9月13日(水)
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【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
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神戸物産(3038)がマドを開けて3日続伸しています。
同社が12日に第3四半期決算を発表し、累計営業利益は233億円で前年同期比6.6%増で着地しています。
5-7月期は91億円で同28.5%増となったことで、上半期の減益決算から増益に転じる形となっていて、コンセンサスも10億円程度上振れています。
純利益は為替予約関連の時価評価損が影響し2%減の155億円だったものの為替予約関連の評価損については今期中に縮小の見込みとしています。
売り上げが好調なことは月次決算である程度把握できていた一方、「国内で製造するプライベートブランド(PB)商品の値上げを十分に進められた点が業務スーパー事業で想定以上に収益性が改善する要因となった」(国内証券アナリスト)との声が聞かれています。
神戸物産(3038)が好調ならば、同社のフランチャイズを手掛けるG7ホールディングス(7508)もいいかもしれません。
先日、同社の会社説明会に出席しましたが、創業50周年になる2025年度目標を 売上高2,500億円 経常利益100億円と直近四季報に比べて、かなり強気の想定をしていました。
そのために、総店舗数1000店舗、従業員数14,000人を目指すということなので、大きなM&A等の発表があるかもしれません。
ココナラ(4176)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は12日引け後に、みずほフィナンシャルグループ(8411)のみずほ銀行と法人向けスキル・人材マッチングプラットフォームの運営・開発を行う合弁会社の設立で基本合意書を締結したと発表しています。
みずほ銀行の取引先が抱える人材不足などの課題を同社が有するプロ人材のスキル活用で解決するとのことです。
これにより業績寄与期待も強く、投機資金が攻勢を仕掛けたものと思われます。
同社は赤字決算が響き、逆テンバガーを達成していた銘柄ですが、7/14には赤字縮小の発表もしています。
株価は75日移動平均線を突破し、新展開入りも期待できるかもしれません。
イントランス(3237)が急騰し、一時ストップ高になるまで買われています。
同社は13日正午頃に、2023年9月末時点の株主から特別株主優待制度を実施すると発表しています。
300株以上を保有する株主に対して1,000円分のQUOカードまたは同額の代替ギフト券を贈呈する他、1万株以上の株式を保有している株主にはこれに加えて「Folio Sakura Shinsaibashi Osaka」の無料宿泊券を贈呈するとのことです。
また、今後も株主優待を継続する方針ですが、半年間以上保有する株主を対象とする予定で、詳細については適宜公表するとしています。
目先の株価はボラタイルな展開が続くと思われます。
フューチャーリンクネットワーク(9241)が急騰し、ストップ高まで買われています。
大量保有報告書の提出がキッカケで、個人投資家と思われる宮脇邦人氏が、同社株を4万1700株(所有割合5.01%)を保有していることが明らかになっています。
著名な個人投資家ではないものの、その保有目的が「井村俊哉さんやSTFさんみたいになりたい」となっており、それに短期投資家が食い付き、物色材料にされた様子です。
大量保有報告書によれば平均買いコストは1,346円だけに十分利益が乗っている状況と言え、利食いしてくるのか注目されます。
ただ、ここで利食いしてくるようなら井村俊哉さんやSTFさんみたいにはなれないのでは・・・⁉
何れにせよ今回のことを機に宮脇氏は一気に著名個人投資家に躍り出たと言えるかもしれません。
【テクニカル分析】
日経平均は反落!
上下にヒゲをつける陰線となり、下落する5日線(32,709円)は抜け切れていません。
反面、75日線(32,531円)を下抜けるような下落でもなく、売買代金は3兆5000億を超える高水準で、海外投資家の買いが継続していることが伺えます。
引き続き、気迷い相場が継続していて、上がるにしても下がるにしても、「きっかけ待ち」という状況です。
そういう意味では、今晩の米8月CPIは、ひとつのヤマ場になるでしょう。
市場予想では、+3.6%で、コアが+4.3%になっていますが、特にコアが予想を超える状況の場合はインフレが収まっていないとみなされ、金利の一段高につながります。
そうなると、NASDAQの下落につながり、NASDAQの相関係数が0.75%と高い相関を持つ日経平均は売り込まれることになるでしょう。
モルガンスタンレーは米当局のインフレ退治は十分で、利上げ停止に向かうと予想していますが・・・
米国のインフレが収縮に向かっていることを祈りたいところです。