えのキングの投資日記

日本株投資日誌

7/13(水) 中国に振り回される製造業 ローツェ(6323)の決算より

7月12日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄数161/値下がり銘柄1654
騰落レシオ(25日) 93.42%
空売り比率 48.4%
売買代金 東証プライム 2兆4593億円
     東証スタンダード 652億円
     東証グロース 1159億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】
値上がりした業種水産・農林業1業種のみであり、極洋(1301)日本水産(1332)マルハニチロ(1333)などが逆行高になっています。

中国電力(9504)関西電力(9503)四国電力(9507)など電力株の一角がしっかりの動きになっています。

アンジェス(4563)そーせい(4565)ラクオリア創薬(4579)カイオム・バイオサイエンス(4583)などバイオ創薬関連が物色されています。

1Qの大幅増収増益が好感されたローソン(2651)が大幅高になり、同社と資本業務提携を結んでいるポプラ(7601)にも思惑買いが入っています。

通期営業益上方修正を発表したシライ電子工業(6658)一時ストップ高になるまで買われ、再生医療に関する東京医科歯科大学との共同研究の進捗を発表したクリングルファーマ(4884)一時ストップ高になるまで買われています。

www.google.com

反面、アリババが中国当局から罰金を受けたことで急落したため、筆頭株主ソフトバンクG(9984)4%を超える下落になっています。

決算が失望を呼んだローツェ(6323)9%を超える下落になり、東京エレクトロン(8035)レーザーテック(6920)など半導体関連が全面安になっています。

前日決算で売り込まれた安川電機(6506)が続落になり、ファナック(6954)SMC(6273)キーエンス(6861)などFA・ロボット関連が大幅安になっています。

学習塾を展開するリソー教育(4714)東京個別学園(4745)は、ともに1Q営業赤字が拡大していることが嫌気され大幅安になっています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅反落!


ギャップダウンからスタートし、下値サポートとして期待されていた25日線(26614円)5日線(26452円)を下抜ける大陰線を形成しています。

空売り比率48.4%まで上昇していますので、明日はショートカバーが入りやすいと思いますが、13日の米CPI米株決算を控えて上値を追っていく積極的な買いは期待しにくいと思います。


米国イベントを通過して、現状を維持できれば、短期のアセンディングトライアングルを形成して、27000円の壁を上抜ける可能性もあると思います。

逆に26000円を下抜けるようであれば、ダブルトップ完成となり、一段安は免れないと思います。

日経平均は正念場を迎えていると思います。


【本日のトピック】

さて、本日はローツェ(6323)の決算を検証します。
ミンカブ決算速報を見れば、すごくいい決算のように思えます。

ところが、ミンカブの速報は、AIを使って前年同期比でコメントを作成しますので、クオーター決算を見るうえでは注意が必要です。

ローツェ(6323) 通期見通し

ローツェ(6323) 1Q実績

上記はローツェ通期見通し1Qの実績です。
確かに、1Qの売上216億円 前年同期比+50.2%
営業益50億 前年同期比+76.6%ですので、上記のコメントのように、いい決算と錯覚しがちです。

ところが、売上216億円×4=864億円となり、通期目標887億円に届かない伸びであることがわかります。

営業益50億×4=200億円 通期目標247億円には届いていません。
営業益の進捗率は20.2%であることがわかります。

1Q地域別売上

ローツェの売上が最も多いのは中国です。

決算短信の書き方が不親切で、伸び悩んだ理由は書いていないのですが、昨日の安川電機同様に中国のロックダウンが影響したものと思われます。

受注残高

そして、受注残高が豊富なのも、安川電機同様です。

ローツェ(6323) 日足

ローツェは、本日9%以上下落し、年初来安値を更新しています。

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中国はコロナ拡大で、再度ロックダウンになる懸念がでてきています。

安川電機ローツェは、再度ロックダウンになれば、さらに売上は落ちるでしょう。

豊富な受注残キャンセルになるかもしれません。

そうなれば、通期見通しの下方修正につながると思います。

習近平がゼロコロナ政策で、ロックダウンを選択するのか
共産党大会に向けて経済再興に舵をきるのか

中国関連については習近平の考え次第と言えそうです。




 

