3月18日(月)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別】
エイチ・アイ・エス(9603)が大幅続伸になっています。
同社は、15日、2024年10月期(今期)の連結営業利益予想を前期比7.2倍の100億円に上方修正することを発表しました。
旅行事業とホテル事業が好調に推移していることを反映し、従来予想から10億円上方修正しています。
市場予想であるQUICKコンセンサスの90億円(6社、5日時点)も上回り、好感した買いが入ったようです。
同日発表した23年11月〜24年4月期の連結決算は、営業損益が33億円の黒字(前年同期は34億円の赤字)に修正しています。
モルガン・スタンレーMUFG証券の尾坂拓也株式アナリストらは15日付のリポートで、「11〜1月期は繁忙期に相当する海外拠点の旅行事業の営業利益が想定以上に強かった」との見方を示し、短期の株価はポジティブに反応しそうだとみています。
一方、日本発の海外旅行への見方を強気に変更する材料は見当たらないとして、「株価上昇後は利益確定をすすめたい」とも記しています。
カラダノート(4014)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。
同社が、先週末15日引け後に発表した、2024年7月期第2四半期累計の経常損益は5,800万円の黒字に浮上し、通期計画の5,000万円に対する進捗率が116.0%と既に上回りました。
家族向け事業で、予定利率が高まったことで貯蓄性の高い一時払い保険の加入が伸びたことや、コロナ禍による食材宅配需要が一巡し事業者によるプロモーションが再開されたことなどが底上げ要因となったようです。
また、社会向け事業で、引き続き保険領域・製薬領域でのPoC(概念実証)案件を継続実施していることなども寄与したようです。
株価は、直近で頭を抑えられていた550円付近を超過しましたが、上値の節目水準に達しており、同水準を突破出来るか否かで方向性が定まりそうです。
TOWA(6315)が大幅反発になっています。
18日、ロイターで、半導体受託生産大手TSMCが、AI向け半導体の生産に不可欠な先端パッケージング工程を日本に設置する検討をしていることが分かったと報じられています。
AI半導体の需要急増でTSMCは同工程の処理能力が不足しており、製造装置や材料メーカーが集積する日本を候補として考えているとのことです。
同社は、TSMCへ封止装置などを出荷しており、半導体の後工程関連事業を手掛けていることから、恩恵を受けるとの見方があるようです。
株価は、足元は調整気味の動きをしていたことから、この報道を受け押し目買いが入ってきた様子です。
明日以降も確りと買われるか注目されます。
https://www.access-company.com/
ACCESS(4813)がストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。
同社が、前週末15日取引終了後に発表した2024年1月期決算は営業損益が1億500万円の赤字(前期は17億700万円の赤字)と赤字幅が大幅縮小することになりました。
事前予想は3億5,000万円の赤字であり、予想からも大きく上振れての着地となっています。
円安効果もあってネットワーク事業の売上高が過去最高を更新し、IoT事業も生成AI関連の引き合いが活発で全体業績に貢献したようです。
更に2025年1月期の業績見通しについては営業損益が5億円の黒字化を見込んでおり、業績急改善を材料視する形で投資資金が流入したようです。
株価は7日に高値を付けて以降調整を強いられてきましたが、早期に高値を更新した意義は大きく、新しい展開に入っていくものと思われます。
【テクニカル分析】
日経平均は大幅反発!
先週末の25日線(38932.71円)割れから25日線を一気に上放れるとともに、上向きに転じた5日線(38949.79円)が25日線を下から上に抜いて短期ゴールデンクロス(GC)を示現しています。
本日の急上昇はショートカバーを巻き込んだ上昇である可能性が高いと思われます。
本日の空売り比率は35.7%と低水準ながら、その内訳を見ると、上記のヘッジファンドが空売りしている分の「価格規制あり」が27.7%と前日の32.7%から大きく減っていることがわかります。
ちなみに「価格規制なし」は個人や裁定取引の分で「価格規制あり」+「価格規制なし」=空売り比率になります。
今回は、日銀のマイナス金利解除は相場の下落要因と当て込んだヘッジファンドの空売りが溜まっていたため、本日ショートカバーを巻き込んだ大幅高になったものと思われます。
したがって、真空地帯を駆け上がっている可能性が高く、ショートのポジション整理が進み燃料がなくなったり、悪材料がでると、急落する可能性もあると思われ注意が必要と思います。
【本日のトピック】
さて、四季報が発売になりました。
私は、四季報オンラインと紙の四季報を両方併用しています。
四季報オンラインは、月々1,100円のベーシックプランですが、いろんな記事の掲載もあり、このブログでも内容をパクらせていただくこともままあります。
紙の四季報は、老眼がやや辛いのですが、巻頭の「〇号のポイント」とか「巻頭ランキング」は参考になります。
「〇号のポイント」は企業業績見通しの全体像を確認するのにいいと思いますし、「巻頭ランキング」では、自分の保有株や目のつけている銘柄を見つけて、ニンマリとしています。(病気⁉)
また、四季報の内容自体は証券会社のサイトでも見ることはできますが、紙の四季報は、前号と比べて、営業利益がどう変化しているかなど比べることができますし、目当ての銘柄の周辺銘柄の情報を流し読むこともできるので買うようにしています。
(以前、嫁に四季報のバックナンバーをメルカリで売られていたこともありましたが・・・)
証券会社の新人時代は、四季報を覚えてこい!というメチャクチャな指示が出たり、四季報が飛んできたこともあったなー!
(今は絶対そんなことはありません。)
上記は、以前、四季報の見方でわかりやすいものを見つけたので載せておきます。
睡魔と戦いながら銘柄を発掘したいと思います。