えのキングの投資日記

日本株投資日誌

1/5(木) 「中国リスク」は台風の目に!

1月4日(水) 大発会

【相場概況】

 

日経平均 寄与度ランキング

 

東証プライムの値上がり銘柄213/値下がり銘柄1584
騰落レシオ(25日)75.90%
空売り比率 49.7%
売買代金
東証プライム 2兆7628億円
東証スタンダード 762億円
東証グロース 1572億円

1/3 米国市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN

 


【業種】

 


【個別】

www.nikkei.com

 

日経新聞1/17~18金融政策決定会合後に示す「CPIの上昇率見通しを上方修正する検討に入った」と報じられたことから三菱UFJ(8306)三井住友(8316)みずほ(8411)などメガバンクが買われ、そろって年初来高値を更新しています。

また、地銀株も全面高になり、コンコルディアFG(7186)千葉興業銀行(8337)等が大幅高になっています。

www.nikkei.com



日経新聞に、「政府は小型EVを数分で充電できる高出力充電器の普及に乗り出す」と報じられ、EV充電関連事業を手掛けるモリテックスチール(5986)ストップ高まで買われています。

東光高岳(6617)エネチェンジ(4169)などEV充電関連も大幅高になっていて、明日以降も物色が継続されるか注目です。

kabutan.jp


まんだらけ(2652)が大幅高になり年初来高値を更新しています。


同社は11月月次売上を発表していて、前年同期比26.8%増になり、前月(30.4%増)に続き、高い伸びになったことを発表しています。

顧客増で店頭販売が増えたほか、電脳ショップ「ありある」の通信販売も堅調な伸びを維持したようです。

kabutan.jp


全体相場が軟調な中、シコリの少ない直近上場銘柄に短期資金が入り、デジタル化支援のBTM(5247)やオンライン本人確認サービスのELEMENT(5246)ストップ高まで買われています。

その他、広告業界プラットフォームを手掛けるアイズ(5242)ライブ配信サービスを手掛けるJig.JP(5244)等も大幅高になっています。

www.nikkei.com


反面、SOX指数が1%以上の下落になったことから、半導体関連が全面安になり、東京エレクトロン(8035)レーザーテック(6920)など主力半導体銘柄が軒並み売り込まれています。

kabutan.jp

www.google.com


日本郵船(9101)商船三井(9104)川崎汽船(9107)など海運株が軒並み急落しています。

中国の12月製造業PMI47.0と11月の48.0から低下し、昨日のバルチック海運指数17.5%も下落しています。

世界の景気減速が懸念されていて、海運株に逆風が吹いているとの見方もでています。

また、新年度入りで、ポジション調整で海運株の組み入れを減らしているファンド勢がいる可能性も指摘されています。

 

www.google.com



アップルが、大幅下落しています。


景気悪化懸念とiPhone供給懸念が背景にあり、時価総額2兆ドルを割り込んできています。

アップルは需要鈍化を受けて、複数のサプライヤーに、一部製品の部品生産を減らすよう依頼したと報じられていて、アップルサプライヤーとして知られる村田製作所(6981)アルプスアルパイン(6770)TDK(6762)などが軒並み売り込まれています。



昨日まで強い動きで、連日年初来高値を更新していたINTLOOP(9556)が大幅安になっています。

本日より既存株主への180日ロックアップが解除になっていて、大株主の売却を懸念した売りが出ているようです。

同社の大株主にVCはおらず、主に同社の重役や資産管理会社ですので、売り急ぐことはないと思われますが、利益確定売りのきっかけにされた様子です。

好業績銘柄で強い動きを見せていた銘柄だけに、押し目買いも入りそうなものですが、明日以降の動きが注目されます。

 


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅反落!

大幅ギャップダウンからスタートし、陰線を形成して終わっています。

 

昨年、10/3安値25621.96円、同6/20安値25520.23円水準を割り込むと、トリプルトップが完成してしまい、更なる下落の可能性も出てきます。

空売り比率が49.7%になっていて、騰落レシオも75.90%まで下落していますので、なんらかの反発があってしかるべしと思いますが、まずは、急速に下落する5日線(26138円)を上抜ける動きが見えないと厳しい展開が継続しそうです。

【本日のトピック】

www.bloomberg.co.jp


さて、テスラ株の下落が止まりません。


1/3のマーケットでは、一時14%以上の下落になり、2020年9月以来の大幅安になっています。


テスラは年末に、中国で値下げと減産を発表し、米国では7500㌦(約98万円)の値引きを実施したにもかかわらず、10-12月期の世界納車台数が市場予想に届かなかったことが嫌気されているようです。

特に3四半期連続で目標未達」というようなワードにマーケットは激しく反応します。

未達要因が判明していない、もしくは改善がされていないことをしめすからです。

テスラにとって、最も誤算であったのは中国でしょう。

 

EV推進を国策としていた、稼ぎ頭の中国が急失速していることがうかがえます。

www.google.com


そして、本日のブルームバーグでは、中国がコロナウイルス急拡大の影響で、半導体の巨額投資を休止しつつあると報じています。


1月末からスタートする決算発表は、悪いことは織り込み済みかもしれませんが、中国経済の急速な減速は、新たな火種になるかもしれません。

 

www.google.com



そして、やはり気になるのは、一部で強毒性の新株ではないかと言われる新型コロナウイルスの行方です。

EUはどちらかというと、オミクロンであれば、EUでも流行しているため、水際対策に消極的であったのが、ここにきて中国渡航者の水際対策を強化することを発表しています。