7/12(火) 安川電機(6506)の決算からの仮説

7月11日(月)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1624/値下がり銘柄189
騰落レシオ(25日) 101.26%
空売り比率 43.3%
売買代金 東証プライム 2兆6522億円
     東証スタンダード 677億円
     東証グロース 1036億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】
長期金利上昇を受けて、三菱UFJ(8306)や、三井住友(8316)など銀行株や、東京海上(8766)第一生命(8750)など保険株がしっかりの動きになっています。

www.nikkei.com

日経新聞希少資源の供給不足が取り上げられたことから、大阪チタニウム(5726)東邦チタニウム(5727)が大幅高になっています。

為替137円台に乗せる円安になったことから、トヨタ(7203)三菱自動車(7211)日産自動車(7201)など自動車関連が全面高になっています。

www.nikkei.com

医師による認知症診断を補助するAI事業などでNTT東日本と提携すると報じられたFRONTEO(2158)ストップ高まで買われています。

www.nikkei.com


今朝の日経新聞で、2023年度「ディズニーシー」の大規模拡張にあわせて、入園チケットの変動価格幅を引き上げると報じられたOLC(4661)が大幅高になっています。

以前円安の恩恵を受ける銘柄として、このブログでも紹介したマニー(7730大幅上方修正を発表して、マド明けの3連騰になっています。

反面、野村証券「Buy」→「Neutral」目標株価55253円→47783円に引き下げた東京エレクトロン(8035)軟調になり、レーザーテック(6920)アドバンテスト(6857)SCREEN(7735)など半導体関連が逆行安になっています。

www.nikkei.com


1Q決算がコンセンサスに届かなかった安川電機(6506)が売り込まれ、6%近い下落に沈んでいます。

minkabu.jp

「子会社で新たな品質不正、建築材料の不燃性能疑義で国交省が調査」と報じられた東レ(3402)が大幅安になっています。

金利上昇グロース株が敬遠され、弁護士ドットコム(6027)ApperGroup(4180)GMOファイナンシャルゲート(4051)などが大幅安になっています。

前期決算が計画に届かず最終赤字になった京進(4735)が急落し、前日の決算を嫌気した売りが止まらないSHIFT(3697)10%近い下落に沈んでいます。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅続伸!

ギャップアップからスタートし、25日線(26679円)を突破しています。

www.google.com


一時、75日線(26948円)も上抜け、心理的な節目の27000円も上抜けるも、中国でコレラ感染が確認されたことが材料で中国市場が軟調になったことが報じられると急失速になり、2日連続の上ヒゲ陰線で終わっています。

7/13米国CPI(消費者物価指数)発表は警戒されるところでありますが、25日線や、上昇してきている5日線(26470円)を下値サポートとして機能することが出来れば、再度の27000円突破も期待できると思います。

【本日のトピック】

安川電機(6506) 業績

さて、本日は、先週発表になった安川電機(6506)の決算から、今後のマーケットの仮説を立ててみたいと思います。

経常 進捗率

安川電機の1Qの決算は、売上1203億円 経常151億円でした。
特段季節要因がある会社でもないのですが、上記のように1Qの経常通期目標の20.5%の進捗に留まっていることがわかります。
計画通り進んでいるのであれば、25%以上の進捗があってしかるべしです。

安川電機 為替感応度


しかも、米ドルは前期に比べて、想定為替が12円以上円安になっていますので、これだけでも、売上で、ざっくり、23億円以上の上乗せがあったはずです。

安川電機 セグメント別 実績


セグメント別の実績をみると、ロボット事業システムエンジニア事業は伸びているのに対し、一番割合の高いモーションコントロール事業が減少していることがわかります。

決算短信をみると、中国のロックダウンの影響をうけて減少したことが書かれています。

モーションコントロール事業の主力商品はサーボモータです。
サーボモータは、スマホPCデータセンター自動車など幅広い分野で使われている電子部品です。

安川電機(6506) 日足

安川電機の1Qは、モーションコントロール事業は減少したものの、他のロボット事業などは好調で、トータルでの前年同期比レベルでは減益になっていません。

しかしながら、本日株価4290円 -255円(-5.61%)と逆行安になっています。

ということは、中国の生産が多い電子部品の会社の決算は厳しいかもという仮説が成り立つと思います。

村田製作所(6981)京セラ(6971)あたりの決算は警戒したほうがいいかもしれません。

安川電機 通期見通し

一方で、安川電機は、受注が好調であるため、通期の見通しは据え置くとしています。

実際、苦戦したモーションコントロール事業についても、受注は増えていることがわかります。

そして、中国での受注が大きく伸びていることがわかります。

もちろん、あくまで受注ですから、キャンセルになる可能性もあるかもしれません。

しかしながら、大和証券木野内 栄治アナリストによりますと、習近平は11月の共産党大会に向けて、経済再興に舵を切ったと言っています。

例えば、ガソリン車の購入税を年内の時限措置で10%から5%に引き下げたそうです。
そのため、上記のように、上海ロックダウン解除以降、自動車販売が回復していることがわかります。

