えのキングの投資日記

日本株投資日誌

11/4(金) 米株は中間選挙後に暴落?

11月2日(水)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄739/値下がり銘柄1019
騰落レシオ(25日)101.41%
空売り比率 44.5%
売買代金
東証プライム 3兆3798億円
東証スタンダード 757億円
東証グロース 1302億円

11/3 米株市況

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Greed→Neutralに移行しています。

恐怖と貪欲指数:投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

www.nikkei.com

ゲーム事業は下方修正するも、半導体供給不足の改善によるプレステ販売続伸と円安というシナリオで今期業績を上方修正したソニーG(6758)7%を超える上昇になっています。

www.nikkei.com

 

EV向け電子部品の販売が続伸する見込みであることと円安で今期業績を上方修正することを発表したTDK(6762)7%近い急騰になっています。

www.nikkei.com

 

値上げや構造改革が奏功し、今期業績を上方修正し、一転2期連続で最高益更新になる見通しを発表した日本製鉄(5401)が大幅高になっています。


一方で最大の消費国である中国を中心に鋼材価格は低下傾向であると認識していると警戒感も強めています。

www.nikkei.com

www.nikkei.com

 

直近、決算を上方修正した銘柄が続伸しパナソニック(6752)JT(2914)が大幅上昇になり、三井物産(8031)年初来高値を更新しています。

 

後場から上方修正と増配を発表したSUBARU(7270)7%を超える急騰になり、前日ストップ高した日本冶金工(5480)スミダコーポレーション(6817)も2ケタを超える大幅続伸になっています。

www.nikkei.com


日経新聞「10月に新型コロナ対策の入国制限が緩和され、百貨店大手4社の10月免税売上が前年同期比を上回った。」と報じられ、百貨店株が全面高になっています。

 

いちよし証券目標株価9500円→11000円に引き上げたエンプラス(6961)8%近い急騰になっています。

 

いちよし証券「同社の半導体検査治具の受注が好調で陰りがまったく見られない。遺伝子検査装置向けも黒字化が見込まれ、円安効果も手伝い業績拡大が加速する」と評価しています。

時価の倍以上の評価であり、明日以降の展開が注目されます。

kabutan.jp

8/19のこのブログでも紹介したマイクロ波化学(9227)「国内初のマイクロ波を用いたケミカルサイクル技術の大型汎用実証設備が完了」と発表し、大幅続伸。上場来高値を更新しています。


www.nikkei.com

 

反面、輸入する素材高と円安が響き3Qが大幅減益になった花王(4452)9%近い急落になっています。

日用品は値上げで補えていない側面があり、ファンケル(4921)コーセー(4922)ユニチャーム(8113)ライオン(4912)などが軒並み連れ安になっています。

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天然ガスなど発電用燃料の高騰と円安により東京電力HD(9501)上半期決算が1433億円の赤字になるなど大手電力9社が赤字に転落しています。

関西電力(9503)中部電力(9502)を除く8社が無配になっていて、同2社以外の電力株が全面安になっています。

www.nikkei.com

 

石油化学製品の出荷減石油精製製品の市況悪化が響き、今期業績を大幅下方修正することを発表した住友化学(4005)5%を超える下落になっています。

健康・農業関連を牽引役とした上振れも想定されていただけに、想定外の下方修正と受け止められているようです。

kabutan.jp

 

エンタープライズDX関連で、主力プロダクトから外していた「V-CUBEミーティング」において想定以上の解約があったことや、イベントDX関連で、国内製薬業界向けや米子会社事業が低調に推移したことが響き、今期業績が一転大幅下方修正になることを発表したブイキューブ(3681)が場中値つかずのストップ安比例配分に沈んでいます。

この会社、社長が四季報にかみついたり、アピールは上手ですが、事業計画と軌道修正が雑なような気がします。
環境に合わせた軌道修正が出来ないと「テレキューブ」も二の舞になるような気が・・・

kabutan.jp

400億円のユーロ円建転換社債(CB)型新株予約権社債を発行することを発表したサイバーエージェント(4751)8%を超える急落になり、年初来安値を更新しています。
バイオやゲームの会社は唐突にこういうことがありますので、過去、新株予約権などを発行している会社は注意が必要です。

 


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は小幅反落!

ギャップダウンからスタートするも、終値ベースで75日線(27594円)はキープしています。

 

 

11/313:30現在の日経平均CFDは27342円 -322円で推移しています。

11/4はギャップダウンからスタートし、75日線(27594円)5日線(27476円)は下回る動きになると思いますが、200日線(27169円)が下値抵抗線として機能し、下値切り上げのパターンが維持できれば、28000円に向けた上昇トレンドは継続すると思います。

米株に比べ、値持ちの良さを発揮できるか注目です。

【本日のトピック】

www.nikkei.com

 

さて、ご存じの通り、昨日FOMCパウエル議長の会見がありました。

 

 

声明では12月の利上げ縮小の可能性をにじませた一方で、記者会見では「従来以上に利上げが必要」「利上げ停止は早すぎる」というタカ派発言をしています。

 


NYダウは声明公表後418ドル高まで高騰しましたが、会見がはじまり、509ドル安まで下落しています。

 

FED Watch 12月

 

結果、12月のFOMC0.5%の利上げが優勢になりましたが、ターミナルレートは5.0%~5.25%に上振れています。

結局、パウエル議長は玉虫色の発言をすることにより、「利上げ到達はインフレ次第」という、従来と変わらない姿勢を示し、今回もFRB「マーケット動向を掌握できていない」自信のなさを露呈しています。

t.co

 

