えのキングの投資日記

日本株投資日誌

8/25(木) 日本株は米国離れを起こすのか?

8月24日(水)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1006/値下がり銘柄734
騰落レシオ(25日) 116.02%
空売り比率 42.7%
売買代金
東証プライム 2兆2916億円
東証スタンダード 738億円
東証グロース 1016億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

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岸田首相が、来夏以降原発を17基再稼働させる方針と次世代原発の建設検討を支持したと報じられ、再稼働関連で東京電力HD(9501)10%近い上昇を筆頭に電力株が全面高になっています。
また、次世代原発関連として、三菱重工(7011)川崎重工(7012)IHI(7013)が大幅高になり、東京エネシス(1945)助川電機(7711)高田工業所(1966)木村化工機(6378)なども高騰しています。

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kabutan.jp

祖業である生物顕微鏡などを手掛ける科学事業の売却方針が報じられたオリンパス(7733)が、上場来高値を更新し、農業に参入することを発表したフジタコーポレーション(3370)ストップ高まで買われています。

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自社株買いの発表をしたシンデン・ハイテックス(3131)オリコン(4800)が急騰しています。

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反面、東京エレクトロン(8035)レーザーテック(6920)などの半導体関連が売られ、任天堂(7974)コナミ(9766)バンダイナムコ(7832)などゲーム関連軟調になっています。

キーエンス(6861)富士通(6702)HOYA(7741)など値がさ株も総じて売り込まれています。

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岸田首相は入国前の現地コロナ検査免除の方針を表明するも、目新しいものとはみなされず、前日物色された、JAL(9201)ANA(9202)エアトリ(6191)オープンドア(3926)などは軟調な動きになりました。

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増担保規制がかけられたアイスタイル(3660)光・彩(7878)が急落し、昨日ストップ高したセイファート(9213)も大幅反落になっています。

SBI証券が目標株価を1400円→900円に引き下げた

Chatwork(4448)が大幅安になっています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は5日続落!

ギャップアップからスタートしたものの、心理的な節目である28500円を超えたところで反落し陰線で終わっています。

MACDが陰転し、パラボリックも陰転していますので、下落トレンドを示唆していますが、本日は値上がり銘柄数が値下り銘柄数より多く、マザーズ指数もプラスになっています。

指数はマイナスになるも、個別では物色が旺盛であることがうかがえ、25日線(28181円)近辺では、いったん反発に入る可能性が高いと思われます。

野村証券は、先物主導で日経平均を押し上げてきたCTAが売り転換するポイントとして27730円を予想しています。
いったん、反発にはいるとは思いますが、25日線を下抜けし、28000円を割り込むようなことがあれば、下落に拍車がかかることも頭に入れておいたほうがいいかもしれません。

【本日のトピック】

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さて、昨日、7月米新築住宅販売が発表になり、前年同期比29.6%減の6年半ぶりの低水準であったことが報じられています。


発表直後は、インフレが低下しているということで、長期国債利回りも下落したのですが、その後は上昇に転じ、3%を超えてきています。

これまでは、インフレが低下する指標が出たときには、FRB金利上昇にメドをつけ、早期利下げになるというシナリオで株が上昇していました。

ところが、マーケットは、インフレが低下しても、あくまでFRBが求める物価水準は2%であり、簡単に金利上昇に歯止めをかけることはないというコンセンサスに変わりつつあります。

週末のジャクソンホールでのパウエル議長の講演が注目されていますが、マーケットは楽観ばかりでもなくなってきていますし、タカ派発言を当て込んだショートポジションも積み上がっています。

ジャクソンホールが終了すれば、内容のいかんを問わず、いったん買戻しの動きがでるかもしれません。

しかしながら、市場の関心は、徐々に金利上昇がもたらす景気悪化に移ってきます。
利上げによる経済への悪影響は「住宅市場」「新規受注」「企業利益」「雇用(失業率)」の順番に出ます。
「住宅市場」金利に最初に反応するため、経済の先行指標になります。
今回の新築住宅販売の悪化は、米国がリセッションに近づきつつあることを示します。

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それに対し、日本の4~6月のGDPは、3期連続プラスとなり、コロナ前の水準を回復しています。

 

特に設備投資の伸びが著しく、先日の決算で、半導体関連の決算見通しがおおむね強気であったところにもあらわれています。

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まだまだ、ツッコミどころは満載ですが、岸田首相も、ようやく、やっと、くそ重い腰を挙げてきたのかもしれません。

日本株が米国離れをおこすのも近いのかもしれません。

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