安川電機の受注増にも、習近平の経済再興の影響があるのかもしれません。


製造業については、中国の回復が先行し、それに、やや遅れて米国が回復するそうです。
日本は3か月ほど遅れてから回復するようです。

安川電機の決算だけで判断するのは早計かもしれませんが、他の製造業でも、同様の傾向があるのであれば、決算発表で売り込まれた場合、下げ止まりを見ながら買いにいくのはいいのかもしれません。









 

 

7/11(月) 涙が止まりません。

7月8日(金)

【相場概況】

日経平均 日足 MACD

東証プライムの値上がり銘柄903/値下がり銘柄868
騰落レシオ(25日) 96.29%
空売り比率 50.1%
売買代金 東証プライム 3兆6022億円
     東証スタンダード 841億円
     東証グロース 1095億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】
レーザーテック(6920)リクルート(6098)メルカリ(4385)など主力グロース株がしっかりの動きになり、東証グロース市場においても、弁護士ドットコム(6027)GMOフィナンシャルゲート(4051)ウェルスナビ(7342)などが大幅高になっています。

日本郵船(9101)商船三井(9104)川崎汽船(9107)海運株に見直し買いが入り、ここもと下落していた住友鉱山(5713)東邦亜鉛(5707)大阪チタニウム(5726)など非鉄株も大幅高になっています。

3Q経常前年同期比7.4%増128億円に伸び、通期計画160億円の進捗率80.1%になったと発表したUSEN-NEXT(9418)が急伸し、連結子会社保有する固定資産を売却し、約100億円の固定資産売却益特別利益として計上することを発表したダイドーリミテッド(3205)ストップ高まで買われています。

www3.nhk.or.jp

 

前引け終了後に安倍元首相が銃で撃たれるというショッキングなニュースが報道され、警備関連RSC(4664)トスネット(4754)一時ストップ高まで買われ、防犯カメラ関連セーフィー(4375)セキュア(4264)ストップ高まで買われています。

反面、任天堂(7974)ソニーG(6758)スクエアエニックス(9684)コナミグループ(9766)などゲーム関連軟調になっています。

山崎製パン(2212)明治HD(2269)キューピー(2809)など食品株が総じて売り込まれています。

韓国連結子会社WCPの株式上場について概要を発表したダブルスコープ(6619)が大幅下落になっています。
見込み時価総額2700~3400億円と発表していますが、先日のSBIのレポートによると3150~4210億円と試算していたため、失望売りが出ている様子です。

3Q決算において、3-5月期が前四半期ベースで大幅減益になっていることが嫌気されたSHIFT(3697)が大幅反落になっています。

しかしながら、キーエンス元社長営業強化を担当していて、顧客の38%が1年以内の新規開拓という実績を出しています。

人材採用の先行投資が利益を圧迫しているようですが、売上は順調に伸びているため注目すべきと思います。

www.nikkei.com

 

1Qの営業利益75%になったものの、前年に固定資産売却益を計上した反動で、最終利益が11.5%減となったことが嫌気されたオンワードHD(8016)が大幅安になっています。
配当利回り4.86%あることから、下げ止まれば買いと思います。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は小幅上昇!

ギャップアップからスタートし、一時25日線(26723円)を上抜ける動きをみせるも、前引け終了後に安倍元首相が銃撃されるニュースが報道され、先物を中心に売りが殺到しました。
結果、上ヒゲを形成する陰線で終了しています。


しかしながら、MACDは陽転していて、ナイトセッションの日経先物は、反発して戻ってきています。

27000円どころは、一番商いをやっていて、戻り売りも出やすいところではありますが、25日線(26723円)を上抜き、75日線(26954円)を捉えることが出来れば、一段高も望めるのではないかと思います。

www.bloomberg.co.jp


7/8に発表になった、米6月雇用統計は、市場予想27.6万人増に対し、37.2万人と予想を大きく上回る結果になりました。

発表直後はリセッション懸念が後退し、米長期金利が上昇。ナスダックは下落という反応になっています。

S&P500

上記はS&P500の日足ですが、上値切り下げ下値切り下げになっているため、下落トレンドが継続していることは否定できません。

しかしながら、足元はW底を形成しつつありますので、3974Ptを抜けてくれば、6月高値付近を目指していく可能性があると思います。

来週は、7/13に、6月米CPI(消費者物価指数の発表があり、翌日から決算発表が本格化していきます。

CPIは遅行指標のため、先月中旬から下がり始めたエネルギー価格の下落を織り込んでいない可能性もあります。

CPI上昇により、極端にFOMCが警戒されるようなことになれば、6月安値に接近する可能性もあると思います。

一回手を空かして、CPIや決算を確認してから入るのも手かもしれません。

 