アップルの株価は、先日決算が好感されて上昇した分のほとんどを吐き出し、アマゾンマイクロソフトメタアルファベット安値を更新し始めています。

クアルコムは利益が予想を下回る決算が嫌気されて、時間外で7.6%下落しています。

先日のGAFAM3Q(7-9月)の決算は、まだ金利3%以下の水準でしたので、その時より金利が上昇する中、決算がよくなることは考えられません。

FED PIVOT(政策転換)が見られない中、株価が下げ止まることはないでしょう。

jp.wsj.com


今後も「賃金」「CPI」などインフレ指標の動向が重要になることは言うまでもありませんが、「米中間選挙の行方も重要になると思います。

WSJによると、「米中間選挙」は共和党が有利になりつつあると報じています。

共和党民主党が深刻なインフレを作った。インフレ退治が必要だ」と民衆にアピールして支持層を増やしています。

すなわち、共和党復権すれば、インフレ退治→金利上昇を推進する可能性が高いと思います。

2008年S&P500と2022年S&P500

中間選挙後に米株暴落なんてことにならなければいいのですが・・・

 

 

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11/2(水) 円安ドル高継続ならリサイクルショップが狙い目! コメ兵ホールディングス(2780)

11月1日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄849/値下がり銘柄911
騰落レシオ(25日)104.84%
空売り比率 42.1%
売買代金
東証プライム 3兆1220億円
東証スタンダード 757億円
東証グロース 1626億円

11/1 米国市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数:投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

t.co

 

ソフトバンクG(9984)が連日で年初来高値を更新しています。

 


ソフトバンク貸借倍率1.08倍 日証金株不足が発生し逆日歩がついています。

レンジ相場に慣れた個人の空売りが焼かれているようです。

t.co

11/11の決算説明会では、孫正義会長は冒頭あいさつのみになるようです。


「1兆や2兆の利益や赤字で驚かないほうがいい」等の名調子が聞けなくなるのは寂しいですが・・・

t.co

孫さんがエンゼルスを買うという話も・・・??
MBOして買うんじゃないやろな⁉

kabutan.jp

 

為替を考慮し、今期最終利益予想を8000億円→9800億円に上方修正し、年間配当も従来予想の120円→130円増配することを発表した三井物産(8031)が大幅高になっています。

決算と同時に、上限1400億円 6000万株自社株買いを発表したのも好感されているようです。

三菱商事(8058)住友商事(8053)丸紅(8002)など商社株が全面高になっています。

www.nikkei.com

 

プライシング効果や円安が奏功し、通期営業利益予想を5490億円→6490億円に上方修正し、年間配当を150円→188円増配することを発表したJT(2914)10%近い急騰になっています。

今回の増配で配当利回り6.97%まで上昇しています。

kabutan.jp

kabutan.jp

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太陽光発電など環境分野での高機能材の需要が高く、大幅上方修正と増配を発表した日本冶金工(5480)

 

パブリック分野の無線システム事業の好調で予想外の大幅上方修正を発表したJVCケンウッド(6632)

車載市場でEV/xEV関連向けが好調で上方修正と増配を発表したスミダコーポレーション(6817)

などが、それぞれストップ高まで急騰しています。

www.nikkei.com

 

1Qの営業利益が3.7倍になり、子会社のメルペイを通じてクレジットカード事業に参入すると発表したメルカリ(4385)17%近い大幅続伸になっています。

 


しかしながら、前1Qと比べて、売上粗利の上昇はさほどでもありません。


投資抑制による利益拡大とみられ、米国事業が苦戦しています。

 

米国事業は、想定を上回るインフレで単価上昇や消費者が生活必需品への支出を優先するため苦戦している様子で、投資も見直す方針のようです。

メルカリも空売りを呼び込んでいて、日証金株不足が発生し逆日歩もついています。

ショートカバーが上昇の主要因と思われます。

www.nikkei.com

 

反面、トヨタ(7203)は部品会社の原材料高で1兆円を超える円安効果を打ち消すことになり、2Q営業利益が34%の減益になること発表し売られています。

デンソー(6902)トヨタ紡織(3116)も連れ安になっています。

www.nikkei.com

 

京セラ(6971)は円安効果で純利益は3.4%増になるも、足元の2Q決算が大幅減益になることが嫌気され7%を超える大幅下落になっています。

 

www.nikkei.com

 

原材料高騰スマホの販売減が響いているようです。

kabutan.jp

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東洋製缶G(5901)LIXIL(5938)原材料高が響き大幅下方修正を発表し、急落しています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は続伸!

下ヒゲ陽線で、75日線(27578円)を明確に上抜けてきています。


アセンディングトライアングルも上抜けの動きが見られ、28000円に向けた上昇が期待されるところです。

www.nikkei.com


円安効果で、決算がいいことが後押ししていますが、外国人投資家は、相変わらず売り越しです。

米株がFOMCをどのように消化するのか注目です。

 


【本日のトピック】

www.nikkei.com

 

米ドル/円 日足

さて、政府は先月過去最大の介入をおこなったようです。


しかしながら、今のところ、為替が円高トレンド転換することはなく、時間稼ぎの効果しかないようにみえます。

FOMCでのパウエル議長講演にも左右されるのでしょうが、基本的には金利差が開いていくのですから、年末にかけて一段の円安がおこってもおかしくないと思われます。

10/24のこのブログで、
①円安ドル高が続く場合
インバウンド関連の物色が継続すると思われると書きました。

www.nikkei.com

そして、日本のCPI(消費者物価指数3%台まで上昇しています。


コメ兵ホールディングス(2780)

