5日の日経平均は27158.63円
-99.75(-0.37%)でした。
米国株反落の影響を受け、3日続落になりました。
東京エレク(8035)やアドバンテスト(6857)等の半導体関連はしっかりの動きでしたが、ファーストリテイリング(9983)が2.06%の下落になり、1銘柄で日経平均を67.70円押し下げる動きになりました。
目先的には、5日におこなわれる米国ジョージア州でおこなわれる連邦議会上院選の結果がどうなるかが注目されていますが、仮にトリプルブルーが成立した場合 マーケットに対してどのような影響があるのかは意見のわかれるところです。
いったんは、上院ではじかれた給付金2000ドルへの引き上げが現実味を帯び、給付金トレーダー復活でマーケットにはプラスになるという見方と、バラマキ政策で国債増発 金利上昇によりグロース下落という見方です。
いまのところ、10年国債利回りも、さして上昇していませんので、上院選がどっちに転んでも、昨年同様マーケットはいいとこどりの動きになるのかもしれませんが、私個人的にはNYは調整があってもおかしくないと感じています。
直近のニュースでは、NYも渡航歴のない人に、コロナ変異種の感染が認められたと報道されています。
イギリスではロックダウンの措置がとられましたが、米国は20日まではトランプ大統領のままです。もし、コロナ変異種が拡がってもトランプ大統領は現状維持のまま迅速な措置はとらない可能性が高いと思われます。
そうなれば、20日にバイデン大統領が誕生と同時にロックダウン等の厳しい政策運営に迫られることになります。
もともと、民主党は分裂を繰り返す党なので、バイデン政権誕生とともに混乱におちいる可能性もあるのではないかと思います。
4日のNYが1.25%程度の下落であったのに対し VIXは18%も上昇しています。上院選の結果が、どのようにマーケットに反映するのかはわかりませんが、少し警戒はしておいたほうがいいのではないかと思います。