【本日のトピック】


涙が止まりません。
心よりご冥福をお祈りいたします。








7/8(金) 米株は決算後にチャンスが訪れるかも?

7月7日(木)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1380/値下がり銘柄404
騰落レシオ(25日) 97.10%
空売り比率 45.0%
売買代金 東証プライム 2兆9922億円
     東証スタンダード 885億円
     東証グロース 1034億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】
SOX指数上昇を受けて、東京エレクトロン(8035)レーザーテック(6920)アドバンテスト(6857)など半導体関連がしっかりの動きになっています。

1Qの経常前年同期比16.3%増の16.5億円に伸び、通期計画の進捗率60.3%に達したわらべや日洋HD(2918)ストップ高まで買われています。

1Qの営業益が12%増になり、コンセンサスを上回ったイオン(8267)11%近い上昇になり、東海東京証券投資判断新規「アウトパフォーム」目標株価1870円にしたマニー(7730)が大幅高になっています。

EV充電サービス事業を手掛けるシンガポール「CHARGE+」へ出資すると発表したブイキューブ(3681)年初来高値を更新しています。

反面、日本郵船(9101)商船三井(9104)川崎汽船(9107)海運株が続落になり、大阪チタニウム(5726)住友鉱山(5713)DOWA(5714)など市況関連が逆行安になっています。

小型グロース株は、一転売り込まれるものが多く、フリー(4478)JTOWER(4485)AppierGroup(4180)などが大幅安になっています。

 

www.nikkei.com

 

新型コロナ感染拡大で、旅行支援策の「県民割」の全国拡大が延期になる見通しとなり、アドベンチャー(6030)Hanatour Japan(6561)など旅行関連ロイヤルホールディングス(8179)サイゼリヤ(7581)など外食関連が売り込まれています。

ゲーム開発費用のため、新株予約権を発行し51億円の資金調達をすることを発表したKLab(3656)9%近い下落に沈んでいます。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅反発!

5日線(26222円)を奪還し、三角持合い上放れを期待させる陽線になっています。

明日はETFの換金売りオプションSQが重なる、需給面での特殊な日になります。

機関投資家は、ある程度ヘッジポジションを取っていると思いますが、ETFの売りを吸収することが出来れば、SQ後も意外高になる可能性もあり得ると思います。

上向き転換した5日線を下値に25日線(26772円)を捉える動きになれるかが注目になります。

【本日のトピック】

 

www.bloomberg.co.jp


さて、本日、日経平均は昼から騰勢を強めましたが、きっかけは上記サムスンの決算と言われています。

2Qの営業利益は、ここ2年で最低の伸びになり、予想を下回りましたが、売上が予想を上回る伸びになったことが好感され、サムスンの株価は一時3.2%の上昇になったようです。

 

jp.reuters.com

昨日、6月FOMCの議事要旨が発表になりました。
内容に大きなサプライズはありませんでしたが、金利は上昇に転じ、2年国債利回りが10年国債利回りを上回る逆イールド現象がおこっています。
逆イールド現象は、リセッションを予見させるシグナルと言われます。


しかしながら、昨日米株は反発しています。

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マイクロン 日足

6/30に、市場予想を下回る決算で売り込まれたマイクロンの株価も戻す動きになっています。

今後も、決算までは、リセッション懸念インフレ沈静化による早期の利下げ金利低下)との綱引き相場が続くと思います。

これから、決算発表を迎える米株は、株価水準によっては、決算悪で下落する銘柄もでてくるでしょう。

しかしながら、サムスンマイクロンのように、早期に織り込みという動きが見られるのであれば、決算後の売り込まれたところは買いになるのかもしれません。

7/7(木) 米決算までは金利低下期待の買いと業績懸念売りの綱引きか

7月6日(水)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄507/値下がり銘柄1282
騰落レシオ(25日) 90.40%
空売り比率 47.1%
売買代金 東証プライム 3兆0752億円
     東証スタンダード 745億円
     東証グロース 1108億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】
長期金利低下ナスダック上昇を受けて、レーザーテック(6920)エムスリー(2413)メルカリ(4385)などグロース主力株が大幅高になっています。

