9月30日 相場概況
東証一部の騰落銘柄数は値上がり789/値下がり1298
騰落レシオ(25日)122.99
空売り比率 46.4
売買代金 東証一部 4兆3914億円
マザーズ 1602億円
業種 陸運、医薬品、小売など上昇。
海運、輸送用機器、電気・ガスなど下落。
個別 ファーストリテイリング(9983)が4%を超える上昇になり、新規に日経平均に採用されるキーエンス(6861)、任天堂(7974)、村田製作所(6981)が大幅上昇になっています。
緊急事態宣言の全面解除を手掛かりとした物色が続いていて、JR東日本(9020)やJR西日本(9021)などの鉄道株のほか、旅工房(6548)やエアトリ(6191)など旅行関連が大幅高になっています。
政策期待からポピンズHD(7358)やJPHD(2749)など、こども関連が人気化し、コロナ治療の飲み薬期待から塩野義製薬(4507)が物色されました。
日本電気硝子(5214)は上方修正や自社株買いが好感されて10%以上の上昇になっています。
反面、海運株の売りが止まらず、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)が9%~11%の下落になっています。
SOX指数の下落をうけて、東京エレク(8035)やレーザーテック(6920)など半導体関連への売りも続きました。
ソフトバンクG(9984)が3%を超える下落になり、日経平均から除外になる東洋製缶(5901)や日清紡(3105)、スカパーJSAT(9412)が軟調な動きになりました。
不正車検に関する報道が嫌気されたトヨタ(7203)が3%を超える下落になり、柏崎刈羽原発の再稼働に時間を要すとの見方が広がった東京電力(9501)が急落しています。
日経平均は続落!
前日のほぼ同水準での値動きになり、25日線(29474)が意識された動きになっています。
本日は日経平均のリバランスの売りが5000億円の売り要因になっていて、「月末安アノマリー」の該当日になっていたことからか、続落していますが、2日続けての下ヒゲを形成しており、踏みとどまった足形になっています。
明日は「月初高アノマリー」の該当日で、いったん前日に形成したマド埋めの動きがあってもおかしくありませんが、リバウンド後には、2点底をとりに来る可能性もありますので注意が必要と思われます。
押し目買いの基本戦略は変わりませんが、
米株の流れからも、来週半ば以降は再度、下落のターンになる可能性もあると思われますので、想定にいれて戦略を練っておいたほうがいいと思います。
さて、本日は将来の高配当株候補で、株主還元が充実しているショーボンドHD(1414)を紹介します。
ショーボンドHDは、橋梁、道路などインフラ補修工事を専業として、補修材料の開発・販売から施工までの一貫体制を築いている「造らない建設会社」です。
国土強靭化計画のど真ん中銘柄で、今後発表になる景気対策の該当銘柄になると思います。
自己資本比率が80%以上で有利子負債ゼロの超健全企業です。
営業利益率が2割近くで、ROEも10%以上です。
配当性向50% 自社株買いを入れた総還元性向75%です。
配当利回り 2.18%
14期連続増配で今後も増配が望めます。
なるべく引き付けて買い付け、長期保有するのに適した銘柄と思います。