世界景気のバロメーターである原油価格が下落気味なのも気になる兆候です。

www.google.com

昨年は、日米ともに「大化け銘柄」が少ない年でした。

個別銘柄のアルファ(超過リターン)をマクロ情勢が定期的に吹き飛ばす環境であったからです。


今年もマクロ情勢に翻弄される環境が続きそうです。

中国リスクと言うと「台湾有事」をあげる人が多いようですが、「中国パンデミック「台風の目」にもなり得るということも留意しておいたほうがいいと思います。

 

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1/4(水) 大発会 第二のタカトリ?を狙え! ワイエイシイホールディングス(6298)

12/30(金) 大納会

あけましておめでとうございます!

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄895/値下がり銘柄843
騰落レシオ(25日) 78.05%
空売り比率 48.0%
売買代金
東証プライム 2兆1339億円
東証スタンダード 729億円
東証グロース 1788億円

12/30 米株市況

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

www.nikkei.com


前日は利益確定売りが優勢であった三菱UFJ(8306)三井住友(8316)みずほ(8411)メガバンク3行がしっかりの動きです。

住宅ローン固定金利引き上げのニュースが刺激材料になったとの見方も出ています。

www.nikkei.com


カジュアル衣料大手のアダストリア(2685)が急騰し、年初来高値を更新しています。

同社は2023年2月期3Q決算を発表し、大幅増収増益の決算着地となりましたが、通期見通しについても売上2300億円→2400億円営業利益も100億円→125億円の上方修正を発表しています。
年間配当も55円→60円に増配しています。

アダストリア 決算説明資料

興味深いのが、同社が想定する外部環境において、「日本のアパレルは回復途上」「足元の物価上昇の中でも被服費は回復」「必需品の物価上昇の若年層への影響は限定的」としている点です。

「若年層向けアパレル」は、好環境が続く可能性があり、銘柄選定に使えるワードになるかもしれません。

kabutan.jp


フェローテック(6890)が急伸しています。

同社は、中国部品洗浄事業子会社FTSVAの深セン創業板市場への上場日が12/30に決まったことを発表しています。

FTSVAは公募価格8.48CNYに対して15.01CNYで着地し、順調な滑り出しになっています。

フェローテック 日足

信用買い残も整理が進み、目先売り圧力が一巡した感があります。


今後も上場予定を3社抱えていて、決算と子会社上場のたびに物色される可能性もあると思われます。

 

www.nikkei.com


フリー(4478)が続伸しています。

日経新聞では2023年10月に始まるインボイス(適格請求書)制度に向けて、関連サービスの競争が激しいことが報じられています。

記事の中でクラウド会計ソフトのフリーは業務を効率化させるサービスを始める」と紹介されていて、効率化サービスのニーズは高いとの見方から買われているようです。

同社は23年10月からECサイトで購入した際に、簡単にインボイスに対応するサービスをはじめるとしていて、ECサイトやクレジット会社から発行される電子明細書と、別に送られてくるインボイスクラウドで紐づけ、簡単に保管できるようにするとしています。

 

www.nikkei.com


同社は以前、売上高300億円以下の中堅上場企業で、3年間で最も手元資金(ネットキャッシュ)を増やした企業としても紹介されています。

今年は同社の攻めの投資が評価されるかもしれません。


www.yomiuri.co.jp


細谷火工(4274)が大幅高になり年初来高値を更新しています。

読売新聞が30日に「政府は、衰退傾向にある防衛産業を包括的に財政支援し、それでも事業継続が困難な場合は工場等の製造施設を国有化できる仕組みを創設する方針を固めた」と報じています。

防衛関連は年明けも物色されるテーマになるとの見方も多く、同社の他に、石川製作所(6208)豊和工業(6203)理経(8226)日本アビオニクス(6946)など防衛関連の中小型株が物色されています。


kabutan.jp


反面、前日の米SOX指数は3.3%の大幅高になったものの、年末年始休暇の換金売りが優勢で、レーザーテック(6920)東京エレクトロン(8035)ディスコ(6146)など半導体関連が総じて軟調な動きになっています。

www.nikkei.com


車載電池向けの電解銅箔を手掛ける日本電解(5759)が反落しています。


同社は米国子会社の新工場建設計画について着工時期を延期することを発表しています。

建設コストの上昇が影響し、コスト削減策を織り込んだ設備計画の策定に時間を要するとのことです。

同社は電解銅箔専業メーカーと稀有な業態であるものの、コストに対する見積りが甘いのか、前回2Q決算も赤字転落、通期見通しも下方修正しています。

今回も新工場着工時期がいつになるかは未定のようです。

しばらく株価も低迷を余儀なくされる状況になりそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

大納会日経平均は小幅高!

大幅ギャップアップからスタートするも、徐々に値を消し、大陰線で終わっています。

岸田首相が大納会出席で下落に転じたとの笑えない話も・・・

 

結果、下降する5日線(26276円)に頭を押さえられ、25日線(27315円)75日線(27340円)デッドクロスしています。
200日線(27264円)とのデッドクロスも時間の問題です。

日経平均先物

大発会まで、1/3のナイトセッションの取引がありますが、12/30のナイトセッションの日経先物25740円 -250円と大きく下落しています。

20人中11人が、いきなり日経下限予想をはずしそうな・・・

これまでのブログでも、年明けは厳しい展開になる想定を書いてきましたが、残念ながら、その通りになりそうな雰囲気です。

 

ん???