東証グロース市場でも、売買代金上位銘柄が買われ、Appier Group(4180)プラスアルファ・コンサルティング(4071)プレイド(4165)などが急騰しています。

バイオ関連にも好調な動きになるものが多く、そーせい(4565)シンバイオ製薬(4582)キャンバス(4575)などが大幅高になっています。

アルツハイマー治療薬候補の「レカネマブ」FDAの優先審査指定になったと公表したエーザイ(4523)6%近い上昇になり、新型コロナの感染再拡大を材料に川本産業(3604)が急騰しています。

1Qの決算が好感されたウエルシア(3141)が大幅高になり、ツルハHD(3391)コスモス薬品(3349)サンドラッグ(9989)などドラッグストア関連が連れ高になっています。

反面、原油の急落を受けて、INPEX(1605)石油資源開発(1662)出光興産(5019)などが急落し、非鉄関連DOWA(5714)住友鉱山(5713)、昨日急騰した大阪チタニウム(5726)東邦チタニウム(5727)も急落になっています。

www.nikkei.com


ロシアメドベージェフ前大統領「日本はロシアから石油もガスも手に入らなくなる。サハリン2への参加もなくなる。」と通信アプリに投稿したと伝わり、東京ガス(9531)大阪ガス(9532)が大幅安になり、出資会社のJERAサハリン2から調達している東京電力HD(9501)中部電力(9502)も急落になっています。
同様にサハリン2に出資している三井物産(8031)三菱商事(8058)も急落になっています。

金利上昇が見込めなくなったとの観測で、三菱UFJ(8306)三井住友(8316)第一生命(8750)T&Dホールディングス(8795)など金融株が大幅安になっています。

キャタピラー株の下落が嫌気されて、コマツ(6301)日立建機(6305)など建機株が売り込まれ、新型コロナ拡大が警戒されて、JAL(9201)ANA(9202)オープンドア(3926)など旅行関連が大幅安になっています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は反落!

ギャップダウンからスタートし、5日線(26202円)を下回る動きになっています。

しかしながら、個人的には、オプションSQ週「魔の水曜日」にしては踏み止まったという印象です。

もちろん、週末にはETFの換金売りが待っていますし、海外マーケットも不安定ですので、予断を許さないところではありますが、今のところ7/1安値25841.75円から下値を切り上げてきています。

昨日も書きましたが、週末26086円より上で終わることが出来れば、週足での「陰の陽はらみ」になり、翌週に期待が持てるようになります。

まずは、7/4安値の25945.83円 7/1安値の25841.75円 パラボリックが陰転になる25877円水準を守れるかに注目したいと思います。

【本日のトピック】

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さて、昨日は、ドイツが、ロシア産のガスに依存するウニパーに対し、公的支援をする方針が伝わり、欧州株が大幅安になり、NYダウも一時、600ドルを超える下落になりました。

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ロシアは、日本のサハリン2同様に、西側諸国に資源を武器にした報復に出てきており、ドイツにおいても、ノルドストリーム1の点検を機にガスの供給を絞ってきました。

ドイツを中心としたEUは、米国以上に深刻なリセッション懸念に襲われていて、その懸念が世界のマーケットに波及したというのが、昨日のマーケットの動きと思います。

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中国にも、再びロックダウン懸念が出てきていて、世界的な景気後退懸念で、原油も一時100ドルを割り込む暴落になりました。

本日、日本でも、インフレ関連が売り込まれ、金利低下を材料にグロース株が買われています。

金利低下期待の買いと業績懸念の売りの綱引きが、次の決算発表までは行われる可能性があると思います。

昨日はナスダックが高く、GAFAMも大幅高になりました。

しかしながら、グローバル展開をはかるGAFAMにとって、ドル高は業績低下の要因になっています。

www.nikkei.com


アップルが、iPhone」の値上げに踏み切ったのも、その流れに沿ったものでしょう。

金利低下で上昇したとしても、決算発表で思わぬ下落に見舞われることは想定しておくべきと思います。

逆に日本株は、決算に円安が上乗せになります。
米株の決算発表で、日本株が連れ安した時こそ、価格競争力がある円安メリット企業を仕込むときなのかもしれません。

【おまけ】

ワロタ! 「検討と先送り。」じゃん!