10月5日(木)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別】
マネックスグループ(8698)がストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。
同社は、4日、NTT(9432)傘下のNTTドコモと共同出資会社を作り、傘下にマネックス証券を置くと発表しています。
マネックス証券はドコモの子会社になる予定です。
2024年1月4日にドコモは持ち株会社の株式の48%をマネックスから約466億円で取得し、約20億円の増資も引き受けるとのことです。
ドコモとの提携によるマネックス証券の口座数や預かり資産拡大期待が高まる他、売却資金を使った株主還元拡充などへの期待が高まっているようです。
モルガン・スタンレーMUFG証券の長坂美亜氏らは4日付のリポートで短期的には持ち分減少でマネックス証券からの利益貢献は低下するとしつつ「提携を通じた中長期的な利益拡大機会が期待される」と指摘しています。
「株式譲渡で得る資金を成長投資と株主還元に充当する点はポジティブ」との見方も示しています。
セキュア(4264)が大幅続伸になっています。
同社は本日9時に、クラウド受け付けシステムを手掛けるRECEPTIONIST社と協業し、両社サービスの連携を目指すことで合意したと発表しています。
社員が受け付けまで出迎えに行かずに客を決められたゾーンまで案内出来、社員の労務工数の削減や客の待ち時間削減、郵便対応などがセキュリティを損なうことなく実現出来るとのことです。
株価は2日高値2,184円を更新すると、直近安値圏脱出と捉えられると思います。
Gunosy(6047)がストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。
同社の持分法適用会社であるインドフィンテック企業Sliceが、インドの銀行North East Small Finance Bankと合併すると中銀であるインド準備銀行から承認を得たと発表しています。
同社グループのSlice保有比率は約17%で、シリーズB1ラウンドでの同社企業価値は15億ドル超えとなっているとのことですが、今後企業価値は更に上がるとの期待も強い様子です。
同社は、来週末に1Q決算発表を予定していることから、明日以降も物色が続くのか注目されます。
スマレジ(4431)が大幅反発になっています。
同社は4日引け後に、クラウドPOSレジ「スマレジ」の月次登録店舗数を開示しています。
有料プランの登録店舗数は前月比で538店舗増加し、3万2459店舗に増えています。
登録店舗数全体に対するアクティブ店舗(無料プランを含む)の比率は29.7%となり、8月の水準から0.4ポイント上昇しています。
株価はサービス拡大基調の継続を好感した買いが集まり、9月28日の直近高値2,930円を捉える動きになりそうです。
ダイヤモンドエレクトリックホールディングス(6699)が大幅反発になっています。
同社は4日、新中長期経営計画「炎のスクラム」を策定したと発表しています。
2028年3月期に売上高ターゲット2,000億円、コミットメント1,500億円、営業利益率6%以上を目標にするとのことです。
今期の2024年3月期予想は売上高980億円、営業利益率1%だけに来期以降、大幅増収増益を続けて行く必要がありますが、実現出来れば業績インパクトはかなり大きく、今の株価はかなり割安と言えるため、本日は見直し買いに繋がったようです。
とりわけ、電子機器事業の売上拡大を想定しているようですが、かなりの大風呂敷とも言える目標値だけに疑心暗鬼の声も少なくありません。
明日以降も見直し買いが続くのか注目されます。
【テクニカル分析】
日経平均は大幅反発!
下影をつける陽線で終わるものの、マドは埋め切れておらず、5日線(31,291円)もクリアしていません。
前日安値(30,487円)が当面の底になりそうですが、本日はショートカバー中心と思われ、この動きが持続するのかは微妙なところです。
上昇トレンドに回帰するためには、まずは、5日線のキャッチアップが最低条件になりますのでチェックしていきたいところです。
【本日のトピック】
さて、4日の米国市況は9月のADP民間雇用者数が予想を大きく下回ったため、長期金利が下落する動きになりました。
そして、金利低下を好感し米株市場は上昇しています。
まさに、Badnews is Goodnewsという状況です。
そもそも、なぜ米長期金利は、ここもと急激に上昇したのでしょうか?
もちろん根底には強い米景気があるのですが、需給バランスの要因も、かなりありそうです。
上記は1月のFEDWatchですが、このころは、年央あたりには金利は低下すると見られていたことがわかります。
つまり、金利が低下すれば利益が出るポジションを取っていたところが多く存在し、今回金利が上昇したため、ポジションの巻き戻しに迫られた可能性があります。
恐らく、6日の9月雇用統計、11日の米10年国債入札などを通過すれば、長期金利も次第に落ち着きを取り戻すことになると思います。