えのキングの投資日記

日本株投資日誌

6/9(金) 日経は当面の高値を形成するも、小型株の押し目買いは有効か⁉

6月8日(木)




【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング


【騰落レシオ】



空売り比率】



【売買代金】



【米株市況】

6/7(水)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【業種】



【個別】

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エーザイ(4523)が急伸し、年初来高値を更新しています。

ブルームバーグによると、同社と米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病新薬レカネマブ(商品名レケンビ)は、近く米食品医薬品局(FDA)の完全承認を得る可能性が高いことが同局のスタッフ文書で示唆されたと報じています。

FDAスタッフの文書では、承認の障壁は見当たらないとされているようです。

米当局は先週、レカネマブのようなアルツハイマー病治療薬が規制当局の承認を受け次第、メディケイドの適用対象になることを確認したとも報じています。

レカネマブは現在、必要な人々に速やかに薬を届けるための迅速承認のみ受けていますが、米国での年間売上は20億ドル(約2800億円)を超える可能性があるとのことです。

www.nikkei.com


また、両社は日本時間8日、早期アルツハイマー病に関する適応でレカネマブの新薬承認申請を韓国で行ったとも発表しています。

今後の株価にも期待が持てそうです。


また、本日は同ニュースの思惑でティムス(4891)ストップ高まで買われています。


同社株は、バイオジェンが、急性期脳梗塞薬候補「TMS-007」の後期第II相臨床試験を開始するかどうか再評価するために一時停止すると4月に発表したことで大きく売り込まれていました。

アルツハイマー治療薬開発が一段落すれば、バイオジェンは同社が導出した「TMS-007」の開発に動きだすのではとの期待に繋がっている様子です。

既にロックアップ解除となっているVC(ベンチャーキャピタル)売りの警戒も強いものの、本日は大商いだけに結構VC売りも熟したのではと期待する向きもあるようです。


www.nikkei.com


サニックス(4651)が大幅高となり、年初来高値を更新しています。


本日の日経新聞によると、同社は使用済み太陽光パネルのリサイクル事業に参入すると報じられています。

2024年度に佐賀県の工場に設備を導入し、全国に15箇所持つ既存の廃プラスチック処理工場を活用し、全国展開を目指すとのことです。

東日本大震災後に急速に普及した太陽光パネルは2030年代半ばに一斉に寿命を迎え、大量廃棄時代の到来を商機に繋げるとしています。


同社は5月15日に発表した中期経営計画で、太陽電池パネルのリユース・リサイクル事業の事業化を目指し、技術検証ラインを構築すると明らかにしていましたが、本日改めて材料視されたようです。

今後の株価も注目されるところです。


kabutan.jp


AI inside(4488)ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。

AI inside、生成AI・LLMの研究開発と社会実装を行う「XResearch」を創設、140億パラメータ日本語LLMサービスを開発しα版 ...

同社は、生成AI及び大規模言語モデル(LLM)の研究開発と社会実装を行う「XResearch(エックスリサーチ)」を創設したと発表しています。

エックスリサーチは既に140億パラメータの日本語LLMサービス「PolySphere-1(ポリスフィア-ワン)」を開発していて、本日より企業・団体を対象にアルファ版の利用受付を開始するとのことです。

株価の勢いがどこまで続くか注目されます。


kabutan.jp


巴工業(6309)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、業績の上方修正を発表しています。

2023年10月期の連結経常利益を従来予想の29.7億円から36億円へと21.2%上方修正することを公表し、配当予想も上期配当、下期配当共に従来計画の28円から40円へと大幅増額しています。

機械製造販売事業で一部案件の繰り延べが見込まれる一方、化学工業製品販売事業で機能材関連を中心に好調が見込まれることが主因とのことです。

明日以降の株価の動きも注目されます。


kabutan.jp


テイツー(7610)が大幅続伸になっています。


同社は、5月売上高が速報値で前年同月比44%増となったと発表しています。

前月に続き中古ゲーム、中古トレカ、中古ホビー、新品ゲーム、新品トレカ、新品ホビーなどが順調に推移しています。

特に、ニンテンドースイッチ向けゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」が発売されたことで、新品ゲームの売上高が大きく伸長したとのことです。

国内においてトレカ市場が旺盛で、引き続き好調な業績が見込まれます。

株価は、引き続き買い優勢の展開が期待できます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は続落!

5日線(31,960円)を割り込む陰線になるも、マドを開けて下落するアイランドリバーサルにはならず、6/2に形成したマド(31,555円)埋めを達成しています。


日経平均が600円上昇した先週、海外投資家は現先合計+3443億円買い越しになっていて、10週連続の買い越しになっています。


しかしながら、先物単体では海外投資家が売りに転じてきていて需給関係に変化が生じていたことがわかります。

反面、個人は8週ぶりに買い越しに転じていて、今週も海外投資家売りVs個人買いという、やや危険な構図になっている可能性が高そうです。

日経平均 週足 MACD

日経平均の日足は、踏みとどまっているようにも見えますが、明日31877円を上回ることがなければ、週足は9週ぶりの長い上影を残す陰線となり、次週の下落も想定しなくてはならなくなります。

明日のメジャーSQ後の値動きも、中期トレンドを占う上で極めて重要になりそうです。

日経平均そのものや連動性の高い銘柄の売買には注意が必要と思われます。


【本日のトピック】

www.nikkei.com


さて、日経平均の当面の高値は6/732,708円になりそうですが、個別では、本日も海運株建機株など景気敏感株が物色される動きがでています。


この流れは、米国でも見られ、NVDIAなど一部のハイテク株に偏っていた物色が循環していることがわかります。


そして、炭鉱のカナリアと言われるラッセル2000など小型株が物色される流れも見られます。

www.nikkei.com

マザーズ指数 日足 MACD


日本のマザーズ指数は、カナダ中銀の利上げ再開で、米長期金利が上昇したことを嫌気して下落したようですが、資金循環が継続するなら、マザーズ銘柄が物色される日も近そうです。

マド埋めとなる757ポイントあたりがメドになるのではないでしょうか?

小型株の押し目買いは有効と考えます。

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