相場は生き物であり、予想は難しいのかもしれません。
しかしながら、半歩先を想定し戦略を考察するのは意味あることと信じます。

今年も、お役に立てるかはわかりませんが、情報発信していくつもりですのでよろしくお願いいたします。

【本日のトピック】

xn--r8jzdvima84a.com

(よろしければ、御覧ください ↑↑)

 

さて、昨年のこのブログで紹介した銘柄の中で、比較的タイムリーに上昇したのはタカトリ(6338)があげられると思います。

本日は、2匹目のドジョウを狙って、第二のタカトリになるかもしれない銘柄を紹介します。

ワイエイシイホールディングス(6298)

ワイエイシイホールディングス(6298)

https://www.yac.co.jp/

 

ワイエイシイ セグメント 売上構成

同社は産業装置のメーカーグループで、もともとは食品やクリーニング業界向けの包装機の開発・販売からスタートした会社です。

現状は、メカトロニクス関連(精密研磨・ハンドリング・切断・精密加工・レーザー装置)ディスプレイ関連(プラズマ・真空・熱処理装置)産業機器、電子機器の製造販売を行っています。

特に、ハードディスクの円盤の表面を磨く研磨装置は、今や、ハードディスクを扱うのが世界でエスタンデジタルシーケット東芝しかありませんので、世界シェア100%を誇ります。

同社は2023年に創立50周年を迎えますが、上記3つのテーマを強力推進していくようです。

(1)のプライム対応は流通時価総額100億円クリアのことのようですが、おおむね1300円あたりが達成ラインのようですので、現状の株価ではクリアしていると思われます。
(逆に言えば、経営陣は1300円水準は死守したい水準か?)

(2)2023年3月期で売上、営業利益の最高値達成の流れをつくることを目標にしています。

 

(3)2030年には1000億円企業の仲間入りすることを目標にしていますが、達成のための戦略として上記項目を掲げています。

1000億円企業の仲間入りを達成する上で重きを置いているのが量産新製品の強力な推進です。

以下は私がIRにヒアリングしたことも含め記載します。

人工透析装置
世界第2位のニプロ(8086)が主要顧客のようですが、人工透析装置のモデルチェンジが計画されているようで、3年前から開発をしていて、ほぼ認証待ちの水準まできているようです。

②毛髪縦断スライス装置
髪の毛を縦に切ることのできる装置で、もともとは麻薬検査で科捜研に売り込もうとしていた装置のようです。

youtu.be


同社は12/15Linus Biotechnology,INC.と業務提携を結んでいますが、血液検査のかわりに髪の毛のドーピングを調べることにより、多方面の病気の検査に応用するとのことです。

髪の毛を1億本とかの数を高速縦断するのに同社の毛髪縦断スライス装置が活用されるようです。

また、化粧品会社の検査などにも応用が可能のようです。

 


アルツハイマー認知症早期発見装置

現状、開発中の装置で、誰でも簡単に操作ができるアルツハイマー早期発見装置を目指しているようです。

ただ、この分野は島津製作所(7701)エーザイ(4523)も名乗りをあげているらしく、膨大な医療データも必要になります。

特許など競合も模索される分野かもしれません。

④紙包装機

 

youtu.be


アマゾンなど過剰包装が問題になっていますが、段ボールやビニールから環境にやさしい紙での包装を可能にする装置です。
アパレル等の包装に応用できそうですが、他社との競争もありそうです。

 


光触媒性能判定装置

 

 

2021年1月に空気清浄機「BLUEEZE(ブリーゼ)」に採用されている光触媒とUV照射」技術による新型コロナウイルスの不活化効果が確認されたとのIRを発表していますが、それ以降は止まっているのが現状のようです。

 


⑥SiC レーザーアニーラ(パワー半導体向け)

SiC レーザーアニーラパワー半導体を創る上で、欠かせない装置のようですが、この装置のトップシェアは住友重工(6302)のようです。

同社は三菱電機(6503)が主要顧客のようですが、最近自動車部品メーカー等のパワー半導体内製化のニーズもあるらしく、販路を拡げるべく営業をかけるようです。

 


マグネシウム電池・アルミニウム電池

 

youtu.be

 

2022年2月に海水から取り出したマグネシウムを活用し、リチウム電池より軽量かつ省エネにつながるマグネシウム電池の量産体制整備のおしらせ」を発表していますが、現状は研究室と現場での同じ効果が確認できないとのことで停滞していて、新方式での再検討をしている段階のようです。

また、アルミニウム電池についても事業化が難航しているようです。


総括すれば、同社は多方面のビジネスにチャレンジする会社ですが、現段階では、上記量産新製品については、まだ売上がたつ状況ではない様子です。

しかしながら、マーケットで話題になりそうな材料は豊富に持つ会社と思われます。


問題は同社の決算です。

同社は11月に発表した中間決算にて、中国ロックダウンの影響による部材供給不足原材料高通期業績予想の下方修正を発表しています。

受注残は豊富にあり、部材不足も解消されてきているとのことですが、中国経済の影響に一抹の不安を覚えます。

2月の3Q決算発表で確認する必要があると思います。

ワイエイシイホールディングス(6298)日足

PERは9.2倍 PBRは0.94倍 配当利回り3.12%です。

タカトリの時もそうでしたが、株価が高騰する前には、大型受注の発表がありました。

3Qの決算が好調で、かつ量産新製品の受注などが確認できれば、バリュエーションも安いだけに相場をつくるかもしれません。

 

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12/30(金) 大納会 来年は中国コロナを織り込んだ時がチャンス?

