9月14日(木)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種別】
【個別】
鳥貴族ホールディングス(3193)が急反発し、年初来高値を更新しています。
同社は、13日引け後に、2023年7月期の連結決算発表に併せ、2024年7月期の業績予想を開示しています。
2024年7月期(今期)の最終利益は前期比68.3%増の10億3,700万円と大幅増益見通しを示しています。
大幅な増益見通しを好感した買いが、ショートカバーを誘発する格好で上昇に弾みが付き、2018年1月以来の高値圏に浮上しています。
主力の居酒屋「鳥貴族」の来店客数が回復していて、店舗の経費削減でコストを吸収し、増益につなげています。
市場では「鳥貴族は5月に値上げしたものの、順調に客数を伸ばしていた。今回、改めて良好な業績見通しが確認できた」(国内証券)と評価する声が聞かれます。
株価は、2017年12月高値の3,965円がターゲットになってきそうです。
ニデック(6594)が反発しています。
同社は、13日に工作機械のTAKISA(6121)を買収することで合意したと発表しています。
買い付け価格は1株あたり2600円で、14日からTOB(株式公開買い付け)を開始します。
TAKISAの事前同意は得られていなかったため、買収が難航するとの見方もありましたが、TAKISAが提案を受け入れた格好です。
TAKISAは自動車部品などを加工する旋盤を手掛ける会社で、ニデックは工作機械事業を拡大してきていて、これまでも歯車工作機械のニデックマシンツール(旧三菱重工工作機械)などの買収を進めてきました。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の内野晃彦シニアアナリストは13日付リポートで、TAKISA買収について「(ニデックの)グループ内に欠けている旋盤の技術を有しており、シナジー効果は大きい」と評価しています。
Macbee Planet(7095)が、一時ストップ高になるまで買われています。
同社は13日引け後に決算を発表し、2024年4月期第1四半期(23年5-7月)の営業利益を前年同期比123.4%増の10.04億円と発表しています。
通期計画の28.5億円に対する進捗率は35.2%に達しています。
前期に完全子会社化したネットマーケティングの業績寄与に加え、既存案件の拡大や新規案件の受注が堅調に推移したほか、独自のデータ取得技術を活用した施策も奏功し、利益が倍増したようです。
株価は20,000円大台復帰となり、未だ上値余地も残っている印象です。
スリー・ディー・マトリックス(7777)がストップ高まで買われています。
同社は、13日の取引終了後、2024年4月期第1四半期(5~7月)の連結決算を発表しています。
経常損益は1億800万円の黒字(前年同期は5億1100万円の赤字)で着地しています。
通期計画は18億7,500万円の赤字としていますが、直近3カ月間で経常黒字を確保したことを手掛かりにした買いが入ったようです。
米国で消化器内視鏡領域の販売が高い成長を維持した他、欧州でも主要製品である同領域の止血材の販売が好調に推移したほか、子会社貸付金を巡る為替差益として約7.6億円を営業外収益として計上しています。
株価は意識されていた25日・75日両移動平均線を突破し、目先は6月20日の戻り高値207円が意識される動きになりそうです。
ピー・ビーシステムズ(4447)が急反発しています。
同社は、13日引け後に、取得総数15万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.30%)・取得総額1億円を上限とする自社株買いの実施を発表しています。
取得期間は9月14日から10月31日までとなります。
資本効率の向上を通じた株主還元のほか、経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を図ることを目的としています。
本日の株価は、75日線と8月14日の戻り高値718円が重なったこともあり、このレベルで頭を抑えられましたが、明日以降もこの価格帯がポイントになりそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は大幅反発!
ギャップアップからスタートし、5日線(32,745円)を明確に上抜いてきています。
9/8の幻のSQ値(32,921.39円)も上抜けてきていて、短期上昇トレンドに乗ってきています。
5日線を下値抵抗線として、9/7高値(33,322.45円)をクリアすることが出来れば、これまで上値切り下げとなっていたトレンドラインを上抜くことになり、中期上昇トレンドに回帰することになりそうです。
ご存じの通り、13日のCPIは、総合は若干予想を上回りましたが、無難に通過し、金融政策がさらに引き締められる水準ではないとの見方が広がったことから安心感が広がりました。
しかし、何と言っても、モヤモヤしたのを吹き飛ばしたのは「阪神の18年ぶりのアレ」でしょう!
大阪は大騒ぎのようです!
実際、阪神が優勝すると、その年と翌年は相場が上がるという伝説(アノマリー?)があるようです。
阪急阪神ホールディングス(9042)だけではなく、上新電機(8173)あたりは狙い目かもしれません。