えのキングの投資日記

日本株投資日誌

10/25(水) 米債券市場は逆イールドが改善⁉ 今週は決算をじっくり見極める局面か!

10月24日(火)


【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

10/23(月)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

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ソシオネクスト(6526)が4日ぶりに反発しています。


同社は、23日、自動運転システムなどに使う次世代自動車向けの半導体チップを開発すると発表しています。

同社として初めて、3ナノ(ナノは10億分の1)メートル品と呼ぶ最先端品の設計・開発に取り組むとのことで、台湾積体電路製造(TSMC)に製造を委託し、2026年から量産を始めるとしています。

3ナノ品はTSMCや韓国サムスン電子が量産する最先端の半導体になりますが、同社がこれまで設計開発を手掛けてきた5ナノ品に比べ処理性能が高く、消費電力は少ないと言われています。

電気自動車(EV)のシステムに搭載すれば1回の充電で走れる航続距離の改善につながるとのことです。

同社は、次世代の2ナノ品についてもTSMCや英半導体設計アームと協業を決めていて、25年上期にサンプル出荷を始め、その後に量産に移る計画を明らかにしています。


kabutan.jp


PLANT(7646)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、23日後場に決算を発表しています。

2023年9月期経常利益前期比19.2%増18.2億円となり、減益予想から一転して増益で着地しています。


また、前期の年間配当22円から32に増額し、今期も前期比18円増50円に大幅増配する方針を示しています。

既存店活性化による客数・売り上げ増とPB強化による目的来店性・粗利率アップ、業務の合理化による人件費削減の3点を重点施策に収益構造改革に取り組むとしています。

株価は1,000円大台乗せとなり、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。



kabutan.jp


アドベンチャー(6030)が4日ぶりに急反発しています。


東海東京調査センターが、同社株のレーティング「Outperform」目標株価10,380円で新規にカバレッジを開始しています。

同センターは、アドベンチャーが運営する「skyticket」のユーザー数増加に加え、国内・海外航空券のテイクレート(取扱高のうちの旅行事業者の収益割合)にアップサイド余地があること、ホテルやレンタカー等の予約も事業の柱として育ってきていることを注目点として挙げています。

株価は25日線を上放れてきていて、底入れ確認が進むことになりそうです。


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マネックスグループ(8698)が大幅反発しています。

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足元で上昇気味となっていたビットコインが、昨晩から上昇を加速してきていて、円建て・ドル建て共に年初来高値を更新しています。


ビットコイン現物投資型ETF設定を目指すデジタル資産運用会社グレースケールと米国証券取引委員会(SEC)が争っていた訴訟で、グレースケールの勝訴が連邦高裁で確定しました。

これを受け米国初のビットコイン現物投資型ETFが、数週間以内に承認される可能性があるとの見方が、上昇に拍車を掛けている模様です。

鷲見アナは儲かっているようで・・・


これを受けて、ビットコイン関連の同社やセレス(3696)が買われています。


ビットコインは従来は金利逆相関にあったのが、直近では正の相関に変わってきています。

目先、ビットコイン「株より安全かもしれない資産」という位置づけを得るかもしれないし、このままなら23年に最もパフォーマンスが高かった資産の1つになる可能性もあると言われています。

ビットコイン関連株の動きも要チェックになりそうです。


テクニカル分析


日経平均は営業日ぶりに反発!


ローソク足は、下影の長いたくり線を形成していて、10/4(投資の日)の安値(30,551円)を割り込まなかったことから下値での買い需要が強いことを確認する格好になっています。

明日陽線を形成することが出来れば、いったん底打ちになる可能性が高くなりますが、依然として下降する5日線(31,358円)すら上抜いておらず、引き続き下押しリスクも継続していますので注意が必要です。


【本日のトピック】

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さて、長期金利は、23日早朝に5%を超える水準まで上昇していましたが、その後急速買戻しが進み、下落して終わっています。

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きっかけは、資産家のビル・アックマン氏ソーシャルメディアX(旧ツイッター)への投稿で、米30年債のショートポジションを買い戻したことを明らかにしたことと言われています。

同氏は、「現在の長期金利米国債のショートを維持するには、世界にリスクがあり過ぎる」と指摘し、最近のデータが示すよりも、経済の減速度合いは大きいと述べたとのことです。

同氏は有力投資家であることは間違いないですが、彼のポジショントークで、巨大な米債券市場の利回りが一気に下落するのですから、今の米債券市場が、かなり偏ったポジションになっていることが推察できます。


そして、過去最長期間続いている、短期金利長期金利を上回る逆イールドが改善されつつあることがわかります。

まだ、2年債の金利は高いままですが、30年債>10年債>5年債と長期債のほうが金利が高い正常な状態に戻りつつあることがわかります。

債券市場が正常な状況に戻れば、投資家も長期債の投資を活発化させますので、徐々に債券市場は安定してくると思われます。

10月第4週 米決算スケジュール


債券市場が安定化するのであれば、やはり、重要なのは米決算と思われます。

決算が好調でEPSが伸びるということになれば、株の魅力が高まることにより、株式市場は上昇に転じると思います。

しかしながら、不調ということになれば、容赦ない売りを浴びることになるでしょう。

今しばらくは、じっくり見極めるところと思います。

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