コメ兵ホールディングス(2780)

https://www.komehyohds.com/

 


リサイクルショップの大手で、売上の93.4%がブランド・ファッション事業です。

来日外国人にとって、日本のリサイクルショップは安心してブランド品が買えると好評らしく、円安も手伝って利用する人が急増しているようです。

また、ブランド品を売る日本人にとっても、円安は高く売れるチャンスで、インフレで日用品が値上がりする中、使わないブランド品を売却する人が増えているようです。

リユース市場規模の推移と予測

 

リユース市場は成長市場であり、百貨店の高島屋(8233)でも、外商担当が顧客の不要なブランド品を買い取るサービスをやり始めています。

 

コメ兵ホールディングス(2780) 日足

チャートも きれいな上昇トレンドを形成していて、PER13.1倍と決して割高ではありません。

今期も最高益更新の予定で、2Qの決算発表は11/14です。

タイミングを見ながら押し目を拾うにはいい銘柄と思います。

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11/1(火) 米株はFOMC後再度調整か?

10月31日(月)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

10/29 米国市場

東証プライムの値上がり銘柄1478/値下がり銘柄314
騰落レシオ(25日)97.97%
空売り比率 40.8%
売買代金
東証プライム 3兆1853億円
東証スタンダード 913億円
東証グロース 1482億円

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数:投資家心理 |ティッカー (cnn.com)


【業種】


【個別】

www.nikkei.com

ソフトバンクG(9984)6%を超える大幅続伸になり、1銘柄で日経平均76円引き上げています。

www.nikkei.com

2Qの営業利益が1386億円になり、コンセンサスを150億円近く上回ることになったキーエンス(6861)9%近い大幅高になっています。


同社は、通期予想は発表しない方針ですが、年間配当は200円→300円に増配しています。

www.nikkei.com

 

通期営業利益予想を7250億円→7530億円に上方修正することを発表した日立(6501)6%を超える急上昇になっています。


コンセンサスは7400億円浜辺になっていて、上回る発表がされたことが好感されているようです。

kabutan.jp

 

通期経常利益を7100億円→8000億円に上方修正し2期連続最高益になることを発表した商船三井(9104)が買われています。

配当も500円→550円に増額修正しています。

 

日本郵船(9101)川崎汽船(9107)も連れ高になっています。

kabutan.jp

 

通期経常利益を85億円→110億円に上方修正、年間配当も240円→310円に増配することを発表した東京エレクトロンデバイス(2760)ストップ高まで買われ、昨日このブログで紹介したタカトリ(6338)ストップ高まで買われています。

 

タカトリ(6338) PTS

タカトリはPTSでも、さらに買い進められています。

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通期営業利益予想を前期比49.7%増31.50億円となることを発表したM&A総合研究所(9552)ストップ高まで買われています。

同社は6月に新規上場し、すでに公募価格1330円5倍強、初値からも2.8倍になっていて、今後も上昇トレンドを描けるか注目されます。

バンクオブイノベーション(4393)

10/26の開示で、メメントモリの売上が現行ペースで1日約3億円/年間1080億円になる思惑(2021年のウマ娘の年間売上と同等)で短期資金が集中したバンクオブイノベーション(4393)全市場売買代金5位になる大商いをこなしてストップ高まで買われています。

 

オオカミおばちゃんが煽りまくっていますが、ここまでの株価上昇は私には理解不能です。

kabutan.jp

反面、通期営業利益を15.2億円の赤字→100億円の赤字に下方修正、無配転落になることを発表した大平洋金属(5541)8%を超える急落になり、年初来安値を更新しています。

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上半期の営業利益を40億円→48.2億円に上方修正するも、自治体のコロナワクチン接種が想定より前倒しで実施されたことが要因で、通期予想を据え置いていることが嫌気されたベネフィットワン(2412)8%を超える急落に沈んでいます。

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上半期決算において、5Gチップセットの開発やデータセンターなどのネットワーク高速化に向けた開発を獲得し、売上こそ伸ばしたものの、原材料価格高騰などで営業利益が減益になることを発表したアンリツ(6754)が急落になっています。

kabutan.jp

kabutan.jp

上期が大幅減益になった日本M&Aセンターホールディングス(2127)や今期減益計画を発表したM&Aキャピタルパートナーズ(6080)が大幅安になっています。

kabutan.jp

 

新株予約権を9万個(潜在株式数は900万株)発行すると発表したサンバイオ(4592)11%を超える急落になり、年初来安値を更新しています。

新株予約権を発行する会社は連続して発行するケースが多い(特にバイオやゲーム株に多い)ため、過去、新株予約権を発行している会社の投資には注意が必要です。

 


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅反発!

75日線(27560円)終値ベースで上回ってきていて、「アセンディングトライアングル上抜け」にも見えるのですが、明日以降も、明確に75日線超を固めることができるかが注目になると思います。

明日から、FOMCがスタートしますが、11/2パウエル議長講演の翌日は、日本は文化の日で休日になります。

 

積極的なポジションはとりにくいと思われますので、小動きになることも十分あり得るでしょう。

仮に調整になっても、5日線(27344円)200日線(27177円)が下値抵抗線として機能するかが要注目になると思います。



【本日のトピック】

www.nikkei.com

 

さて、ご存じのとおり、明日からFOMCがスタートし、11/2にはパウエル議長の会見があります。

ところが、ここにきて、FRBの代弁者とも言われるWSJのニック記者が、FRB最終利上げ地点(ターミナル・レート)よりも高くなるかもしれない」と発言し、従来のFRB金利引き下げペースダウン観測を修正してきています。