12月29日(木)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄938/値下がり銘柄822
騰落レシオ(25日) 78.90%
空売り比率 51.4%
売買代金 
東証プライム 2兆3178億円
東証スタンダード 731億円
東証グロース 1470億円

12/28 米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【業種】


【個別】

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kabutan.jp


中国のオンラインゲーム当局が、輸入オンラインゲーム45タイトルの国内提供を認可したと報じられ、認可対象となっていると言われるコーエーテクモ(3635)ネクソン(3659)が大幅高になっています。

また、バンクオブイノベーション(4393)一時ストップ高になるまで買われています。

 

 

同社は新作RPGメメントモリのゲーム内で、ニューイヤーキャンペーンを実施すると発表しています。

26日からTVCMも全国放映されており、年末年始はゲーム課金が増えるのではないかとの期待があるようです。

 


また、信用買い残が減少する中、下落途中で外資系証券会社経由の貸株調達による空売りも高水準であったため、年内最終売買日を目前にショートカバーが入っていると見る向きもあるようです。

kabutan.jp


ゴルフシャフト大手のグラファイトデザイン(7847)ストップ高まで急騰しています。

同社は年間配当金を従来計画の20円から、30円の特別配当を加えた50円に引き上げています。

配当利回りは、本日のストップ高水準でも6.87%になります。

また、25年2月期にかけての方針として、普通配当20円をベースに特別配当を業績に応じて加算することを定め、特別配当の額は3Q決算後に発表するとしています。

本日の株価でPERも8.3倍 PBRも0.97倍とバリュエーションも低いため、今後も高配当株として注目されそうです。

 

kabutan.jp


マルマエ(6264)8%を超える急騰になっています。

同社は2023年8月期1Q決算の発表をしています。

売上高は前年同期比28.3%増24億8700万円最終利益は同10.7%増4億6700万円になっています。

これまでの受注残が奏功し、増益を確保していますが、半導体分野の受注残は13億700万円と30.2%減になっています。

 


同社は8月決算で、半導体関連で一番最初に決算発表を行なうため、今後の半導体事業の将来性をはかるうえでチェックすべき会社です。

同社の決算をふまえた事業環境としては、マイクロンの決算でも想像はできましたが、半導体分野はしばらく減速することを想定しています。

液晶も停滞が続きそうです。

それに対して、太陽電池向け装置は活発であることがわかります。

マルマエ(6264)日足

足元で株価が調整して年初来安値近辺であったため、見直し買いがはいっていますが、今後の特に川下の半導体関連には注意が必要かもしれません。

kabutan.jp


直近上場のELEMENTS(5246)ストップ高まで買われて、連日で上場来高値を更新しています。

生体認証・画像解析・機械学習を活用したオンライン本人確認サービスを展開する会社ですが、事業に対する期待と時価総額の小さな小型IPOで物色されやすいようです。

本日は地方人材を活用するDX支援を手掛けるBTM(5247)ストップ高まで買われ、GENOVA(9341)propetec(5527)Rebase(5138)などにも波及しています。

手垢のついていないIPOは、相場調整時にも物色対象にされることが、ままありますので、上記銘柄あたりはチェックしておいたほうがいいかもしれません。

 

kabutan.jp


反面、米国ではJPモルガンシティバンカメなどは金利上昇を背景にしっかりの動きであったものの、日本では三菱UFJ(8306)三井住友(8316)など銀行株第一生命HD(8750)東京海上(8766)など保険株軟調になっています。

日本の金融株にとっても米金利上昇はプラスに作用しますが、日銀の金融緩和修正以来大きく株価が上昇してきましたので、利益確定の売りが優勢になったようです。

www.nikkei.com


クスリのアオキHD(3549)が急落し、プライム市場で値下がり率トップになっています。

同社は大幅増収増益の2Q決算を発表しましたが、通期業績は据え置かれています。

1Qの決算時から上期の上振れは想定されていましたが、通期の上方修正がでなかったことが失望を呼んでいるようです。

また、9-11月期の営業増益率が1桁になっていて、期待外れの感もあった模様です。

詳細は年明け11日の決算説明会まで非開示になっていますが、本日は同業のスギHD(7649)ウエルシアHD(3141)マツキヨココカラ(3088)あたりも軟調になっています。

ドラッグストアの決算は注意が必要と思われます。

www.nikkei.com


本日は三井不動産(8801)住友不動産(8830)など不動産株に見直し買いが入る中、平和不動産(8803)5%を超える大幅安になっています。


同社は大和証券投資判断「2」(やや強気)→「3」(中立)目標株価4230円→3890円に引き下げています。

kabutan.jp


「同業他社にくらべて割安感が低い」との理由のようですが、「1」(強気)を維持する三井不動産(8801)東急不動産(3289)野村不動産(3231)との明確な違いが、いまひとつピンとこないのが正直なところです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅続落!

