えのキングの投資日記

日本株投資日誌

10/19(火)

10月18日(月) 相場概況

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日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり1124/値下がり985
騰落レシオ(25日) 91.97
空売り比率 41.7
売買代金 東証一部 2兆5295億円
     マザーズ 1170億円

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日経平均 S&P500 日経VI VIX

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業種 鉱業
石油・石炭非鉄金属など上昇。
   医薬品水産・農林食料品など下落。

個別 円安を材料にトヨタ(7203)スズキ(7269)など自動車株が物色され、原油を追い風にINPEX(1605)5%近い上昇になっています。

原料高を受けて、非鉄株がにぎわい、東邦亜鉛(5707)大紀アルミニウム(5702)大阪チタニウム(5726)などが急伸しています。

暗号資産上昇を受けてマネックスG(8698)セレス(3696)が大幅高になりました。

中間増配を発表したマネーパートナーズグループ(8732)が大幅高になり、決算が好感された鉄人化計画(2404)市進HD(4645)ストップ高まで買われています。

反面、長期金利上昇を警戒して、レーザーテック(6920)が大幅安になり、エムスリー(2413)メドピア(6095メドレー(4480)など医療系グロース株が売られています。

イカレント(6532)は売買代金7位に入る大商いをやりながら、14%を超える下落になりました。

パソナG(2168)日置電機(6866)が決算を材料に大幅安になり、3Q累計赤字となったマネーフォワード(3994)12%を超える下落に沈んでいます。

1Qの大幅減益が嫌気されたパシフィックネット(3021)ストップ安まで売り込まれ、過年度の財務諸表についてあずさ監査法人が意見不表明(粉飾決算の疑い)としたEduLab(4427)も値つかずのストップ安比例配分まで売り込まれています。

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日経平均 日足 MACD

日経平均は反落!
4日ぶりの陰線になりましたが、9月高値から10月安値までの下げ幅のほぼ半値戻しを達成しているところや、下向きの25日線(29271円)が頭を押さえる可能性があることなどから、戻り一服という展開です。

今後、下落したとしても、上昇する200日線(28757円)を下値サポートにして日柄調整を進めることが出来れば、再度上値追いになる可能性もあり、期待したいところです。

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日経平均のトレンドは崩れていないと思いますが、やはり、米株の行方が気になります。
2日前のブログにも書きましたが、これまでS&P500はコールオプションが主体であったため、SQ前後にはいったん下落し、高値を取り直すというサイクルでした。
ところが、先週のSQは上昇しています。
もし、今日以降下落していき安値をとるということになれば、プットオプション主体の相場が始まっていることになり注意が必要です。

日本株も本日のように、INPEX非鉄金属などインフレ関連が買われると、グロース株は売られがちになります。
これから、本格化する決算でグロース株の決算に対する株価の反応が案外であった場合、全体の先高期待も後退しやすくなります。

S&P500も50日線を超えてきたため買いという人もいますが、米株調整局面も想定に入れておいたほうがいいと思います。

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井関農機(6310)

さて、本日は、少し前にも紹介した井関農機(6310)を再度掲載します。

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井関農機3Qの決算は11/12ですが、2Qの決算の段階で通期の目標をオーバーしていますので、設備投資や開発投資を大きく行うなど、よほどの事情がないかぎり、通期見通しを引き上げる公算が高いと思われます。
恐らく、株価も高値水準ではないため、決算までの間、業績の上振れ期待で買いがはいる局面もあると思います。

ただ、今回の決算では、サプライチェーンの混乱と原材料の高騰を理由に、会社も消極的な姿勢を崩さない可能性もないとは言えません。小幅な修正にとどまった場合は、いったん売られることもあるかもしれません。

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ただ、注目されるのは、井関農機が推進するスマート農機です。
アフターコロナの大きな問題点として深刻な人手不足があげられます。
全国の飲食店や旅館が一斉に通常営業に戻った際には、仕入れを今まで以上に増やすことが想定されます。
そうなると、需要増加に対応するため農家も人手が必要になります。
ところが、日本の農家は高齢化も進んでいて、なかなか人材が集まりません。
したがって、省力化を進めるスマート農機の需要は高まることが予想されます。

農機関連で比較すると、クボタ(6326)丸山製作所(6316)と比べて、PERやPBRのバリュエーション面では、特に割安感はありませんが、同社の21.12期上期時点の182.56円と過去数年と比べても高く、その割には株価が戻り切っていません。

為替の円安による業績押し上げも期待できます。(井関は105円想定)

上方修正がいつ出るかわかりませんが、市場期待にそえるものであれば、株価は2500円~3000円に評価されてもおかしくありません。

押し目買いに徹して、ため込みするにはいいのではないでしょうか?