今回の発言が、FRBの代弁なのか、彼の個人的な見解なのかわかりにくいところはありますが、株価の上昇は、よりインフレを助長させることになりますので、FRBが彼を通じて牽制したという可能性もあると思います。

 

そもそも、FRBは9月のFOMCから、年内の金利4.4%~4.6%のレンジを予測していました。


それが、10/139月CPI(消費者物価指数発表を皮切りに、マーケットが5%を織り込むようになりました。

すなわち、ブラックアウト前のFRB高官やニック記者のハト派発言は、9月からの見解が変わっていないということをしめしたもので、金利上昇鈍化や金利引き下げを示唆したものではない可能性があります。

米株式マーケットは、パウエル議長の「利上げ鈍化につながる見解」を期待しているのかもしれませんが、恐らく、「いままでと見解は変わらない」ことを示唆するものと思われます。

NAAIM エクスポージャー指数


上記はNAAIM指数といって、全米のアクティブ運用を行う機関投資家のアンケートです。

これを見ると、10/1219.84%から10/26には53.91%まで、一気に上昇していることがわかります。

つまり、現状かなり強気のポジションに移行している可能性が高いということです。

GAFAM 決算

先日のGAFAMの決算はアップル以外はこけましたので、米株のEPSは低下しています。

今度のFOMC通過後は、米株は再度調整にはいることも想定しておいたほうがいいと思います。

 

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10/31(月) タカトリ(6338)に注目!

10月28日(金)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄598/値下がり銘柄1170
騰落レシオ(25日)90.96%
空売り比率 54.7%
売買代金 
東証プライム 5兆7689億円
東証スタンダード 1216億円
東証グロース 1527億円


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数:投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

www.nikkei.com

通期業績予想上方修正と増配を発表したOLC(4661)5%を超える大幅高になっています。


コンセンサスは、やや下回る数字ではあったものの、「顧客単価の上昇に来場者数の増加が加われば来期以降も業績拡大が期待できる。」との期待が高まったようです。

www.nikkei.com

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新光電気工業(6967)は大幅増収増益の決算を発表しましたが、通期業績を据え置き、円安メリットの割には物足らないと見る向きが多いようで、朝方は売りからスタートしました。


しかしながら、日経新聞富士通(6702)が、いずれも筆頭株主である同社株、FDK(6955)富士通ゼネラル(6755)の株を売却し、これらの会社と他社の資本業務提携を検討していると報じられ、思惑から急上昇になりました。


富士通はこれらの株全株を売却するのではなく、戦略的に一部を他社に売却するカーブアウトを検討している様子で、同社株はシナジー効果から収益性の向上が見込まれる」期待で上昇したと見られます。


FDKや富士通ゼネラルも同様に上昇していて、来週も期待買いが続くのかが注目されます。

www.nikkei.com

今期営業利益予想を340億円→450億円 純利益予想を250億円→340億円に一転上方修正 配当も20円増配し200円に引き上げる発表をした大同特殊鋼(5471)が急騰しています。

大同特殊鋼(5471) 週足


想定していた原材料の高騰が落ち着きを見せていることが要因で、再度4000円を上回ってくるかが注目されます。

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 通期経常利益予想を670億円→770億円に上方修正し、配当も40円→50円に増配することを発表したイビデン(4062)が大幅高になり2日続伸になっています。

半導体については、テレワーク需要が一巡し、パソコン向けはダウンサイクルに入るも、5G普及により、データ通信量が増え、データセンター向けを中心としたサーバー市場が堅調に推移する見通しのようです。

www.nikkei.com


反面、通期営業利益予想を従来の1984億円から1817億円に下方修正することを発表したファナック(6954)5%を超える大幅下落になっています。

 

www.nikkei.com

中国における経済の先行きが不透明なことから、当面、FA、ロボマシンの需要の減速が見込まれるようですが、円安を背景にした製造業の国内回帰が広がることから、国内需要は旺盛になるとの見方もあります。


ファナックのPBRは2.30倍で過去10年平均を割り込んでいます。


今後、内需をエンジンとした機械メーカーの成長ストーリーが注目されるかもしれません。

www.nikkei.com

信越化学(4063)は通期営業利益を8250億円→9400億円に上方修正、配当も450円50円増配することを発表したものの、株価は反落して終わっています。

 

半導体、塩化ビニルともに好調であることがうかがえますが、棚卸資産が前年比で10倍強になっているのが気になります。

この在庫がはけることが前提の上方修正と思われますが、今後世界経済(半導体需要)の減少が大きいと下方修正につながることもあり得るように思います。

信越化学(7970) 週足

長期投資なら、仕込んでもいい水準かもしれませんが、今後為替のタイミング等も勘案しながら監視したいところです。

kabutan.jp

三井松島HD(1518)ストップ安売り気配になるまで売り込まれています。

ニューサウスウェールズ州政府独立計画委員会が、同社と共同運営するスイスのグレンゴア社のグレンデル炭鉱への拡張を却下したと伝わっています。

同社は、業績に与える影響はないと声明を出しましたが、株価はストップ安に張り付いて終わっています。
来週の動向が注目されます。

それにしても、井村氏は売り逃げている可能性が高いというのですから大したものです。

kabutan.jp

ソーシャルゲーム開発のドリコム(3793)は上半期営業利益が前年同期比66.2%増の16億700万になることを発表し、過去最高を更新したものの、それまでに株価が上昇していたことと、通期の上方修正がなかったことからの失望で15%近い急落になっています。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は続落!


