2/17の日経平均は30292.19円
-175.56(-0.58%)でした。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1145/値下がり965。
本日は日経平均は安くても値上がり銘柄のほうが多い展開です。
売買代金は2兆7670億円です。
本日はグロースが売られバリューが買われる動きになりました。
空運の上昇がトップで、原油高を受けた鉱業、石油・石炭が続く動きです。個別ではビットコイン50000ドル乗せを受けて マネックスG(8698)が10%を超える上昇 13日連続高を記録しています。 また、好業績が好感されたダイヤモンドエレクHD(6699)が2日連続ストップ高でした。
反面 東京エレク(8035)やエムスリー(2413)等、値がさ株が下落。ワクチン接種報道をうけてメドピア(6095)やメディカルデータビジョン(3902)等オンライン医療関連も下落しました。
日経平均は+2σ(30232.00円)上をキープしています。
+2σと+3σの間を推移するバンドウオークは継続しており上昇トレンド継続中です。
本日はザラ場でTOPIXがプラス転換する場面もあり、日経も急速に下げ渋る動きになりました。
グロースが売られればバリューに資金が流れるという動きで資金循環が、うまく機能していると思います。
上記はここもとの騰落レシオですが、今週日経平均が急騰し30000円乗せをしているのですが、先週より下落していることがわかります。本日は110.58で、過熱の目安となる120を割っています。
上記は日経平均のPERとEPSの推移です。好決算が相次いだためEPSが1311.00まで上昇しています。
結果、PERも26倍を超える水準から23.24倍まで下落しています。
企業業績が向上しているため、株価の割高感が解消されてきています。
日経平均30000円乗せが正当化され、証券系のアナリストが、早くも年内32000円~35000円がありうるとぶち上げるのは、このあたりにありそうです。
ただ、気になるのは1.3%まで上昇してきた米国長期金利の動きです。
10年~30年 いずれも大きく上昇していますが、特に10年が大きく上昇しています。
リフレトレード(物価上昇を前提とした金融取引)が意識されているのでしょうが、少しペースが速いように感じます。
おそらく1.5%までは許容範囲と思いますが、1.5%を超えたときはVIXが急上昇して、いわゆるVIXショックによる株安の可能性が高まると思います。
いわば、今の米株は、いったんアクセルから足が離れた状態と思います。
以前のブログで日経平均とラッセル2000の連動性が高く、同じ性格の資金がながれている可能性が高いことを申し上げましたが、炭鉱のカナリアとして長期金利とラッセル2000はチェックしておいたほうがいいと思います。