増5億円純利益同36.0%増11億円2桁増収増益を予想しています。

また、年間配当前期比15円増55円を予定しています。

主機関で豊富な受注残高を確保済みであり、高水準の工場操業を見込むことが牽引するほか、販売台数の増加や販売単価が引き続き上昇基調にあることも寄与するとのことです。

本日は差し引き50万株超の買いを残しており、青天井圏を駆け上がる可能性が出てきています。

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三精テクノロジーズ(6357)ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。


同社は、決算発表において、
2023年3月期連結経常利益前期比46.6%増27.5億円に拡大し、従来予想の20億円を上回って着地したことを公表しています。

また、2024年3月期前期比5.2%増29億円に伸びる見通しになっています。

同時に前期の年間配当35円→37.5円に増額し、今期も前期比2.5円増40円に増配する方針を示しています。

国内外で遊戯機械分野の受注が拡大するとみているほか、舞台設備分野での仮設舞台装置向け需要の取り込みを見込んでいるようです。

株価は年初来高値を更新し、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。


kabutan.jp


イオンファンタジー(4343)が大幅高になり、年初来高値を更新しています。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が強気なレポート出しており、それが刺激になっているようです。

コロナ禍の収束でレジャー需要回復期待から株価は上昇トレンドが続くと予想していて、潜在リターンの大きさやアフターコロナの営業利益成長力を考慮すれば、株価には割安感があると指摘しています。

投資判断「Overweight」を継続して、目標株価を従来の3,940円→6,400円へ大幅に引き上げています。

2024年2月期から新たな2桁営業利益成長局面に入るというシナリオを予想しているようで、今期業績は会社計画を大きく上回り、来期も大幅増益を続けるとのことです。

昨日終値の2倍近い目標株価となっていることから、レーティングインパクトも強かった様子です。

来週も買いが続くか注目されます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅続伸!

5日線(29165円)をキープしながら、年初来高値を更新してきています。


ナイトセッションの日経平均先物29570円 +150円で戻ってきています。


ここにきて、日本株の強さが際立ってきています。

米株のみならず、欧州株やアジア株の上値が重くなる中、日本株が独歩高になってきています。

この強さを演出しているのは、言うまでもなく海外投資家です。

海外投資家の先物累積売買代金は買い余力が残っている事を示唆していて、彼らが買い続ける限りこの流れに抗うのは賢明ではないと思われます。

日経平均 週足 MACD

日経平均の週足は、13週線(28136円)を下値支持線として、5週連続陽線を形成してきています。

日経平均がトレンド転換するとすれば、日足5日線(29165円)を下抜き、週足陰線に転換という流れになると思います。

そして、仮に13週線(28136円)を下抜ける動きになれば、下落トレンドのスタートとなると思います。

逆に言えば、13週線を下抜ける動きがない限り、上昇トレンドは崩れないと見るべきかもしれません。

日経平均の上値がいくらになるのか見通すのは難しいと思いますが、安易に値ごろ感でショートを振るのは危険かもしれません。

【本日のトピック】

「米国がくしゃみをすると日本は風邪をひく」

さて、バブル崩壊以来30年、このことは投資の常識としてとらえられてきたと思います。

日本株のパフォーマンスは、常に米株に劣後し、米株に下落の兆しが読み取ることが出来れば、日本株を売っておけば、それなりの成績を残すことができたのは確かです。

NYダウ 日足

ところが、少なくとも、ここ数週間の動きをみれば、NYダウが5/1の高値から、ズルズルと下落しているのに対し、日経平均は年初来高値を更新する動きになっています。

米株分析を的確におこなって、日本株のショートで持っていかれている投資家も多いのではないでしょうか?

この要因として考えられることはいくつかあると思います。


中央銀行の政策

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言わずもがな、欧米が金融引き締めを継続する中、日本は大規模金融緩和を継続しています。

植田日銀総裁は経済学者としても、知名度が高く、総裁の一挙手一投足が注目されています。

米国が金融緩和に転ずるまでは、日本の優位性が評価されるのかもしれません。


②政権の安定

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岸田政権の支持率が上昇してきています。


菅政権と違って、具体的なことはなにもしない岸田政権は政敵を生まず安定していると揶揄する向きもありますが、政権がコロコロ変わるよりはマーケットに好感されるところはあると思います。

 


よくも悪くも、岸田首相が米タイム誌の表紙になるということは、それだけ注目されてきたということでしょう。


③加速する日本投資

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投資の神様であるウォーレン・バフェットが、日本の投資を高める方針を表明したのは記憶に新しいところです。

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TSMCサムスンが、日本に半導体拠点を新設してきている動きに代表されるように、海外勢が日本に投資する動きも確実に増えてきているように感じます。

ほかにも、理由はあるかと思いますが、日本の注目度が上がり、日本株を取り巻く環境も変わり始めていることは確かでしょう。

www.nikkei.com


確かに「セル・イン・メイ」に気をつけろとか、PERが19倍近くにも上昇してきていることを警戒する見方はあると思います。

しかしながら、米株の平均PERは20倍~25倍であり、環境が変わってきているのであれば、日本株のPERはむしろ割安と捉えるべきかもしれません。

ここ30年ほど、投資家にしみついてきた「米国がくしゃみをすると日本は風邪をひく」という大前提を見直すべき時が来ているのかもしれません。

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