えのキングの投資日記

日本株投資日誌

11/7(火) 米国リセッション入りを察知するためには・・

11月6日(月)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

11/3(金) 米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

www.nikkei.com


住友電気工業(5802)が急伸しています。


同社は、2日、2024年3月期(今期)連結営業利益前期比13%増2,000億円になる見通しだと発表しています。

従来予想から200億円上方修正し、過去最高益となる見込みとなり、アナリスト予想1836億円(10月30日時点のQUICKコンセンサス、10社平均)も上回っています。


半導体の部品供給不足の緩和に伴う自動車生産の回復で、主力の車部品の販売が伸びているほか、円安・ドル高の進行も利益を押し上げています。

SMBC日興証券の山口敦氏は2日付のリポートで、ワイヤハーネス(組み電線)の生産性改善やデータセンター向けの光デバイスに底入れの兆しがある点を指摘しています。


www.nikkei.com


KDDI(9433)が大幅反発しています。


同社が、2日発表した2023年4〜9月期連結決算国際会計基準)では、純利益前年同期比4%増3,686億円で着地しています。

アナリスト予想3,434億円(10月31日時点のQUICKコンセンサス、6社平均)を上回る堅調な決算を好感した買いが入ったようです。


デジタルトランスフォーメーション(DX)やあらゆるモノがネットにつながる「IoT」を含む法人事業が伸び、個人向けのモバイル通信料収入の減少を補っています。

野村証券の増野大作リサーチアナリストは3日付のリポートで、直近の7〜9月期は電力再販事業の損益改善に加え、携帯電話のARPU(1契約あたりの月間平均収入)のトレンドが上向いていることなどから、決算を「ポジティブな内容」と評価しています。

また、先週末は京セラによる保有株売却懸念なども強まる状況となりましたが、説明会などを受けて、自社株買いなどでの対応期待が高まる形になっているようです。


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免疫生物研究所(4570)が6連騰になり、ストップ高まで買われています。

 


同社は先週末2日引け後に、2024年3月期第2四半期累計連結決算を発表しています。

売上高前年同期比24.7%増3億6,500万円経常損益前年同期の1億2,900万円の赤字から3,000万円の黒字に転換しています。

4~9月期は抗体関連事業で主力製品のELISAキットの売上高が国内外ともに大幅に増加しています。

為替差益の発生や税金コストの大幅な減少も黒字化に寄与しています。

7-9月期も経常黒字となっていて、目先の株価は590円処の戻り売りをこなせれば一気に景色が変わってくると思われます。


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アルメディオ(7859)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は先週末2日引け後に決算を発表しています。

2024年3月期第2四半期累計連結経常利益前年同期比2.6倍10.5億円に急拡大しており、通期の同利益も従来予想の6億円から26億円へと4.3倍上方修正しています。

中国において太陽光発電パネル製造用の拡散炉用ヒーターモジュールの受注が、急激に伸長したことが上振れの主因とのことです。


収益水準の急拡大がサプライズとなり、買いが殺到しましたが、2025年3月期の業績に関しては反落を見込んでいることや株価も上値の節目水準に達していることを考慮すると慎重に動きを見たい処です。


kabutan.jp


AIAIグループ(6557)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は先週末2日引け後に決算を発表しています。

2024年3月期第2四半期累計連結経常損益1億5,400万円の黒字に浮上して着地していて、通期の同利益を従来予想の3億5,000万円から7億円へと2.0倍上方修正しています。


更に、子会社のAIAI Child Careが、発達に課題のある子のための児童発達支援・保育所等訪問支援事業所「AIAI PLUS新百合ヶ丘(仮称)」を2024年4月、川崎市麻生区に開設することを発表しています。

今後も業績拡大の期待が高まっていて、株価も目先は1,000円大台乗せも意識される動きになるものと思います。



テクニカル分析


日経平均は、4日大幅続伸!

節目の32,500円や10月13日の戻り高値(32,533円)を突破しています。


ローソク足はマド空けを伴って陽線を描き、株価下方では5日線(31,563円)が上昇を開始した25日線(31,484円)を下から上に抜いて短期ゴールデンクロスGC)を示現しています。

25日線との乖離率は3.89%と過熱ラインの5%に届いていませんが、本日までの4連騰による上げ幅は2011.52円と大きく、酒田五法の「三空踏み上げ」を形成していることから、いったんは反動安があることも想定すべきと思います。


【本日のトピック】

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さて、11/3に発表になった、10月米ISM非製造業指51.8と市場予想の53.0を下回る結果となりました。

このことも、前日のブログで取り上げた雇用統計と共に、債券市場の急激なショートカバーを呼び込んだ要因と思われます。


ただ、それでも今回の51.8景気後退の目安といわれる50を上回っていて、「リセッション入りにもならない適度な弱さ」であったことが株価の大幅高に繋がったものと思われます。


当然、リセッション入りが示唆されるような環境になれば株価は下落します。

そして、その時には短期債と長期債の「逆イールド」も解消されるでしょう。

株価は、しばらくは適温状態で戻りを試すものと思いますが、いずれ米国景気もリセッション入りは避けられないものと思います。

景気の先行指標と言われるISM指数債券の逆イールドはチェックしておいたほうがよさそうです。

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