一時、心理的な節目26000円を割り込むも大引けでは、なんとか維持しています。

昨日に引き続き下ヒゲの長い「トンボ」の陽線を形成し、空売り比率51.4%になっていますので、明日は多少のショートカバーは入る可能性はあると思いますが、大きな流れを変えるのは難しいと思われます。

残念ながら、年明けは思わぬ下落も覚悟する必要があると思われ、その流れを想定した戦略も必要になると思います。

先物等でヘッジをかけるのも一考ですが、相場の流れをじっくり考察しながらチャンスをうかがうという姿勢も必要かもしれません。

 

【本日のトピック】

 

www.google.com

 

さて、ここもと懸念していた中国リスクが炸裂しそうな状況です。

上記ブルームバーグによると、イタリア・ミラノ保険当局は中国発の航空便2機の乗客のほぼ半数がコロナ検査陽性であったと発表し、イタリア政府は中国から到着する航空便について、全顧客の検査を義務づけると発表したようです。

米国も1/5から中国からの渡航者に陰性証明もしくは回復証明を義務付けるようです。

t.co

中国では12月に入ってから20日までに、2億5000万人がコロナ感染したと言われ、「ゼロコロナ」体制→「フルコロナ」体制に突入しているようです。

ツイッターでは、今回の中国コロナは、弱毒化しているオミクロン変異株ではなく、強毒性の新株であるとの見方も出ており、中国におけるバイオテロであると唱えるジャーナリストもいます。


北朝鮮では射殺命令が出ているという投稿も・・・

www.nikkei.com

日本も30日から、水際対策を強化するようですが、これまで、シノバック製のワクチンの接種証明でも入国を認めていたため、すでに入ってきていると見るべきでしょう。

すでに観光地は中国語が飛び交っています。

t.co

岸田首相も呑気に鐘を鳴らしている場合ではないと思いますが・・・

大納会で岸田ショックがおこるんやないやろな!)

www.google.com

www.google.com

いずれにしても、マーケットは「わからない」という状態を最も嫌います。

仮に強毒性であったとしても、ハッキリすればマーケットは織り込みます。

場合によっては米国金融緩和転換が早くなるかも・・・

昨日のアップルの株価を見ても、米株は、まだ決算悪を織り込めてはいないと思います。

年明けは、中国コロナ米国決算で、相当厳しい動きになるかもしれません。

しかしながら、それは同時にネクストGAFAMを仕込むチャンスにもなると思います

正月の間、バフェットの本でも読んで、じっくり戦略を練るのも一考でしょう!


今年一年大変お疲れ様でした!!
ブログは1/4(水
)から再開します!

 

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12/29(木) 年明けは中国リスクを警戒する必要あり!

12月28日(水)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄826/値下がり銘柄911
騰落レシオ(25日)83.27%
空売り比率 45.7%
売買代金 
東証プライム 2兆3226億円
東証スタンダード 833億円
東証グロース 1609億円

12/27 米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】



【個別】

米国10年国債利回り


長期金利上昇を受けて、第一生命(8750)東京海上(8766)など保険株がしっかりの動きになっています。

www.nikkei.com


OLC(4661)が買われています。


同社は23年3月末を基準とし、1:5の株式分割を発表しています。


株式の流動性向上と投資家層拡大を図ることを目的としています。

 

また、株主優待は、分割に合わせてパスポートの配布を500株以上の株主としていますが、100株の株主でも2023年9月30日以降3年以上保有すれば、パスポートを1枚配布するということになっています。

kabutan.jp


ヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)が高騰し年初来高値を更新しています。

 


同社は、ホタテを中心にサケ、イクラカニなどの製造加工をやっているマルキチの株70%を取得し子会社にすることを発表しています。

マルキチは北海道の漁協5か所に買参権を持ち、大幅増収となっているため、買収によるシナジー効果が期待できるようです。

 

kabutan.jp


資産運用支援サイト「ZUU online」を運営するZUU(4387)一時ストップ高になるまで買われています。

同社は金融商品仲介などを手掛けるAWZ1545億円で取得し、完全子会社化すると発表しています。

AWZをグループに加えることにより、自社の顧客に資産形成という新たな価値を提供できるほか、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)による効率的な顧客獲得と価値創造が実現できるとしています。

kabutan.jp


反面、レーザーテック(6920)ソフトバンクG(9984)など半導体・グロース関連が売られ、中国関連村田製作所(6981)日本電産(6594)年初来安値を更新しています。

 

メルカリ(4385)エムスリー(2413)も売られ、マネーフォワード(3994)チェンジ(3962)など中小型グロース株も売り込まれています。

 

www.nikkei.com

 


三菱UFJなど大手行が住宅ローン金利を引き上げる方針を発表し、三井不動産(8801)住友不動産(8830)など不動産株軟調になっています。

 

 

t.co

統計学上 金利上昇時の買われる業種・売られる業種


ちなみに、統計学上、金利上昇時に強い業種は ①空運

②鉄鋼 ③輸送用機器になっていて、弱い業種は ①不動産 ②医薬品 ③海運業となっているようで、覚えておいたほうがいいかもしれません。

kabutan.jp

 

スギHD(7649)が大幅反落になっています。

同社は23年2月期3Q(9~11月)決算を発表していますが、抗原検査キットの反動減や販管費の増加で同営業利益が64億とコンセンサスの67億程度を下回ったのが嫌気されたようです。

前日までドラッグストア株インバウンド関連として買われていたこともあり、同業のウエルシアHD(3141)クスリのアオキ(3549)ツルハHD(3391)なども売り込まれています。

テクニカル分析

 

日経平均 日足 MACD


日経平均は反落!

