えのキングの投資日記

日本株投資日誌

10/20(金) しばらくは決算と反応を注視するべし

10月19日(木)




【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

10/18(水)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

kabutan.jp


IDOM(7599)が大幅上昇になっています。


三菱UFJモルガン・スタンレー証券は18日、同社株のレーティング「バイ」を継続し、目標株価1,500円から1,800円に引き上げています。

ビッグモーター(東京都多摩市)の不正問題を受けて中古車業界に対する報道が過熱したものの、足もとでは沈静化している印象があると指摘しています。

今後はネクステージ(3186)と共に小売台数や粗利、出店面において敵失的恩恵が受けられる状況になってくるとのことです。

 

同証券はIDOMの2024年2月期営業利益予想156億円から182億円に増額修正しています。

株価は、決算発表を受け足元は大きく戻してきており、明日以降も確りとした展開を続けられるか注目されます。


www.nikkei.com


タキヒョー(9982)が大幅続伸しています。


同社は18日引け後に、自社株買いと自社株消却を実施すると発表しています。

自社株買いの上限は20万株(自己株式を除く発行済み株数の2.17%)・3億円で、期間は2023年10月23日から2024年9月30日までで、自社株消却10月31日付20万株を実施します。

需給の引き締まりを意識した買いが集まったようです。

本日の株価は高寄り後、日足で長い上影を残しており、明日以降は戻り売りを熟しながら11日急落分をどれだけ埋められるか注目されます。


kabutan.jp


カナデン(8081)が大幅続伸になっています。


同社は18日引け後に業績・配当の上方修正を発表しています。


2024年3月期第2四半期累計連結経常利益を従来予想の16.5億円から22億円へと33.3%上方修正し、一転して32.1%増益を見込みます。

また、上期業績の好調に伴い通期の連結経常利益も従来予想の45億円から48億円へと6.7%上方修正しています。

更に今期の上期配当下期配当共に従来計画23円から24円へと増額修正しています。

8月29日に続く上方修正が好感される動きとなり、目先は8月30日の年初来高値1,480円が意識される動きになりそうです。


kabutan.jp

ログリー(6579)が急伸し、ストップ高まで買われています。




同社は18
日引け後に、自社の広告プラットフォーム「LOGLY lift」で、世界最大の独立系セルサイド広告企業である米Magnite社(MGNI)RTB(リアルタイムでの広告枠競争入札)接続を開始したと発表しています。

これにより、Magnite社と取引契約を締結している国内外の運用型広告入札者は同社の提携メディアへの買い付けが可能となり、数多くの媒体へ様々なフォーマットで配信出来るようになるとしています。

同社は、Magnite社がトップクラスの媒体主との強力な関係を持ち、さまざまなデバイスやフォーマットに対応する高度な技術を有しているため、自社の長期的な収益拡大が見込めるとしています。

株価は、75日線を突破してきていて、目先現水準を保てるか否かで方向性が定まりそうです。


kabutan.jp


テクノロジーズ(5248)が大幅続伸になっています。


同社は本日、太陽光発電設備の施工・販売を手掛ける子会社エコ革が、森ビルと協業すると発表しています。


森ビルは、2023年度末から2024年度末に掛けて、農業と太陽光発電を同時に行う「営農型太陽光発電所」茨城県群馬県、栃木県、埼玉県で全6サイト、延べ約10ヘクタールの開発・運営をエコ革と取り組むとしています。


森ビル、「営農型太陽光発電所」全6サイト・約10haを開発|ニュースリリース一覧|プレスルーム|企業情報|森ビル株式会社

 

年間発電量は約1460万kWh(一般家庭3500世帯相当の発電量)を予定しているとのことです。

同社の業績の伸びが期待され、株価も一段高がありそうです。



テクニカル分析

 


日経平均は大幅反落!

ローソク足はマドを空けて陰線で終了し、下向きに転じた5日線(31,897円)下放れています。



騰落レシオ(25日)81.28%と売られ過ぎゾーン入りの80%近くまで低下してきましたが、25日線との下方乖離率2.15%と小さいため、リバウンド圧力は限定的とみられます。

25日線(32,120円)が下降を続けていることもあり、一段安リスクへの留意が必要と思われます。


【本日のトピック】

www.nikkei.com



 さて、ご存じのとおりテスラが7~9月の決算を発表しました。
上記の通り、売上高も営業利益も「頭打ち→鈍化」という感じになっています。

売上高が減った主因は値下げです。

同社は、景気が減速し、EVの競争も激化するなかで、値下げによる需要喚起を狙いましたが、値下げの割には台数は力強く伸びていません。

「営業利益÷売上高」で算出する営業利益率も7.6%と、市場予想を1%㌽ほど下回りました。

一時は20%に近かったのに、いまは半分以下まで落ち込み、「GMと大差ない」との指摘もでています。


www.nikkei.com

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反面、17日に発表されたジョンソン・アンド・ジョンソンの決算はまずまずで、18日のネットフリックスの決算は非常にいいものでした。

米国人の消費も、インフレのおかげで、最終消費財はまだしも、高級車のような不要不急な商品には買い控えの動きが出ていて、巣ごもりになっていることが伺えます。

www.google.com


そして、金利の上昇が止まりません。

ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁は、米利上げが既に完了した可能性を示唆するも政策金利を景気抑制的水準に「当面」とどめるべきだとの見解を示しています。

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株価が年末高を演じるためには、金利上昇以上のEPSの伸びが必要になります。

来週にかけて、メガテックの決算発表が相次いできますが、今回のテスラのように期待外れになってしまうとEPSが伸びなくなります。

世界同時株安?


最悪なのは、EPSが伸びないということになれば、マーケットはFRB金利引き下げの催促相場になるということです。

もしそうなれば、年末ラリーどころか2018年の「血のクリスマス」の再来になることもあり得ます。

しばらくは、決算と反応を注視する必要がありそうです。




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