大幅ギャップダウンからスタートし、下値抵抗線として機能することを期待していた5日線(27221円)200日線(27186円)を割り込んでいます。

日経平均先物

しかしながら、米株高を受けて、ナイトセッションの日経先物は大幅高で戻ってきています。

月曜日は、大幅ギャップアップからスタートすると思いますが、これまで壁になってきた75日線(27550円)を上抜けることができるかが注目されます。

 

来週は、米国でも、FOMCなど注目すべき経済指標発表が目白押しです。


特に、パウエル議長から金利のピークアウトを示唆する発言があるのかが注目されるところです。

【本日のトピック】

タカトリ(6338)

タカトリ(6338)

http://www.takatori-g.co.jp/

 

kabutan.jp

さて、10/27のこのブログの【個別】欄でテセック(6337)の決算分析をした際、「パワー半導体の需要が落ちていないことから、11/11決算発表のタカトリ(6338)に注目」と書きましたが、10/28引け後に、いきなり大幅上方修正・過去最高益の発表をしています。

タカトリ(6338)

タカトリ(6338) PTS

株価は、すでに10/28上場来高値を更新しましたが、PTSでは、さらに8%以上上昇しています。

上方修正の要因としては、新型コロナのロックダウンや半導体不足で主要基幹部品の納期が不安定であったことを慎重に見すぎていたこともあるのでしょうが、営業利益が倍以上になるのですから、「悪環境をものともせず、むしろ絶好調」であることがわかります。

 

 

ここもとの半導体企業の決算をみていてもわかるのですが、スマホやPCに使われる演算・記憶の半導体は不調なのですが、EVや太陽光発電などに使われるパワー半導体は非常に好調であることがうかがえます。

 

一般に半導体の素材にはシリコン(Si)、日本語でケイ素です。


ちなみに、この半導体の基板となるシリコンウエハーの世界トップシェアを誇るのが、本日決算分析をした信越化学(4063)です。

しかしながら、近年ではより優れた素材が注目されていて、その代表格がシリコンカーバイト(炭化ケイ素・Sic)です。

タカトリは5年前にSic切断技術の特許を取得していて、21/3月からSic切断加工装置の大口受注が出始めています。

Sic自体まだまだここからであり、カーボンニュートラルには欠かせないデバイスです。

今回の上方修正はタカトリのSic切断加工装置の商品力が高く認知され、ブランド化し始めていることを示すと思います。

タイミングを見て仕込んでおけば、第二のレーザーテック(6920)になってもおかしくないような気がします。

 

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10/28(金) 米金利が下落を折り込み始めたときの日本株戦略 ドーン(2303)

10月27日(木)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

10/27 米国市況

東証プライムの値上がり銘柄484/値下がり銘柄1273
騰落レシオ(25日)88.40%
空売り比率 43.8%
売買代金
東証プライム 2兆6894億円
東証スタンダード 682億円
東証グロース 1580億円

恐怖指数

Fear & Greed Index

Neutral→Greedに移行しました。


恐怖と貪欲指数 - 投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

www.nikkei.com

 

金利低下を受けて、東京エレクトロン(8035)レーザーテック(6920)アドバンテスト(6857)など半導体関連が買われ、ソフトバンクG(9984)年初来高値を更新しています。

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九電工(1959)が急反発になっています。


上半期の経常利益は前年同期比11.5%減になるも、最終益はハウステンボスHTB)株売却で最終増益を確保しています。


また、上半期の工事受注高が屋内配線工事中心に48.3%拡大していて業績拡大期待の買いも入ったようです。

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旧作ゲームソフトのダウンロードが好調であることと、6月販売のモンスターハンターライズ:サンブレイク」が想定以上の伸びになっていることから、最高益を見込んでいた今期最終益予想を追加で上方修正することを発表したカプコン(9697)8%近い上昇。

上場来高値を更新しています。

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三菱UFJモルガン投資判断「オーバーウエイト」目標株価20600円カバレッジを開始したエニーカラー(5032)が急騰し上場来高値を更新しています。

 

ANYcolor(5032) 決算予想

世界的VTuber人気拡大から、今期会社予想EPSが140.4円のところ220.2円 来期は447.1円 再来期は850.8円に拡大するというインパクトのある予想をしています。


カバレッジをしているのが1社だけですので、にわかには信じがたい話で、株価も買い一巡後は上げ幅を縮小していますが、今後の動きが注目されます。

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ベトナムのグループ会社で、太陽光パネル製造の第4工場が竣工し、今月中に稼働開始予定と発表したAbalance(3856)が急騰しています。


業績に与える影響は精査中で11/14の1Q決算発表時に公表する予定で、明日以降も買いが継続するか注目です。

 

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トビラシステムズ(4441)8%を超える急伸になっています。


NTTドコモが提供を開始するセキュリティサービスに組み込まれる「迷惑メッセージ対策機能」に必要な役務提供に関する契約を締結したと発表しています。


尚、業績への影響は「2021年10月期の売上高の10%に相当する額以上」と発表していますが、およそ1.4億円程度と推測でき、影響は限定的かもしれません。


ただ、契約期間が示されていないことや10%以上としていることから期待する向きもあるようです。


12/9発表予定の本決算発表で、どの程度の数字をだしてくるのか注目されます。

銀行・保険株

地銀株

反面、米金利下落をうけて、三菱UFJ(8306)三井住友(8316)などの銀行株第一生命(8750)かんぽ生命(7181)など保険株軟調になっています。

地銀株は、ほぼ全面安になっていて、京都銀行(8369)コンコルディアFG(7186)千葉銀行(8331)ふくおかFG(8354)などは5%を超える大幅安に沈んでいます。

 