 


ギャップダウンからスタートし、5日線(26387円)を下回るも、下ヒゲの長いトンボの陽線を形成し、わずかに「掉尾の一振」への希望をつないでいるという状況です。

ただ、ローソク足の長さが短く、大底を打ったという状況ではないため、仮に反発しても上値は重く、5日線を挟んだ調整が続く可能性が高いと思います。


【本日のトピック】

 

www.google.com

さて、米テスラ株が急落しています。

2018年以来最長の7営業日下落となり、S&P500時価総額上位10傑からはずれるまで下落しています。

月初からトヨタ1社分の時価総額(約29兆円)が吹き飛んだというのですから、かなりの急落になっています。

 

下落の要因としては、米国での大幅値引きや、イーロンマスクがテスラよりツイッターの経営立て直しに注力している懸念などが伝えられていますが、ここにきて気になるのが中国における値下げや減産です。

 


ご存じの通り、中国はEVを国の政策として推進していますので、前回の中国関連の日本企業の決算をみても、ロックダウン等で軒並み苦戦する中、EV関連は好調を保っているという状況でした。

今回のテスラの中国での苦戦が、テスラのEV車が中国車の突き上げを食らって人気がなくなっているということならば、テスラの問題ということになりますが、中国が国の政策部門ですら縮小するほど景気が悪化しているということならば、日本もただでは済まないでしょう。

中国のニオも下落基調なのが気になりますが・・・

 

www.nikkei.com


昨日1日だけの動きかもしれませんが、ロシアが価格上限制裁国に対し、原油輸出を禁止し、中国がロックダウン解除に向かう中、原油価格が下落しているのも気になります。


原油価格は景気のバロメーターと言われますので、70㌦を切るような動きがでるようなら注意が必要と思います。

mainichi.jp

上記、毎日新聞の記事では、中国が情報統制のため、当分の間、新型コロナウイルスゲノム解析を禁止しているという内容が報じられています。

昨日のブログでも書きましたが、中国の「変異株大流行」は織り込まなくてはならない事項なのかもしれません。

www.nikkei.com

 

中国からミサイルを撃ち込まれたときですら、NSC国家安全保障会議すら開催しなかった、中国大好き岸田内閣が、中国からの渡航者について水際対策を強化すると発表しているくらいですから、変異株懸念は覚悟するべき事項と思います。

ツイッターでは、中国のコロナは強毒性の新株の可能性があり、即時入国制限を求める向きもあるようですが・・・

(変異株ではなく、強毒性の新株なら、とんでもないことになりそう。)

川本産業(3604) 日足

本日の動きを見ていると、昨日盛り上がったインバウンド関連は失速するものが多く、コロナを材料に乱高下する川本産業(3604)が買われたりしています。

年明け相場は中国リスクを覚悟すべきかもしれません。

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12/28(水) 来年想定される中国規制撤廃の功罪

12月27日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1293/値下がり銘柄471
騰落レシオ(25日) 88.08%
空売り比率 42.7%
売買代金
東証プライム 1兆9955億円
東証スタンダード 699億円
東証グロース 1628億円

12/23 米国市況 12/26は休場



恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数:投資家心理 |ティッカー (cnn.com)

 


【業種】

 



【個別】

 

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百貨店株

3Qの決算発表で、通期決算の上方修正を発表した高島屋(8233)7%を超える上昇になり、三越伊勢丹(3099)年初来高値を更新しています。

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インバウンド関連

中国が来年1/8から入国時隔離を撤廃し、出国も正常化を目指す方針と報じられ、HANATOUR JAPAN(6561)旅工房(6548)など旅行関連が急騰し、資生堂(4911)コーセー(4922)パンパシフィックHD(7532)などインバウンド関連が軒並み高騰しています。

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インバウンド関連の物色と共に、国交省日本上空を飛行できる航空機を2025年春までに1割増やす方針を発表したことから、JAL(9201)ANA(9202)がしっかりの動きになり、羽田空港ビルを管理する日本空港ビルディング(9706)年初来高値を更新、空港でWi-Fiルーターレンタルサービスを手掛けるビジョン(9416)も急騰しています。

kabutan.jp


ペプチドリーム(4587)が急騰しています。

同社は米イーライリリーとの間で新規のペプチド-薬物複合体(PDC)の創製・開発に関する共同研究およびライセンス契約を締結したと発表しています。

本契約の契約一時金は、2022年12月期売上の約2割を占めるものと見込んでいて、開発、承認、販売マイルストーンフィーとして、今後、最大12.35億㌦を受け取る可能性もある模様です。


株価は11月高値水準を突破できるかが注目されます。

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自動車株

半導体・ハイテク関連

反面、薄商いの中、トヨタ(7203)日産(7201)など自動車株が総じて弱く、東京エレクトロン(8035)信越化学(4063)など半導体関連ソニーG(6758)など主力ハイテク関連軟調な動きになっています。

