11月24日(水)相場概況
東証一部の騰落銘柄数は値上がり486/値下がり1600
騰落レシオ(25日)79.39%
空売り比率 44.0%
売買代金 東証一部 2兆7804億円
マザーズ 2130億円
業種 鉱業、石油・石炭、銀行など上昇。
サービス、精密機器、情報通信など下落。
個別 原油上昇を背景にINPEX(1605)が大幅高になりました。
米金利上昇を受けて銀行株が買われ、三井住友(8316)や三菱UFJ(8306)が物色され、115円まで上昇してきた為替を材料に三菱自動車(7211)や日産(7201)、マツダ(7261)など自動車株に強い買いが入っています。
ニューロクライン社とのライセンス契約締結が好感されたそーせいグループ(4565)が場中値つかずのストップ高比例配分になり、経営統合手続き差し止めの仮処分決定を受けて、オーケーによるTOBへの期待が再燃した関西スーパー(9919)もストップ高比例配分になっています。
買収防衛策に国が反対の方針と伝わり、SBIHD(8473)による買収期待が高まった新生銀行(8303)が大幅高になっています。
反面、ナスダック下落を受けて、グロース株が総じて弱く、レーザーテック(6920)、東京エレク(8035)、アドバンテスト(6857)など半導体関連が総崩れになっています。
ソフトバンクG(9984)が3%を超える下落になり、エムスリー(2413)やリクルート(6098)、ダイキン(6367)なども大幅安になっています。
値がさ株のベイカレントコンサルティング(6532)も10%を超える下落に沈んでいます。
マザーズでは提供サービスで代金トラブルがあったと報じられたメルカリ(4385)が大幅安になり、フリー(4478)やBASE(4477)など主力どころも厳しい下落になっています。
公募増資が嫌気されたフェローテック(6890)が11%を超える下落になり、足元荒い値動きが続くグローバルウェイ(3936)も16%を超える下落になっています。
日経平均は大幅安!
アセンディングトライアングルからの下離れパターンが出現してしまい、25日線(29342円)すら割り込む酷い展開です。
このまま、10/29のマド埋め(29000円)まで下落し200日線(28938円)や75日線(28930円)あたりまでの下落をためしにいく可能性も出てきています。
米国は25日が感謝祭で休場になり、今晩24日は10月耐久財受注、7-9月期GDP改定値、10月新築住宅販売など経済指標の発表が相次ぐ他、11月FOMCの議事要旨も発表になります。
これらが、米国長期金利上昇や原油上昇を促せば、休み前に利益確定売りが強めに出てくる可能性もあります。
日本市場の下落が続くのか、本日の下落で、ある程度織り込み済みとなっているのか注目されるところです。
ただ、本日の下落の要因として、米国金利上昇をあげる論評がほとんどですが、日本の金利が上昇してない中、SHIFT(3697)のような国内のみで事業をやっているグロース株まで下落しているのは説明がつきません。
本日の下落は先物主導の下落であり、外国人ファンドの売り崩しと思われます。
だとすれば、12月のメジャーSQまでには、いったんの買い戻しがあると思われ、短期的には今週の下落は買いのチャンスになると思います。
さて、11/23の日経電子版によりますと、イギリスでは来年から新築の住宅や商業施設にEV充電スタンドの設置を義務づける方針で、年内に法整備をするようです。
バラマキだけで、必要な規制改革がいっこうに示されない岸田内閣とはずいぶん差があるように思います。
(コロナ検査キットのネット販売すら日本医師会の既得権益の牙城を崩せないようでは駄目ですねー! 牧島行政改革大臣も甘利のお父さんがいなくても頑張ってほしいものです。)
ともあれ、昨日のブログにも書きましたが、「EV充電器関連」は一大テーマになると思います。
昨日は新電元工業(6844)を取り上げましたが、他の銘柄も挙げておきます参考にしていただければと思います。
ニチコン(6996)
9/13のブログでも紹介していますので、よろしければ見てください。
モリテック スチール(5986)
「無接点方式」のケーブル自動巻き取り充電スタンドを開発しています。
東光高岳(6617)
自宅でEVでためた電気を家で使うシステム V2Hなどを手掛けています。
他にも、「EV充電器関連」として
日本電解(5759)
ダイヘン(6622)
日置電機(6866)
菊水電子工業(6912)
平河ヒューテック(5821)
安川電機(6506)
などがあげられます。
参考にしていただければと思います。