為替が円高に振れたことから、自動車株軟調になり、トヨタ(7203)三菱自動車(7211)SUBARU(7270)などが売り込まれています。

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キヤノン(7751)は今期売上高予想を4兆800億円から4兆900億円に引き上げる発表をしたものの、急激な円安で子会社の外貨借入金に為替差損が発生し、従来予想から120億円下方修正することが嫌気され6%を超える下落になっています。

また、印刷機を手掛けるプリンティング部門が想定を下回っていることから、エプソン(6724)リコー(7752)も連想売りに押されています。

kabutan.jp

信越ポリマー(7970)

信越ポリマー(7970)は上半期決算を発表し、経常利益が前年同期比で52.3%増になることを発表したものの、通期見通しを据え置き、コンセンサスからも大きく劣後しているため急落。7%近い下落になっています。

決算短信をみても、為替の円安がカバーしたことがうかがえ、円安トレンドが転換した場合は、苦戦する可能性も出てきていると思われます。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は反落!

小幅の陰線で、今晩のアップルアマゾンの決算、明日の日銀政策決定会合の黒田総裁会見を控えて終始小動きになりました。

アセンディングトライアングル


一旦、75日線(27542円)に跳ね返された形になりましたが200日線(27197円)が下値抵抗線として機能するのであれば、再度上値トライでアセンディングトライアングル上抜けになる可能性もあると思います。

明日大きく崩れなければ、週足も4週連続の陽線になり52週線(27517円)トライの体制が整います。

引き続き、米国がアップルアマゾンの決算をどのように消化してくるのかも含め、注目されるところです。

【本日のトピック】

www.nikkei.com


さて、昨日カナダ銀行は、0.75%の利上げになるとの大方の予想に反し、0.50%の利上げに留めました。

マックレム総裁は「必要以上に引き締めをおこなえば、景気を減速させかねない」と景気に配慮する構えをしめし、「引き締め局面は終盤に近づいている」との認識をしめしています。



11月FOMCの前哨戦との思惑から、米株も上昇してスタートしましたが、長期国債利回りの下落が限定的であったからか、急速に失速して終わっています。

米国金利上昇転換については、ブラックアウト期間直前にFRB高官等のハト派のコメントがあったことに端を発していますが、多くのトレーダー(特に債券トレーダー)は懐疑的です。

それに対して、米株強気派は、11月0.75%→12月0.5%→1月0.25%の利上げ、もしくは11月0.75%→12月0.75%で終了。4.75%あたりがゴールになると見ているようです。

 

www.bloomberg.co.jp

GAFAMの決算悪は、決してドル高だけに起因しているものではなくリセッション入りを示唆しています。


インフレとの板挟みにFRBは極めて困難な決断を迫られていると思います。

仮に、金利上昇が打ち止めになり、金利低下を折り込みはじめるならば、日本株の戦略も変えていく必要があると思います。

 

株式会社ドーン | 地理情報システム(GIS)

ドーン(2303)週足



金利低下が見えてくれば、為替が円高転換する可能性がありますので日本株のEPSは下がります。


これまでの外需主力株は厳しくなり、小型グロース株が物色される可能性がでてくると思います。

上記のドーン(2303)時価総額63億円しかない超小型株です。

正直、今の相場では蚊帳の外であり、出来高も少ないので、資金が寝てしまう恐れがあると思います。

しかしながら、毎年最高益を更新する優良株であり、金利低下で小型株が物色される相場になれば、いずれ相場をつくる銘柄と思います。

覚えておいてもいいと思います。

 

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10/27(木)業績悪化と金利低下の綱引きになる米市場! バロメーターは長期国債利回りか?

10月26日(水)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

10/25 米国市況

東証プライムの値上がり銘柄1218/値下がり銘柄547
騰落レシオ(25日)95.06%
空売り比率 42.0%
売買代金
東証プライム 2兆7070億円
東証スタンダード 713億円
東証グロース 1966億円

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

www.nikkei.com


長期金利が下落し、米国株が上昇。香港市場上昇も追い風になりソフトバンクG(9984)年初来高値を更新しています。

グロース株が買われ、エムスリー(2413)テルモ(4543)リクルート(6098)などが大幅高になっています。

www.nikkei.com


シマノ(7309)5%を超える大幅上昇になっています。
高価格帯の自転車部品が好調に推移し、為替の円安メリットを享受したことにより今期予想利益を上方修正しています。

kabutan.jp

バンクオブイノベーション(4393) 日足

バンクオブイノベーション(4393)が3営業日ぶりに場中に値が付き大幅続伸しています。


同社は新型RPGメメントモリの課金高速報値を発表し、リリース6日間で課金高速報値は18億円になったことを発表しています。

しかしながら、株価はすでに説明できるレベルを超えて上昇しており、ランキングが失速してくれば反動安も考えられることから、この水準での買いはリスクが高いと思います。

 

kabutan.jp

通期利益予想の大幅上方修正と増配を発表したテセック(6337)20%を超える急上昇になっています。

テセック 2Q補足説明資料より

しかしながら、受注はPCやスマホの減速で、全体としては受注残高も急減しています。

会社が円安が進行する中で、2Qに戦略的に一気に受注をこなしたのか、最終製品需要が減ってきているのかはわかりませんが、3Qは受注を取り直さなくてはいけないレベルです。


本日は高騰していますが、今後円高に振れたり、需要が戻ってこないということなれば、売り込まれることもあるかもしれません。

反面、パワー半導体の需要は落ちていないことから、11/11決算発表のタカトリ(6338)は注目されると思います。

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今期営業黒字転換する見通しとなったサイボウズ(4776)年初来高値を更新し、通期営業利益70億円→130億円、配当を100円→150円に大幅上方修正したリョーサン(8140)13%を超える急騰になっています。

