28日の日経平均は28197.42円
-437.79(-1.53%)でした。
前日の米株安をうけて大幅安でした。東京エレク(8035)やソフトバンク(9984)等 主力値嵩株が下落。反面 電通(4324)三越伊勢丹(3099)JR東海(9022)等が上昇しました。
注目されていたFOMCはパウエル議長がテーパリング議論を一蹴!金融緩和政策を長期化することを約束させるような内容でした。
これを受けて、米国10年国債利回りは1.009%まで下落しています。
本来であれば、金利が下落したのですから株価にはプラスに作用するはずです。特にグロース株には追い風になってしかるべしと思われますが、米国ではナスダックが2.6%下落 日本でもマザーズが3.3%の大幅下落になっています。
いったいなぜか?高値圏だったからといえばそれまでですが考えられることがひとつあります。
上記は1/27の日経電子版ですが、イスラエルでのファイザーワクチンのデータが公表されています。イスラエルでは12月より毎日15万人以上の国民がワクチンを接種しており、ワクチンの効果をはかるうえでの世界の実験台といわれています。
そのデータによると、2回接種した人のその後の陽性率は0.01%との結果がでたようです。
もちろん、この結果が世界のどこにでも当てはまるとはかぎりませんが、マーケットはアフターコロナの世界を予見して動いたことが考えられます。
そう考えれば、SOX指数が下落したのも納得ですし、GAFAが下落したのも合点がいきます。その反面、上記のように百貨店のメーシーズの大幅高や旅行関連のトリバゴの上昇も説明ができます。
日本でも、冒頭のように電通(4324)はオリンピック開催
三越伊勢丹(3099)やJR東海(9022)はアフターコロナを見据えて買いがはいったとみるべきと思われます。
以前、私もコロナの間は株は上昇すると書きました。
日本でのワクチン接種は4月からではあるものの、マーケットがアフターコロナを意識した動きになる可能性が出てきたことには注意が必要と思われます。