11月29日(水)
【相場概況】
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【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別】
同社は28日、米子会社が主力製品であるスマートフォン装着型バーコードリーダーの「AsReader」を米国最有力食品・飲料メーカーと販売店に2万台以上納入したと発表しています。
商品の読み取りの速さが重要視される現場や多くのバーコードを読み取る現場でも、軽量な機器で高速読み取りを実現しています。
ヒューマンエラーの削減だけでなく、在庫管理や物流のリードタイムも改善されるとしています。
同社株は、小型の貸借銘柄ということもあり、明日以降も物色が続くようだと面白いと期待する向きも多い様子です。
カオナビ(4435)が急反発しています。
同社は28日引け後に、2023年3月期決算・上場企業の人的資本に関連する情報を収集・一覧化し、新サービス「人的資本データnavi β版」としてリリースしたと発表しています。
「人的資本データnavi β版」は、上場企業2,300社以上の人的資本に関連する開示情報を収集し、一覧化したサービスです。
各社が開示している多様性に関する3指標などの平均値を算出するほか、結果を棒グラフで表示し、その上で従業員数別・業種別・エリア別などをかけ合わせ、絞り込みや指定項目の並び替えができるため、同業種など自社に近い条件の企業の傾向を確認することが可能で、人的資本経営のKPIを設定する際などの参考になるとしています。
本日の株価はこのことを好材料視し買われていますが、目先の株価は、6月以降のレジスタンスレベル2,500円を明確に上回れるかが焦点になりそうです。
BuySell Technologies(7685)が6連騰になっています。
同社は28日引け後に、情報開示の拡充を図るため、月次情報の提供を開始すると発表しています。
10月の月次情報では、出張訪問買取事業の仕入高(顧客から買取した商品買取額)が前年同月比5%増の7.11億円、出張訪問数に占めるリピート比率は約4.2%で、2022年平均(2.3%)から向上しています。
グループ店舗買取事業・その他買取事業の仕入高も36%増の17.18億円と順調に推移しています。
足元の業績を評価する動きが優勢で、株価は75日線(3,400.71円)を突破出来るか否かが焦点となりそうです。
キャリアインデックス(6538)が大幅続伸しています。
同社は、28日引け後に、グループ企業のマージナルが提供するオンライン面接ツール「BioGraph(バイオグラフ)」について、米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズのビデオ会議システム「Zoom Meetings」との連携を開始したと発表しています。
今回リリースした「BioGraphコネクト」は、面接ではZoom Meetingsを利用しながら、バイオグラフの特徴である面接の日程調整機能や、応募者管理機能を利用することができ、業務の効率化につながるとのことです。
料金は広告非表示プランで月額3,300円となり、有料Zoomアカウントが必要となるようです。
本日の株価は、13日から14日の間に空けた窓埋めゾーン、また25日線(244.80円)が走るレベルという分かり易い価格帯で上げ一服となりましたが、製品の販売拡大と業績押し上げ効果を期待した買いによる一段高が期待されます。
INFORICH(9338)が大幅反発になっています。
同社は本日、ダイドードリンコ社の自動販売機に「ChargeSPOT」が搭載された自動販売機モデルを京浜急行電鉄(9006)と西武鉄道の駅構内に順次設置すると発表しています。
「ChargeSPOT」の自販機モデルは、富士電機(6504)との共同による取り組みで、既存の自動販売機のスペースを活用するため、新たなスペースを確保する必要がないのが特徴です。
そのため、駅や商業施設など既存の場所に充電インフラを付加する際には、コンパクトな自販機モデルは適しているとしていて、今後も持続可能な充電インフラの拡充と駅の利用者の利便性向上を目指し自動販売機モデルを拡大していく予定とのことです。
目先の株価は20日に記録した上場来高値の5,320円を目指すことになりそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は3日続落!
ローソク足は陽線を描くも、高値と安値も昨日の水準に届かず、終値は下向きの5日線(33,450.93円)を3日続けて下回っています。
週足をみると、残り2日間で33,710円以上に切り返さないと「陽の陰はらみ」を形成することになり、翌週の動きが極めて重要になってきます。
MACDも陽転するかどうかの瀬戸際であり、中期トレンドを占う上で注目されます。
今週来週は注意が必要です。
【本日のトピック】
さて、28日のブルームバーグでは、タカ派で知られる連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事とボウマン理事が追加利上げに以前よりも控えめなコメントをしたことにより12月の金利据え置きの可能性が高まったと報じています。
そして、日本経済新聞では、ウォラー理事が「インフレ鈍化に確信が持てた場合には政策金利を下げ始めることができる」とコメントしたと報じています。
この発言は極めて重要と考えます。
要するに「景気が悪くならなくてもインフレさえ鈍化すればFedは利下げが可能であり、今のFF金利はインフレ抑制のための懲罰的水準で高すぎる」と、ニアリーイコールの発言と捉えることができるからです。
これまで、FedのFF金利政策は、たびたび、遅きに失することが多く、マーケットが金利低下催促相場のような形で下落することが多かったと思います。
今回のウォラー理事の発言は、米経済のソフトランディングの可能性に希望をもたらしたと思われマーケットにはプラスに作用すると考えます。