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シルバーライフ(9262)が急落しています。

同社は1Qの棚卸集計において、新商品の集計単位を誤認識し、本来の在庫金額より過大に集計してしまったと発表しています。

その結果1Qの営業利益3.12億円→2.45億円経常利益3.57億円→2.89億円純利益2.25億円→1.83億円に訂正しています。

 

同社は12/9に発表した1Q決算が好感されて大きく上昇していたため、本日は大きな失望になっています。

1Qの利益は下方に訂正されても、大幅増額には変わりありませんが、集計単位のミスという上場会社としてあり得ないミスが発覚していますので、投資家から信頼を失っているようです。

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象印マホービン(7965)が反落しています。

同社は原材料の高騰などが響き、23年11月期営業利益39億円(前期比16.4%減)と2ケタ減になることを発表しています。

同社株は一時7%近い下落になりましたが、前日に株主から買収防衛策を廃止する提案を受領していると公表していて、このことを材料に下値には買いが入った模様です。

 


テクニカル分析

 

日経平均 日足 MACD

日経平均は小幅続伸!

出会い線

ギャップアップからスタートし、5日線(26396円)を上回るも、次第に売り込まれ、安値引けの陰線で終わっています。

前日の終値に近い水準まで押し戻される「出会い線」に近い形になっています。

明日の動き次第ですが、上値の重さを感じさせる値動きになっていて、「掉尾の一振」を演じることができるかは微妙な状態です。



【本日のトピック】

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さて、中国は来年1/8から新型コロナ対策として義務づけていた隔離措置を撤廃すると発表しています。

それにしても、あれだけ、がんじがらめのロックダウン体制から一転して、「ただの風邪」と言い換えて、どれだけ感染者が増えようと規制解除に踏み切るというのですから、つくづくスゴイ国だと思います。


本日のマーケットでも、三越伊勢丹(3099)年初来高値を更新したり、インバウンド関連がおおいに盛り上がっています。

実際、私も先週、北海道に旅行にいってきましたが、すでに観光地は中国人だらけで、街中は中国語が飛び交っていました。


恐らく、先週は一部の華僑などの富裕層と思われますが、これが、規制撤廃で一般の旅行者が来日するようになれば、観光地は、日本人旅行者は肩身の狭い思いをするくらい、中国人旅行者でごった返すのでしょう。

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t.co


一方で、中国は発表していないものの、一部報道では、死亡者が100万人を超えているというようなことも漏れ伝わってきています。

大量の中国人が来日すれば、日本でも、またもや「変異株大流行」となり、マーケットを冷やすことになるかもしれません。

ただ、日本では、すでにワクチンも普及していますし、3年前のコロナ流行時と違って耐性もついてきていますので、「変異株大流行」でマーケットが下押しするようなことがあれば、そこは「買い」になると思います。

パンデミック関連


場合によっては、上記の川本産業(3604)のようなパンデミック関連株に短期資金が流入するなんてこともあるかもしれません。

しかしながら、これまでも述べてきたように、来年相場の最初の大きな関門は、1月下旬からの「米株決算」です。

それまでの基本姿勢は、「戻り売り」であり、「買いは短期姿勢」に徹するのが望ましいと思います。

 

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12/26(月) 来年相場の重要チェックポイント

12月23日(金)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄575/値下がり銘柄1192
騰落レシオ(25日)87.04%
空売り比率 46.5%
売買代金
東証プライム 2兆4922億円
東証スタンダード 843億円
東証グロース 1717億円

12/22(木) 米株市況

12/23(金) 米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数:投資家心理 |ティッカー (cnn.com)


【業種】


【個別】

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政府はGX(グリーントランスフォーメーション)実行会議を開き、廃止が決まった原子力発電所を建替え、運転期間も現在の最長60年から延長する方針を示しています。

既に事前に報じられていたことですが、正式にGX基本方針に明記されたことで、東京電力HD(9501)関西電力(9503)などの電力株助川電気工業(7711)木村化工機(6378)東京エネシス(1945)など原発関連が物色されています。

原発関連を物色しているのは、基本的に短期資金がほとんどと見られますが、来週以降も物色が続くのか注目されます。

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日銀の金融緩和修正を受けて、長期金利が3.6%台まで上昇し、三菱UFJ(8306)全市場売買代金2位の大商い年初来高値を更新しています。

三井住友(8316)ふくおかFG(8354)佐賀銀行(8395)等も年初来高値を更新しています。

保険株も同様に物色され、MS&AD(8725)が大幅高になり、第一生命HD(8750)T&D HD(8795)年初来高値を更新しています。

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サイフューズ(4892)ストップ高まで買われています。

日刊工業新聞が、日本精工(6471)が医療ベンチャーの同社と連携し、再生医療分野に参入すると報じています。

同社は先月下旬に上場した直近IPOで、上場後は公募価格の1620円も割り込み上場来安値を更新していました。

それだけに、大手企業の日本精工との連携は見直すキッカケになった様子で、来週1620円を超えていけるか注目です。

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コネクシオ(9422)が場中値つかずのストップ高比例配分まで上昇しています。

ノジマ(7419)伊藤忠商事(8001)の子会社で携帯電話販売業界3位の同社株を854億円TOBを実施することを発表しています。

TOB価格は1株1911円で、来週もTOB価格にサヤ寄せしていくことが想定されます。

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抗がん剤開発に特化する創薬ベンチャーキャンバス(4575)が大幅反発になっています。