 

反面、レーザーテック(6920)東京エレクトロン(8035)アドバンテスト(6857)など半導体関連の一角が軟調になり、反転していた日本電産(6594)にも利益確定売りが出ています。

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三菱UFJモルガンが海運3社のレーティングをニュートラル」→「アンダーウエイト」に引き下げ、日本郵船(9101)商船三井(9104)川崎汽船(9107)が大幅反落になっています。


目標株価日本郵船4333円→2400円商船三井4500円→2600円川崎汽船3767円→2200円に引き下げています。
コンテナ船運賃の大幅低下を想定しているようです。

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東芝(6502)が、一時2%を超える下落。


共同通信が、同社の経営再建案で優先交渉権を得た企業連合が「期限までに銀行から融資の確約を得られない見通しになった。」と報じ売りを浴びています。


最終的にはTOBになるにしても、結構先になる可能性もあり、投げを呼んでいるようです。

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樹脂製ファスナー等自動車部品を扱うパイオラックス(5988)は、大和証券投資判断「3」→「2」目標株価1600円→2300円に引き上げたことが好感し前場は買われていたものの、後場から会社が中間業績の大幅下方修正を発表し下落に転じています。

(ろくに会社に足を運ばず、数値分析だけですますから、こういうことになる。)


進捗率の低さから、精査中としている通期業績も下方修正になる可能性が高く、大和証券がどの様なレポートを出してくるのか注目です。

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上半期決算が大幅上方修正で着地となったKOA(6999)は通期見通しが据え置かれたことが失望を呼び、12%近い大幅下落になっています。

しかしながら、決算短信をみると、フォードやトヨタなど完成車メーカーが青色吐息で需要減を示唆する中、同社が扱う抵抗器は売上が増加していることがうかがえます。

市場全体が軟調な時でも、シェアを伸ばしている会社は業界で確固たる地位を築いていることが想定され、非常に有望と思われます。

KOA(6999)

PERは10.6倍 PBRは1.07倍でバリュエーションも決して高くありませんので、下げ止まったところは狙いたい銘柄です。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は続伸!

トンカチ(陽線)

ギャップアップからスタートし、一時心理的な節目の27500円を上抜く局面もありましたが、終値では75日線(27531円)に頭を押さえられる、うわヒゲの長い「トンカチ」を形成しています。

しかしながら、ボリンジャーバンドでは、明確に+1σ(27307円)を上抜いてきており、上昇トレンド継続になっています。

一旦調整に入ったとしても200日線(27204円)が下値抵抗線として機能するのであれば、28000円に向けた上昇が継続すると思われます。

【本日のトピック】

www.nikkei.com

さて、米株は、FRB高官がブラックアウト期間前に、ハト派発言をしたため、利上げ減速期待で上昇してきています。


実際に長期国債利回りは下落し、為替もやや円高になっています。

 

www.google.com

昨日、発表になったアルファベットマイクロソフトテキサスインスツルメンツの決算は、想定通りドル高が足を引っ張り悪い決算を発表しています。


いずれも時間外で大幅下落していて、織り込んでいたとはいえない状況になっています。

恐らくアップルアマゾンも決算は期待できないと思われ、米株のEPSは下落することになるでしょう。

米株はしばらく、金利低下期待の買いと業績悪化の売りの綱引き」になると思います。

米国10年国債利回り

バロメーターは米長期国債利回りになると思います。
長期国債利回りが、4%を下回るようなことがあれば、少なくともブラックアウト期間は米株は上昇し、為替も円高になると思います。

長期国債利回りが、再び上昇に転ずるようなら、米株はEPSが下がっている分、より深い下落になり、為替も円安継続になると思います。

www.google.com

 

すでに、日銀の為替介入にはいる基準は、1ドル=150円が防衛ライン、もしくは、前日比で1.2%以上変動するときに「過度な変動」とみなし介入にはいるなどパターン分析が行われています。

日銀の介入にトレンドを変える力はなく、時間稼ぎでしかありません。


結局、為替のトレンドを決めるのは米金利であり、10/24(月)のブログに書いたような、為替トレンドに合わせた戦略が必要になると思います。

 

 

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10/26(水) アクシージア(4936)の株主総会に行ってきました。

10月25日(火)

【相場概況】

10/24 米市況

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1353/値下がり銘柄406
騰落レシオ(25日)89.42%
空売り比率 42.5%
売買代金
東証プライム 2兆7990億円
東証スタンダード 717億円
東証グロース 1194億円

恐怖指数

Fear&Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

www.nikkei.com

習近平独裁体制」確立で売り込まれた中国マーケットで、国営銀行が買い出動という話が本当かどうかはわかりませんが、香港市場が急反発!
ソフトバンクG(9984)が大幅高になっています。

日本郵船(9101)商船三井(9104)川崎汽船(9107)海運株が物色され、キーエンス(6861)KDDI(9433)エーザイ(4523)などが大幅高になっています。

www.nikkei.com

 

為替差益で2Qとして過去最高益になることを発表した日本電産(6594)5%近い大幅上昇になっています。

 

t.co

 

日本政府の為替介入は、どうも米国とコンセンサスが取れていたものではないようで、円安基調継続になっています。

円安が日本企業の業績を押し上げる安心感がでるようなら、日本株の一段高につながるかもしれません。

kabutan.jp

 

