えのキングの投資日記

日本株投資日誌

12/31(木)

大納会日経平均27444.17円 
         
-123.98(-0.45%)でした。
昨日 大幅に上昇した反動か、大納会は3日ぶりの反落で終わりました。
JAL(9201)ANA(9202)など空運大手2社が上昇した半面エムスリー(2413)ソニー(6758)などの値嵩株、日本製鉄(5401)JFE(5411)などの大手鉄鋼株が大幅安になりました。

さて、例年この時期になると、必ず語られるのが干支のアノマリーです。

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十二支の格言

今年は年間で3787.55円の上昇となり、まさに「子(ね)は繁盛」の年になりましたが、新年2021年は「丑(うし)つまずき」の年を迎えることになります。
日経平均算出以来、6回巡ってきた丑年の勝敗は3勝3敗で勝率50%です。みずほ証券によると平均騰落率は-6.3%十二支で最悪のパフォーマンスになっています。
東証が再開した1949年を除くと、下落した1973年為替の変動相場制への移行や第一次オイルショック1997年
アジア通貨危機などがありました。過去6回は勝ち負けが交互に訪れており、このサイクルが継続すれば、来年は下落の年にあたります。
私が思う、さしあたってのリスク要因は1/5の米国上院選民主党が勝利し、トリプルブルーが実現すること。
もし、実現すれば、長期金利が急上昇し、グロース株が総崩れになる可能性があると思います。
あと、個人情報がだだ漏れになっている
(ロビンフット証券は個人の売買データをヘッジファンド横流ししているのをSECは問題視しているという話があります。)

と言われるロビンフット証券に対するSEC調査がはいることにも注意が必要と思います。もし、SEC調査がはいれば、今や20兆ともいわれる資金が逆回転することにつながり、相場を冷やす可能性があると思います。
しかしながら、私の相場観としては年前半は調整があるかもしれませんが、次第に上昇が見込めるのではと思っています。

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バブル期のマネタリーベース



上記のグラフは1984年~1993年のバブル期のマネタリーベースの推移です。(前年同月比)
87年10月には15.4%を記録していましたが、92年3月には-4.0%まで低下しています。この急激な金融引き締めが、バブル崩壊 その後30年も続くデフレにつながります。

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今年11月までのマネタリーベース

上記のグラフは今年11月までのマネタリーベースの推移です。2014年2月には、黒田バズーカーと言われる金融緩和で、55.7%にもなる驚異的なマネー供給になりました。

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日経平均とマネタリーベース

日経平均と重ねました。安倍政権スタート時はマネタリーベースの増加とともに株価上昇がみられましたが、伸び率が鈍化すると株価は下落しています。その後企業業績回復により昨年までは横ばいをキープしましたが、今年の4月にはマネタリーベースは2.3%まで鈍化していました。
そこに、コロナが起こり株価は急落し、日銀も緩和を強化し11月には16.5%とバブル期なみに回復しています。
このことが、年末の急激な株価上昇につながっており、今後も2ケタの伸びがつづけば株価は下がる要因も少ないのではないかと思います。年末の急激な上昇から年始は調整があるかもしれませんが、その後は上昇基調を取り戻す展開になると感じています

年明けは1/5からブログスタート予定です。
今年も本当にお疲れ様でした!!
(ゴリラも働いてないやろけど、ゆっくりしてください)