同社は従業員に対するストックオプションとして新株予約権を295個発行すると発表していますが、公式SNSストックオプションの説明の中で、膵臓がん3次治療を対象とする「CBP501」の臨床第2相試験の結果について「今後進める第3相試験に向けて私たちは自信を深めている」と発言しています。

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「CBP501」はがん細胞に直接作用するだけではなく、免疫細胞が少なく、がんを攻撃できない免疫コールドながんを免疫ホットにする「免疫着火剤」の効能もあるとされていて膵臓がん治療に光明を差す薬になる可能性があるとのことです。

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反面、マイクロンテクノロジーが12-2月期(第2四半期)決算において市場予想を下回る決算を発表し、2023年に約10%の人員削減を実施することを公表したため、東京エレクトロン(8035)レーザーテック(6920)アドバンテスト(6857)など主力半導体関連が総崩れになり、マルマエ(6264)アドテック・プラズマ・テクノロジー(6668)など中小型半導体関連も総じて全面安になっています。

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エーザイ(4523)が一時7%安になる8411円まで下落し、約1か月ぶりの安値をつけています。

米化学誌サイエンスが、同社がバイオジェンと共同開発するアルツハイマー治療薬「レカネマブ」の治験で3例目となる死亡が報告されたと報じています。

しかしながら、「レカネマブ」との因果関係がはっきりしないことや、2例目の死亡が発表された11/29の翌日は大きく戻したことから、今回も下落幅は次第に縮小していってます。

また、同社は「レカネマブ」中国でも承認申請を提出すると発表していて、それを好感して下値に買いを入れた投資家もいるようです。

来週の動きが注目されます。

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マイクロ波化学(9227)ストップ安まで売り込まれています。

マイクロ波化学(9227) 日足

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同社は、このブログでも899円の時に紹介し、その後3105円まで駆け上がった銘柄ですが、ここにきて下落基調になっています。

特段、悪材料は見当たりませんが、同社の上場前からの株主に対する180日間のロックアップが12/20までとなっていて21日から売却可能になっています。

このことが悪材料視されたという見方もありますが、同社の大株主であったVCに対しては、ロックアップ期間が90日であり、公開価格の1.5倍以上で解除されています。

大量保有報告書からもVCはほとんど売却済みになっていて、20日まで売れなかったのは同社役員や従業員、業務提携先などであり、それらが売り急いでいるとは考えにくいため、個人投資家がロックアップ解除を材料に売りをだしたと見るべきでしょう。

 

マイクロ波化学(9227) 信用残

ともあれ、1990円PER672倍PBR20.31倍 信用倍率29.37倍です。

しばらくは静観したほうがよさそうです。

 


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅反落!

大幅ギャップダウンからスタートし、直近安値26269円を割り込んできています。

明けの明星?

日経平均先物

しかしながら、コマ線に近い陽線を形成し、ナイトセッションの日経平均先物も反発して戻ってきています。


日経平均先物は、約70円の配当落ちが加味されていますので、現物に直せば26290円換算になります。)

週明けギャップアップからスタートし、陽線を形成するようなら、酒田五法の「明けの明星」を形成し、反発のきっかけになるかもしれません。

反発に入った場合は、まず下降する5日線(26587円)を突破できるかがポイントになりますし、そもそも、週明けが陰線になるようなら、一段の下落もありえます。

基本は様子見で年初に備えるほうがいいと思います。


【本日のトピック】

さて、本日は、私が感じる来年の相場の重要チェックポイントを書いてみたいと思います。

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①リセッション


まずは、当然ですが、リセッション入りがあるのか、もしくは、あっても、どの程度なのかを慎重に見極める必要があると思います。

それには、まず来年1月下旬あたりからスタートする米決算と株価の反応です。

恐らく、決算については、前回の決算から金利が上昇していますので、数字的には悪いものが出てくるでしょう。

問題は、仮に悪い決算が出そろったとして、株価がどのような反応をするかだと思います。

織り込み済みとして反発に入るのか、それとも失望して下落するのか・・・

先日のマイクロンの決算での半導体関連株の下落を見ると、マーケットは決算悪を折り込みきれていないと思いますが・・・


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FRBの政策

ここもと発表になっている経済指標をみると、FRBが重視する個人消費支出価格指数(PCE)が、11月は1年強ぶりの低い伸びになったことや、米家賃上昇が急減速するなどインフレが鈍化してきていることを印象づけるものが出てきています。

 

ところが、FRBの基本姿勢は、最終的にインフレを2%の目標に低下させることです。

しかしながら、実際に2%を確認してから金融緩和政策に移るのであれば、インフレ率は2%に留まることはなく、さらに下落しデフレに陥ることが想定されます。

マーケットが期待しているように、インフレ率が4%程度になったあたりから、FRBが柔軟な政策に転換するのか、それとも、あくまでも2%が達成するまで政策転換することがないのかFRBの政策によって大きくマーケットの動きは変わってくるでしょう。


私は相場を予測することは不可能と思っています。


相場は生き物であり、めぐるましく変わっていくものだからです。


しかしながら、自分なりに想定して、こうなればこういう銘柄を買うとか戦略を事前に建てておくことは重要と思っています。

そして、想定外のことがおこった時に「いかに生き残るか」を考えておくことは、最も重要なことだと思います。

正月の新聞に出る大手証券社長の日経平均予測ほど、あてにならないものはありません。


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