8/3の、このブログの決算分析で紹介したオルガノ(6368)大幅増額修正 過去最高益 増配の発表がなされ、8%を超える急伸になっています。

前回の決算短信仕掛品が猛烈に増えていましたので、2Qは大幅上方修正 過去最高益がでるかもしれないことを予想しましたが、押し目をうまく仕込めた人は利益がでたかもしれませんね。

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内装材のトップメーカーの東リ(7971)が上方修正を発表し急反発になっています。

 

東リ(7971)


直近年初来安値からのマドを開けての急反発になっていて、210円どころの戻り売りを吸収できれば6月高値の220円がみえてくるかもしれません。

kabutan.jp

中間・通期業績の上方修正を発表した円谷フィールズHD(2767)が急反発になり、年初来高値を更新しています。


1Qの決算発表から映画「シン・ウルトラマンのヒットもあり、上昇トレンドを描いていましたが、今回の2Q決算でも材料出尽くしとならず、あらためて買われています。


中国でのトレーディングカードの販売が好調ということもあり、明日以降の値動きも注目されます。

www.nikkei.com

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放射性物質をまき散らす「汚い爆弾」が使われる懸念や、北朝鮮核実験懸念が報道され、放射能ヨウ素関連として物色された伊勢化学工業(4107)が大幅高になり年初来高値を更新しています。

同様に、K&Oエナジー(1663)も物色され上場来高値を更新しています。

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メタバース空間やECサイトで活用できる3Dモデルの生成サービスを開始すると発表したテックファム(3625)ストップ高まで買われています。

生成費用は商品100点の場合は150万円から提供するようです。


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反面、中外製薬(4519)は3Qの大幅増益着地が材料視されず大幅安になっています。


アクテムラの今期計画未達、来期にかけてのロシュの在庫調整の可能性が警戒されているようです。

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部材の調達状況から売上予想を見直し、先行投資がかさむ見通しもあることから、大幅下方修正を発表したニデックオーケーケー(6205)15%近い急落になり、燃料費高騰などで今期業績見通しの下方修正を発表したランコム(9058)9%を超える大幅安に沈んでいます。

www.nikkei.com

 

中国消費が弱まる懸念からか、コーセー(4922)ファンケル(4921)資生堂(4911)など化粧品株軟調になっています。

バンクオブイノベーション(4393)

新型RPGメメントモリを材料に爆騰するバンクオブイノベーション(4393)を尻目に、任天堂(7974)スクエニHD(9684)コーエーテクモ(3635)KLab(3656)など他のゲーム関連軟調になっています。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は続伸!

ギャップアップからスタートし、5日線(27076円)200日線(27211円)を上抜いてきています。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドをみると、+1σ(27320円)に突っかける動きになっています。

ここもと、終値+1σを上抜ける動きが出現すれば、そこから500円以上の上昇をみせることが多く、明日以降の値動きに期待したいところです。

米国では、今晩からGAFAMの決算発表が本格化してきますが、日本株が円安を材料に米株離れできるか注目されるところです。


【本日のトピック】

アクシージア(4936)

https://axxzia.co.jp/


さて、昨日、京王プラザホテルで開催されたアクシージア(4936)株主総会に行ってきました。

結論からいうと、「中長期保有方針」です。

アクシージア 製品の特長

中国の売上が9割以上


高価格帯・中価格帯の化粧品・サプリメントを手掛けるメーカーですが、売上の実に9割以上を中国であげています。

アクシージア 信用状況

中国と聞くと、ロックダウンや経済悪化を懸念する人が多いのでしょうが、アクシージアの信用状況をみると、空売りを呼び込み日証金株不足が発生。 逆日歩がついていることがわかります。


空売りを呼び込みながら、株価が上昇してきていることがわかります。

段卓 社長

axxzia.co.jp

中国悪環境でも最高益更新


社長の段卓氏はエンジニア出身の中国人で、SNS等を巧みに利用した戦略が奏功しているようです。

株主総会でも非常に聡明なイメージを持ちました。)

有名インフルエンサーを起用したライブコマースでは、1回10数分のライブで、3000万人の視聴者を集め、400万元強(約8100万円)の売上をあげるようです。

上海ロックダウンや中国規制強化の中、最高益を更新しています。

日本の化粧品企業の中でのポジショニング

アクシージア 大株主

kabutan.jp


日本の化粧品会社が軒並み苦戦する中、独自のビジネスモデルで高成長を続けているのは目を見張ります。


最近は機関投資家保有も増える傾向にありますので、証券会社のレーティングレポートも出るのも近いのではないでしょうか?

今回の株主総会の決議の中には、資本政策及び配当政策を機動的にできるための定款変更も事案にはいっています。

(私も株主還元について質問したのですが、お答えできないとかわされました。)

キャッシュフロー 状況

現金等残高も63億以上あり、自己資本比率も極めて健全です。


もともと、自社工場を建設する目的もあり上場で資金を集めたところもあるのですが、千趣会からユイットラボラトリーを買収したことから、その分、別に資金をあてるキャッシュフローも生まれたようです。

今回定款を変更していますが、配当自社株買いも期待できると思いますし、M&Aの検討もしているようです。

また、東証プライムへの昇格も目指していて、今の株価であれば課題の流通時価総額もクリアしていると思われます。

プライムに昇格すれば、TOPIXに採用されることになりますので、インデックス運用をしている機関投資家等から一定の買いが入ります。

中国を知り尽くす経営者が、時代の流れを捉えた効率的な販促で中国人の潜在ニーズを喚起するビジネスモデルは、なかなかマネのできるものではないと思います。

中長期で保有すればダブルバガーも夢ではないと思うのですがいかがでしょう?

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